【都道府県】 山形県
【市町村】 長井市
【面積】 214.67km2
【人口】 26,238人(2020年1月1日)
【人口密度】 122人/km2
【市役所】 山形県長井市ままの上5番1号
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概要
山形県の南部にある人口約2万7千人の市。
春から夏にかけて市の名物であるサクラ、ツツジ、アヤメが見頃となる。
キャッチコピーは「水と緑と花のまち・ながい」。
市の北西端は大朝日岳があり、市域の西半分ほどを朝日山地が占める。
市の東部にある盆地は長井盆地と呼ばれ、長井市の市街地がある。
市の東から流れる最上川に、飯豊山地から北上する白川と、朝日山地から東進する野川が合流し、水量を増して市街地付近を北に流れる。
気候は盆地のため寒暖差が激しく、降雪量が多い。
東西の置賜郡をあわせた置賜地方は、戦国時代には全体が長井荘と呼ばれていた。
この内、米沢市周辺を上長井、現在の長井市周辺を下長井と呼んだ。
米沢市の上長井地区(旧南置賜郡上長井村)はその名残である。
1954年(昭和29年)11月15日に西置賜郡長井町、長井村、西根村、平野村、伊佐沢村、豊田村が合併し、長井市誕生。
長井は、最上川舟運の港町として栄えた商工業都市であり、その点で周辺部とは異なる。
つまり、江戸時代までは日本の基幹交通は日本海経由の舟運であり、日本海に面した一大海運港であった酒田から、最上川を経由して米沢に至る舟運ルートの終着港が長井であった。
すなわち、米沢藩の交易港都市であった。
現在でも続く製造業としては、長井紬が有名である。
その名残は現在の長井の産業にも影響しており、農業や農産物加工などのほかに、商業、工業が発展してきた地域である。
工業に関しては、第二次世界大戦前に当時としては珍しく自治体挙げて、東京芝浦電気(現・東芝)の誘致に成功し、その後、東芝の企業城下町として、電気機器関連産業が発展してきた。
その後、1980年代以降の円高と大企業の海外シフトに伴い、東芝の分社化、関連企業の撤退、倒産など長井市の製造業を取り巻く環境は厳しさを増した。
こうした中で、長井工業高校と長井市商工観光課、地元製造中小企業、長井商工会議所が連携し、人事育成と地元での雇用創出の取り組みが行われ、全国的にも注目された。
現在では、製造中小企業の若手経営者が連携し、従来からの製造品目である工場自動化機器類の今後の方策を調査、研究する試みと、地域経済の活性化を目指して、ロボット産業について取り組んでおり、2006年度ロボワン全国大会の招致に成功した。
長井市は、現在でも置賜地域の商業集積地であり、流入客数が多い。
ただ、近年、郊外型大型店舗の出店が、市内郊外部に進み、中心部の空洞化が懸念されている。
また、道路網の整備、自家用車保有の進展により、近隣の南陽市や山形市、あるいは仙台市への買い物客の流出も指摘されている。
長井市は山形鉄道(第三セクター)の本社所在地で、市内に山形鉄道フラワー長井線の駅が多数ある。
中心となる長井駅までは、山形新幹線赤湯駅から約30分である。
長井市では、長井市観光協会、長井商工会議所などに加え、各種NPOや市民団体、グループなどが催し物や祭りの企画、運営、主催などに参加しており、市民参加型の行事が多い。
市街地には珍しく茅葺屋根の民家および商家が複数残されている。
また、江戸期に建築された蔵も相当数残されており、最上川舟運で栄えた面影が今も残る。
これらが2018年(平成30年)2月12日に文化財保護法に基づく重要文化的景観「最上川上流域における長井の町場景観」として選定された。
長井市では、生ゴミを堆肥化し農地に還元することで、循環形社会の形成を目指すレインボープランを行っている。
また、これに関連して、食品消費者と農業者の距離を縮める「食の安全安心=レインボープラン特区(構造改革特区)」が認定された。
●【山】
朝日山地 (祝瓶山など)
【河川】
最上川、白川、野川
【高等学校】
長井高等学校、長井工業高等学校
【中学校】
長井北中学校、長井南中学校
【小学校】
長井小学校、西根小学校、平野小学校、伊佐沢小学校、豊田小学校、致芳小学校
【山形鉄道 フラワー長井線】
今泉駅、時庭駅、南長井駅、長井駅、あやめ公園駅、羽前成田駅、白兎駅
【JR東日本 米坂線】
今泉駅
【道路】
国道113号、国道287号、山形県道9号長井大江線、山形県道10号長井飯豊線、山形県道11号長井白鷹線
【名所・旧跡・観光スポット】
伊佐沢の久保桜、草岡の大明神桜、白兎のしだれ桜、最上川堤防千本桜、松ヶ池公園(白つつじ公園)、長井あやめ公園、はぎ公園(はぎ苑)、最上川河川緑地公園、長者屋敷遺跡(古代の丘)、丸大扇屋、小桜館、桑島記念館、旧小池医院、山形鉄道長井駅、旧羽前銀行長井支店、長井小学校校舎、グンゼ長井工場、長沼孝三彫塑館、長井ダム、ながい百秋湖、野川まなび館、野川渓谷、最上川フットパス・みずはの小道、やまがたタス物産館、やませ蔵美術館
【祭事・催事・イベント】
あやめまつり、縄文まつり、長井1000人いも煮会、長井大綱引き大会、雪灯り回廊まつり、長井マラソン大会、長井トライアスロン大会
【著名な出身人物】
長沼孝三(彫刻家)、菅原白龍(画家)、宇治紫文(邦楽家)、淀彰(編曲家)、佐藤由美子(女子プロゴルファー)、遠藤彰(男子プロゴルファー)、渡部博文(サッカー選手)、達ノ矢源之助(元大相撲力士)、鈴木沙織(スキーハーフパイプ選手)