【都道府県】 福島県
【市町村】 会津若松市
【面積】 382.97km2
【人口】 119,820人(2019年10月1日)
【人口密度】 313人/km2
【市役所】 福島県会津若松市東栄町3番46号
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概要
日本の福島県会津地方に位置する都市で、会津地方の中心都市である。
江戸時代には会津藩の城下町として盛え、現在でも鶴ヶ城や白虎隊など、歴史上の事物が観光資源として有名である。
その他にもこづゆなどの文化的な特色、赤べこなどに代表される伝統工芸などにより、数多くの観光客を集める。
近年では、平成30年情報通信月間総務大臣表彰を受けるなど、情報通信技術(ICT)を利用した取組の先進地域としても知られる。
1899年、当時の若松町が福島県で初の市制を施行して若松市となり、その後も周辺町村の編入などを繰り返し、1955年の7村編入時に会津若松市に市名を変更し現在に至っている。
会津若松市を中心とする会津若松都市圏の人口は約23万人(2010年都市雇用圏)。
会津若松市の在る会津盆地は、盆地床が「あいづだいら (会津平)」とも呼ばれ、他に喜多方や坂下などがある。
また、会津盆地から北の飯豊山地を越えると山形県の米沢(米沢盆地)、東は猪苗代を経て奥羽山脈を越えると中通り地方の郡山 (郡山盆地)、西には野沢などを経て越後山脈を越えると新潟県下越地方の新潟市(越後平野)が位置しており、各地とは磐越自動車道や国道、JR磐越西線などによって結ばれ、観光を通じてそれぞれの都市との交流も活発である。
会津盆地の南には会津高原と呼ばれる山間地が広がっており、尾瀬などの観光地が点在している。
市域の西側を阿賀川が流れているほか、市の東側は猪苗代湖に面している。
内陸であるが奥羽山脈以西に位置しているため、水系も日本海側であり、冬には豪雪地となる。
会津や若松と省略して呼ばれることもある。
会津若松市は、福島県西部一帯を占める会津地方の中心都市で、市街地は会津盆地の南東部に位置する。
市域全体では、市街地の南に広がる広大な山地も市域に含まれ、最南端は芦ノ牧温泉などのある大戸岳周辺まで市域に収める。
東側は猪苗代湖の約3割が市域に含まれ、猪苗代町や郡山市と接する。
北、西は喜多方市など、会津盆地内の市町村と隣接する。
東西に国道49号、磐越自動車道、JR磐越西線が通っており、南北も国道121号などの道路、会津鉄道会津線などによって周辺地域と結ばれている。
これらの会津地方の東西を結ぶ道路と南北を結ぶ道路は会津若松市で交差しており、鉄道でもJR磐越西線、只見線、会津鉄道会津線が集まる会津地方の交通の要衝になっている。
双方の対岸は、真西の日本海沿岸が新潟に、真東の太平洋沿岸は大熊に相当する。
市域の北部、西部、中心部周辺は会津盆地の南東部にあたり、市街地、商業地、住宅地などのほか、水田が広がる。
また、市の南部から北部に阿賀川が流れており、市域東部、南部からは湯川、溷川(不動川)、古川などが流れる。
市の東部は猪苗代湖に面しているほか、市の南部には山地が広がる。
盆地特有の気候であるため、一年の気温差が大きく、夏は暑く冬は寒い気候である。
また、一日の温度差も激しい。(1月の平均気温 -1℃、8月の平均気温 25℃)。
豪雪地帯に指定されているが、冬期の積雪は会津地方の中では少ないほうである。
中心市街地のメインストリートは中央通りや神明通りなどがある。
神明通りは商店街であり、このメインストリートを軸に中小の商店が列んでいる。
しかし、全国規模の郊外型大型店の相次ぐ進出により、市街地中心部では空き店舗が目立つようになった。
そのような中で、中心市街地のひとつである七日町通りでは、市からの補助金制度を作り古い街並みの保存や復旧に取り組むことで、新たな観光資源としての町づくりを行なっている。
路線バスは、市内では会津レクリエーション公園付近のみを走行する磐梯東都バスの路線を除き、会津乗合自動車(会津バス)グループ1社のみにより運行されており、会津若松駅前には路線バスのバスターミナルがある。
そのほか観光客などに向けたバスとして、会津若松駅、七日町、鶴ヶ城、御薬園、東山温泉、飯盛山などを結ぶまちなか周遊バス(ハイカラさん・あかべぇ)が運行されている。
会津若松は長い歴史と風土から伝統ある文化を持ち、現在では会津若松の観光産業をも担っている。
会津若松は、その歴史的経緯、文化的特色から観光業が盛んで、多くの観光客が訪れる。
2005年以降、会津ディスティネーションキャンペーンなどの観光キャンペーンが行われており、新宿駅や上野駅からJR東北本線、磐越西線などを経由する直通の特急列車”あいづ”号を運行するなどしている。
動画投稿サイト「YouTube」を通じて、市長記者会見などの広報映像や、昭和40年代(1965年 – 1974年)を中心とした記録映像を全世界に配信している。
●【山】
大戸岳 (1416 m)、大戸山、飯盛山、小田山、背炙山、七曲山
【河川】
阿賀川(大川)、日橋川(堂島川)、湯川、溷川(不動川)、古川
【湖沼】
猪苗代湖、鍋沼、若郷湖、東山ダム湖
【大学・短期大学】
会津大学、会津大学短期大学部
【高等学校】
会津高等学校、葵高等学校、会津学鳳高等学校、若松商業高等学校、会津工業高等学校、会津第二高等学校、会津若松ザベリオ学園高等学校、会津北嶺高等学校、仁愛高等学校
【中学校】
第一中学校、第二中学校、第三中学校、第四中学校、第五中学校、第六中学校、一箕中学校、大戸中学校、湊中学校、北会津中学校、河東中学校、会津学鳳中学校、会津若松ザベリオ学園中学校、大熊中学校
【小学校】
一箕小学校、永和小学校、大戸小学校、鶴城小学校、謹教小学校、行仁小学校、神指小学校、小金井小学校、城西小学校、城南小学校、城北小学校、日新小学校、東山小学校、松長小学校、湊小学校、門田小学校、荒舘小学校、川南小学校、河東学園小学校、会津若松ザベリオ学園小学校
【JR東日本 磐越西線】
東長原駅 – 広田駅 – 会津若松駅 – 堂島駅
【JR東日本 只見線】
会津若松駅 – 七日町駅 – 西若松駅 – 会津本郷駅
【会津鉄道 会津線】
西若松駅 – 南若松駅 – 一ノ堰六地蔵尊駅 – 門田駅 – あまや駅 – 芦ノ牧温泉駅 – 大川ダム公園駅 – 芦ノ牧温泉南駅
【道路】
国道49号、滝沢バイパス、国道118号、若松西バイパス、国道121号、国道252号、国道294号、国道401号、福島県道23号会津高田上三寄線、福島県道33号会津坂下河東線、福島県道59号会津若松三島線、福島県道64号会津若松裏磐梯線、福島県道69号北山会津若松線、福島県道72号会津坂下会津本郷線、福島県道128号会津若松会津高田線、福島県道131号下郷会津本郷線、福島県道211号西若松停車場南町線、福島県道212号門田停車場線、福島県道213号芦ノ牧温泉停車場線、福島県道214号芦ノ牧温泉南停車場線、福島県道325号湯川大町線、福島県道326号浜崎高野会津若松線、福島県道328号中沢西若松停車場線、福島県道337号喜多方河東線、福島県道374号東山温泉線、福島県道392号会津若松熱塩温泉自転車道線
【祭事】
会津まつり、空也念仏踊り、中野竹子女史顕彰祭、十日市、会津彼岸獅子、絵ろうそく祭り
【食文化】
蕎麦、棒鱈、豆麩、こづゆ、まんじゅうの天ぷら、五郎兵衛飴、鰊の山椒漬、ソースカツ丼、会津地鶏、馬刺し、会津ラーメン
【名産品】
漆器(会津塗)、日本酒、赤べこ、絵ろうそく、起き上がり小法師、桐工芸品、会津木綿、会津みしらず柿
【観光地】
若松城(鶴ヶ城)、御薬園、飯盛山、旧滝沢本陣、会津藩主松平家墓所、會津藩校日新館、会津村、会津武家屋敷、強清水、皆鶴姫の碑、レオ氏郷南蛮館、会津大塚山古墳、田村山古墳、新撰組記念館
【温泉】
芦ノ牧温泉、東山温泉、神指温泉
【寺院・神社】
天寧寺、阿弥陀寺、興徳寺、八葉寺、延命寺地蔵堂(藤倉二階堂)、神明神社、蚕養国神社、八角神社
【出身有名人】
佐藤慶 (俳優)、虎牙光揮 (俳優)、保志総一朗 (声優)、永峯良 (タレント・レポーター)、山口隆 (歌手:サンボマスター)、泉田吉伊 (ギタリスト)、長嶺ヤス子 (舞踏家)、三遊亭兼好 (落語家)、山猿 (歌手アーティス)