【都道府県】 沖縄県
【市町村】 糸満市
【面積】 46.63km2
【人口】 60,485人(2020年4月1日)
【人口密度】 1,297人/km2
【市役所】 沖縄県糸満市潮崎町一丁目1番地
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概要
沖縄本島の最南端に位置する市である。
また、沖縄戦の終戦地であり、本島最南端には平和記念資料館が設置されている。
沿岸部の糸満地区の住民は、「サバニ」と呼ばれるくり舟に乗り南洋各地へ出漁した糸満漁民で知られ、男は追込漁、女は漁行商に従事していた。
漁業以外にも、内陸部では畑作を中心とした農業、畜産も盛んである。
また那覇市に近く、近年は人口が増加し、都市化が著しい。
戦後出漁海域が沖縄周辺に限られたが、1982年には大型船用の糸満漁港が完成、水産加工工場を立地するなど商工業の一中心として発達している。
伝統工芸に、琉球ガラス村に代表されるガラス工芸(琉球ガラス)や漆器がある。
旧暦5月4日の糸満ハーレー(市内では糸満の他に喜屋武、名城地区でも行われる。他市町村はハーリーという)船競漕の海神祭、旧暦8月15日の大綱引きは五穀豊穣・無病息災を願う行事である。
市の南部の旧三和村一帯は沖縄戦最大の激戦地で、ひめゆりの塔、健児の塔などが建立し、その周辺は沖縄戦跡国定公園に指定されている。
「糸満」の地名の由来について人類学者の金関丈夫はフィリピンからインドネシアにかけて見られる地名の命名規則(接頭語に「イ」「ディ」あるいは「ヅィ」をつけ語尾に「アン」をつける)からオーストロネシア語族の言語に由来するのではないかという説を唱えている。
島尻層群を基盤岩とし、その上を琉球石灰岩が覆うという地形構造になっており、この島尻層群と琉球石灰岩からなる地域には、断層が縦横に走り、地集の境界あるいは急崖を形成する要因となっている。
また、北西部の沿岸域の中心市街地と埋立地一帯は細かい粘土や砂などの沖積層からなっている。
土壌は地質構造の影響を受けており、島尻層群からなる地域には保水性のある肥よくな灰色のジャーガルが分布し、琉球石灰岩からなる地域には保水性に乏しい赤色の島尻マージが分布している。
島尻層群がみられる北部は、緩斜面と急斜面が織り成す比較的変化のある丘陵地形となっており、東部には標高168mの与座岳がある。
それに対し、琉球石灰岩で覆われている中央部から南部は、石灰岩台地の平坦面が断層によって切断された傾動地塊となっており、瓦屋根を重ねたような南に緩やかな斜面、北に断層崖を持つ台地群からなる地形。
そして、摩文仁の丘からは崖下にサンゴ礁が広がり、すばらしい眺めを堪能することができる。
また、北西部の沖積層からなる埋立地と市街地は、平坦な低地を形成している。
東から西へ全長約10キロメートルの報得川が市を横切って流れている。
また、市の東シナ海と面する地域付近には、西崎運動公園がある。
もともと1町3村による合併で現在の市域となったため、4つの地域(糸満・兼城・高嶺・三和)に分かれるが、市制施行後の埋め立てで西崎や潮崎の新たな地域が誕生したため、これら埋立地域を糸満地域に入れる場合もある。
また合併前の旧糸満町(糸満地域)がもともと兼城村から分離したため、地理的に近い西崎も加え兼城と糸満を1つの地域にすることもある。
さらに、三和地域は戦後に真壁・摩文仁・喜屋武の3村の合併にできたため、場合によっては戦前の旧村単位に分けることもある。
住居表示は2000年以前に市制施行した沖縄本島内の市ではうるま市の旧具志川市同様(旧石川市では半分近く実施されている。なお2000年以降に市制施行した豊見城市や南城市ではすべて未実施)あまり行われていない(実施されているのは西崎の一部と西川町のみで1994年の1回のみ)。
特に糸満地域は字糸満の番地が2400番台まであり、市街地であるため番地が1つ違うだけで場所が違うところもあるため、合併前の旧糸満町時代から8つの区(南・前端・新川・新島・新屋敷・上之平・西・町端)に分かれて地域活動しているものの、沖縄本島で同じ市街地形成で実施に積極的だった名護市の字名護・宮里地域とは違い、全く未実施である(土地区画整理が今でも行われているため、実施する状況には至っていない)。
原則的に小・中学校の校区は市街地である糸満・西崎・潮崎地区を除き、旧村単位の地域ごとに分かれているが市街地に近い照屋や真栄里、一部の集落では地理的関係から番地によって近い学校に通学させるところもある。
●【高等学校】
糸満高等学校、沖縄水産高等学校
【中学校】
糸満中学校、兼城中学校、高嶺中学校、西崎中学校、三和中学校、潮平中学校
【小学校】
糸満小学校、糸満南小学校、兼城小学校、喜屋武小学校、光洋小学校、米須小学校、潮平小学校、高嶺小学校、西崎小学校、真壁小学校
【特別支援学校】
西崎特別支援学校
【道路】
国道331号、沖縄西海岸道路、名城バイパス、国道507号、沖縄県道77号糸満与那原線、沖縄県道82号那覇糸満線、沖縄県道7号奥武山米須線、沖縄県道3号線、沖縄県道52号線、沖縄県道54号線、沖縄県道134号線、沖縄県道223号魂魄之塔線、沖縄県道250号糸満具志頭線、沖縄県道256号豊見城糸満線
【名所・旧跡・観光スポット】
沖縄戦跡国定公園、ひめゆりの塔、南北之塔、沖縄陸軍病院之塔、萬華之塔、バックナー中将戦死之跡、喜屋武岬、真栄里アミヤ原の特攻艇掩体壕、クラガー、白梅之塔、轟壕、魂魄の塔、山形の塔、満霊之塔、南山城跡、嘉手志川、真壁公園、山巓毛、具志川城跡、照屋の石獅子、白銀堂、浄土寺、バクダンおにぎり
【著名な出身人物】
石嶺聡子(歌手)、新屋行裕(かりゆし58)、中村洋貴(かりゆし58)、宮平直樹(かりゆし58)、栽弘義(高校野球指導者)、玉城美香(パーソナリティ)、SASSY (HIGH and MIGHTY COLOR)、金城奈々絵(アナウンサー)、川満アンリ(タレント)、黒島結菜(女優)、佐藤さくら(グラビアアイドル)