【都道府県】 岩手県
【市町村】 遠野市
【面積】 825.97km2
【人口】 25,794人（2020年1月1日）
【人口密度】 31.2人/km2
【市役所】 岩手県遠野市中央通り9番1号
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概要
岩手県内陸部にある都市である。
柳田國男の『遠野物語』の舞台となった町であり、河童や座敷童子などが登場する「遠野民話」が伝わる。
岩手県南東部の内陸に位置する。
市のほぼ全域が、北上川の支流である猿ヶ石川の最上流域にあたり、中央部は北上山地最大の盆地である遠野盆地となっている。
また、岩手県で2番目に高い山である早池峰山の一部も市域にある。
1954年（昭和29年）12月1日に青笹村・綾織村・小友村・上郷村・附馬牛村・土淵村・松崎村と合併して遠野市が発足。
基幹産業は農業である。
全就業者の中で農業就業者の占める割合は、1950年時点で73%であったが、1960・1970年代を中心に減少し、2005年には22%まで低下した。
代わって、サービス業・製造業・建設業等の就業者割合が増加している。
遠野市は柳田國男の『遠野物語』の舞台であることから、市は「民話のふるさと」のキャッチフレーズのもと、民話とその背景となる伝統文化を主な資源として観光者誘致を図っている。
市の公式キャラクターは、「カリンちゃん」および「くるりんちゃん」である。
遠野は北海道と並びジンギスカンの消費量が多い。
一般的な焼き肉と違い、遠野ではジンギスカンを食べる際に金属製のバケツ（ジンギスカンバケツ）の中に固形燃料を入れ、ジンギスカン鍋をかぶせ肉を焼いて食べるのが一般的。
ジンギスカン鍋とバケツの貸出を行っている店舗も多数存在する。
また、酒と関わりも深くビールの原料であるホップの生産やどぶろくの生産にも力を入れている。
●【高等学校】
遠野高等学校、遠野緑峰高等学校
【中学校】
遠野中学校、遠野東中学校、遠野西中学校
【小学校】
遠野小学校、遠野北小学校、綾織小学校、小友小学校、附馬牛小学校、土淵小学校、青笹小学校、上郷小学校、宮守小学校、達曽部小学校、鱒沢小学校
【JR東日本 釜石線】
岩根橋駅 – 宮守駅 – 柏木平駅 – 鱒沢駅 – 荒谷前駅 – 岩手二日町駅 – 綾織駅 – 遠野駅 – 青笹駅 – 岩手上郷駅 – 平倉駅 – 足ケ瀬駅
【道路】
国道107号、国道283号、国道340号、国道396号、岩手県道25号紫波江繋線、岩手県道35号釜石遠野線、岩手県道121号遠野停車場線、岩手県道160号土淵達曽部線、岩手県道161号達曽部下宮守線、岩手県道174号小友米里線、岩手県道178号下宮守田瀬線、岩手県道238号遠野住田線
【道の駅】
みやもり、遠野風の丘
【名所・旧跡・観光スポット】
カッパ淵、常堅寺、伝承園、鍋倉公園（鍋倉城址）、南部神社、荒神神社、遠野市立博物館、とおの昔話村、遠野蔵の道ギャラリー、遠野城下町資料館、卯子酉様、五百羅漢、福泉寺、善明寺、千葉家住宅、遠野ふるさと村、金取遺跡、山崎のコンセイサマ、程洞のコンセイサマ、早池峰山、早池峰神社、宮守川橋梁、高清水展望台、続石
【祭事・催事・イベント】
日本のふるさと遠野まつり（9月）、遠野納涼花火まつり（8月）、遠野ホップ収穫祭（8月）
【著名な出身人物】
伊藤博英（アナウンサー）、伊能嘉矩（人類学者）、奥友志津子（漫画家）、六華亭遊花（アナウンサー）、菊池弥生（博物館学者）、菊池幸見（アナウンサー）、岸田袈裟（栄養学者）、佐々木喜善（民俗学者）、船越由佳（シンガーソングライター）、北湯口舞（歌手）、若竹千佐子（作家）
