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【地方】:北海道地方
【都道府県】:北海道
【市町村】:札幌市北区
【面積】:63.57km2
【総人口】:283,963人(2025年2月28日)

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●概要(掲載時)

■札幌市北区とはどんな場所か?
北海道の政治・経済・文化の中心地である札幌市。その中でも「北区」は、広大な面積を誇りながらも、都市的利便性と自然環境が絶妙なバランスで共存する地域として知られています。北区には道内最大の総合大学・北海道大学のキャンパスが広がり、学術と研究の息吹を肌で感じることができます。また、JR札幌駅に隣接する利便性に加え、住宅街や農地も多く、都市生活と農的暮らしが溶け合うユニークな空間です。
このエリアには、新旧の歴史が積み重ねられ、開拓時代からの物語が今なお息づいています。広範囲にわたる行政区でありながら、住民同士のつながりが強く、温かみのある地域コミュニティが形成されています。

■北区の成り立ちと歴史的背景
札幌市北区が誕生したのは1972年4月1日。当時、札幌市が政令指定都市へと昇格することに伴って設置された行政区の一つです。しかし、そのルーツをたどれば、明治時代の北海道開拓に行き着きます。
開拓使の設置後、現在の北区一帯には屯田兵制度による入植が行われました。特に篠路、茨戸、太平、新琴似といった地域は、屯田兵の集落として栄え、農業を中心に生活基盤が築かれていきました。今もなお、屯田兵屋の史跡や神社、記念碑などが各地に点在しており、地域の人々が誇りを持ってその歴史を語り継いでいます。
戦後、札幌の都市化が進む中で、住宅地の開発が北へと広がり、特に新琴似や麻生といった地域が大規模な宅地化を遂げました。そして21世紀に入ると、北大周辺の文教地域と新川・屯田・篠路などの郊外型住宅街の二極構造がより明確になり、多様な暮らしが共存するエリアとして進化しています。

■地理的特徴:広がる大地と多彩な顔
北区は札幌市の北部に位置し、東西に広く、総面積は約63.57平方キロメートルと、札幌市内の区としても比較的大きな規模を持っています。東は東区、西は西区、南は中央区に接しており、北は石狩市に隣接しています。
地形的には、札幌市の平野部と石狩川流域が主体で、緩やかに広がる田畑と住宅街が並ぶ構造。特に北区北部では農地が多く、キャベツやじゃがいもなどの生産が盛んに行われています。一方で、南部では商業施設やオフィス、マンションが立ち並び、都市型の風景が広がります。
また、石狩川や新川といった大小の川が流れており、水辺の散策路や親水公園なども整備されているため、自然と触れ合える環境も整っています。四季折々の風景が魅力で、春の桜、夏の青々とした田園、秋の紅葉、冬の雪景色と、1年を通して多様な表情を見せてくれます。

■北の学術都市 ― 北海道大学とその文化的影響
北区を語る上で欠かせない存在が、北海道大学です。その敷地は北区と中央区にまたがりますが、特に北13条以北の学術エリアは北区の象徴的な空間となっています。広大なキャンパスには、クラーク像、ポプラ並木、総合博物館などが点在し、一般市民にも開かれた知の拠点となっています。
この大学を中心に、周辺には学生向けのカフェ、古本屋、リーズナブルな飲食店が点在しており、若者の文化が根付いています。また、国内外から留学生が多く集まり、北区の国際色も豊かになっています。学術会議や市民講座も多数開かれ、地域全体が学びと交流の場として機能しています。

■暮らしやすさの理由:住宅街と交通網の充実
北区にはファミリー層に人気の住宅街が多く点在しています。特に「新琴似」「屯田」「篠路」「太平」といったエリアは、閑静な環境と大型スーパー、公園、学校などの生活インフラが整っており、子育て世代にも支持されています。
また、地下鉄南北線の「北24条」「麻生」駅は、中心市街地へのアクセスに優れており、乗り換えなしで大通・すすきの・真駒内方面へ行ける点も魅力です。JR札沼線(学園都市線)も複数駅を抱えており、北部地域からも通勤・通学がしやすい設計となっています。
区内には国道5号や新川通など幹線道路も通っており、石狩・小樽方面への車でのアクセスも良好。バス路線も充実しており、公共交通が生活にしっかり根付いています。

■豊かな自然と憩いの場
自然との共生も北区の魅力の一つです。「百合が原公園」は、道内外から多くの人が訪れるフラワーパークであり、世界各国のユリをはじめとした多種多様な植物が季節ごとに咲き誇ります。園内には温室やボタニカルガーデン、ミニSLなどもあり、家族連れやカップルに人気のスポットです。
また、「屯田西公園」や「新川中央公園」など大型の都市公園も点在しており、休日にはジョギングや散歩を楽しむ人の姿が多く見られます。冬季にはそり遊びやスキーの練習に活用されるなど、北国ならではのライフスタイルが根付いています。

■地域の祭り・文化・人のつながり
北区では地域ごとの町内会活動が活発で、盆踊りや地域夏祭り、神社例祭などが毎年開催されています。特に「新琴似神社例大祭」や「百合が原フェスティバル」などは規模も大きく、地域外からも多くの人が訪れます。
また、地域ボランティアや市民サークルも豊富で、世代間交流が活発な点も特徴的です。高齢者福祉や子育て支援にも力が入れられており、地域包括ケアの取り組みも進んでいます。

■おわりに:北区のこれから
札幌市北区は、単なるベッドタウンでも学術地区でもなく、「都市」「学術」「自然」「農業」が共存する稀有な地域です。多様なバックグラウンドを持つ人々が集まり、交わり、支え合いながら、新しい未来を切り拓いていく場所でもあります。
今後、JR札沼線の活用や北24条・麻生地区の再開発、農地の保全と観光資源化といった動きが予想され、さらに注目度が高まることでしょう。札幌市内でも独自性が際立つ「北の玄関口」として、北区はこれからも進化を続けていきます。

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●地域(掲載時)

■北区の玄関口 ― ★北二十四条・北二十九条エリア
北区の南端に位置し、地下鉄南北線の駅「北24条駅」「北34条駅」があるこのエリアは、中央区に隣接した交通の要衝です。通勤・通学の拠点としても人気が高く、多くのバス路線が集まり、都市的なにぎわいが感じられます。
「北24条商店街」は、昭和レトロな面影と現代的な個人経営のカフェや美容室が融合した、北区カルチャーの発信地。夜になると学生や若者たちが集う飲食店街としても活気づきます。大学キャンパスも近いため、学生が多く住むことから、物価も比較的抑えられている点も暮らしやすさの要因です。

■北大と知の空間 ― ★北大周辺(北13条~北18条)
札幌の頭脳ともいえる北海道大学の広大なキャンパスが広がるこのエリアは、学術と自然の香りに満ちた穏やかな空気が流れています。クラーク像やポプラ並木、総合博物館などが点在し、市民の散策コースとしても人気。
「北大病院」は道内の医療の要であり、地域医療との連携も進んでいます。周辺には学生寮や留学生用のレジデンス、古書店や古民家カフェが点在し、札幌のインテリ文化の匂いが漂います。

■落ち着いた住宅街と自然の融合 ― ★麻生・新琴似
北区北西部の麻生(あさぶ)は、地下鉄南北線の終着駅であり、JR新琴似駅とも接続している交通のハブ。大型ショッピングモール「イオン麻生店」や「麻生商店街」などもあり、買い物や通院など日常生活の利便性は非常に高いエリアです。
一方、新琴似は、元は屯田兵村として拓かれた歴史を持つ地域。戦後、急速な宅地開発が進み、今では一戸建ての住宅街が広がっています。近隣には「新琴似神社」や「新琴似緑地」などがあり、休日の散歩コースとしても親しまれています。

■新興住宅地の代表格 ― ★屯田・太平
屯田(とんでん)は、地名の通り、屯田兵制度によって拓かれたエリア。現在はファミリー層向けの住宅地が広がっており、閑静な街並みに大型スーパーやホームセンターが点在します。「屯田西公園」や「屯田みずほ公園」など、子ども連れにうれしい施設も豊富です。
隣接する太平(たいへい)は、新興住宅地として整備されたエリアでありながら、自然が多く残されており、家庭菜園を楽しむ人も多い地域。JR太平駅があるため、公共交通での移動もスムーズ。四季の彩りが豊かな並木道が各地にあり、日々の暮らしの中に美しさを感じられる地域です。

■北区の北端 ― ★篠路・茨戸エリア
北区の最北部に位置する篠路・茨戸(ばらと)は、かつて一面が田畑であった場所。今もその名残を色濃く残しており、キャベツや小麦などを生産する畑が続いています。都市部とは一線を画す、のどかな風景が広がります。
「篠路駅」周辺には住宅や商業施設も増えつつありますが、いまだに農業と暮らしが共存しており、地元の野菜が直売される市場も魅力。茨戸には「茨戸川」や「茨戸ガーデンキャンプ場」があり、釣りやキャンプを楽しむ人々で賑わいます。

■開拓時代の息吹が残る ― ★あいの里・拓北・あいの里教育大
北区東部に広がる「あいの里」は、1980年代以降に計画的に開発されたニュータウン型の住宅エリア。JRあいの里教育大駅と拓北駅を軸に、整然とした街区と充実した教育施設が特徴です。
この地には北海道教育大学札幌校も立地しており、未来の教育者を志す学生が集まる静かな学びの街。緑地や遊歩道が整備され、子育て環境も良好。計画都市ならではの住みやすさが高く評価されています。

■歴史の層が残る街並み ― ★新川・新川西
新川は、戦後の排水改善を目的として造成された人工河川「新川」に沿って形成された地域。1970年代から住宅地として整備され、今では整然とした街並みと美しい緑地が共存する場所になっています。
特に「新川中央公園」は、ジョギングやピクニック、桜の名所として地域に親しまれており、四季折々の自然に触れることができる癒しの場。周辺には医療機関や教育施設も揃い、バランスの取れた暮らしが叶います。

■都市と農業の交差点 ― ★新川西・八軒
北区の西端に位置する新川西と八軒は、隣接する西区との境界にあたる地域で、商業施設と住宅が混在するエリアです。特に「八軒」は古くからの住宅街として栄え、「八軒中央市場」など昭和の面影を色濃く残した生活密着型の商店街が存在します。
また、新川西エリアには農地が点在しており、都市のすぐ隣に畑があるという不思議な風景が広がります。市街地にありながらも土と共にある生活が根付いている、札幌らしいハイブリッドな生活スタイルが展開されています。

■総括:多面性が魅力の北区の町々
札幌市北区は、ひとことで表すにはあまりにも多様な顔を持つ地域です。都市的な利便性、学術的な知性、農村的な穏やかさ、自然と触れ合う豊かさ――それらが複雑に交差し、一つの区の中に複数の「生活文化圏」が形成されています。
各エリアにはそれぞれ独自の歴史と風土があり、その土地に住む人々の営みが、街の個性としてにじみ出ています。札幌市の中でも、北区ほど「多様性と共存」が可視化されている地域は少ないでしょう。
これから北区に移住を検討している人、あるいは旅で訪れる人にとっても、それぞれのエリアを歩いてみることで、札幌の奥深い魅力と、ここに生きる人々の物語を感じることができるはずです。

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●代表的な観光スポット(掲載時)

★百合が原公園
概要:​6,400種以上の植物が育成されている広大な公園で、特にユリのコレクションが有名です。​
おすすめの観光時期:​6月から8月(ユリの開花時期)​
アクセス方法:​JR学園都市線「百合が原駅」から徒歩約5分​
必要な費用:​入園無料(温室など一部施設は有料)​

★新川中央公園
概要:​新川沿いに広がる緑豊かな公園で、ジョギングや散歩に最適です。​
おすすめの観光時期:​春から秋(桜や紅葉が楽しめます)​
アクセス方法:​地下鉄南北線「北24条駅」からバスで約15分​
必要な費用:​無料​

★北海道大学
概要:​広大なキャンパス内には、クラーク像やポプラ並木など見どころが多数あります。​
おすすめの観光時期:​春(新緑)や秋(紅葉)​
アクセス方法:​地下鉄南北線「北12条駅」から徒歩約5分​
必要な費用:​無料​

★北海道大学総合博物館
概要:​北海道大学の研究成果や資料を展示している博物館です。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄南北線「北12条駅」から徒歩約10分​
必要な費用:​無料​

★清華亭
概要:​明治時代に建てられた木造の洋風建築で、歴史的建造物として保存されています。​
おすすめの観光時期:​春から秋​
アクセス方法:​地下鉄南北線「北12条駅」から徒歩約10分​

★シャトレーゼ ガトーキングダム サッポロ
概要:​温泉やプール、ホテルが一体となったリゾート施設です。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄南北線「麻生駅」から無料シャトルバスで約20分​
必要な費用:​プール・温泉利用で大人約1,600円~​

★屯田西公園
概要:​広い芝生や遊具があり、家族連れに人気の公園です。​
おすすめの観光時期:​春から秋​
アクセス方法:​地下鉄南北線「麻生駅」からバスで約15分​
必要な費用:​無料​

★あいの里公園
概要:​自然豊かな公園で、散策やバードウォッチングが楽しめます。​
おすすめの観光時期:​春から秋​
アクセス方法:​JR学園都市線「あいの里公園駅」から徒歩約5分​
必要な費用:​無料​

★新琴似神社
概要:​地域の歴史を感じられる神社で、静かな雰囲気が魅力です。​
おすすめの観光時期:​初詣や秋の例大祭​
アクセス方法:​JR学園都市線「新琴似駅」から徒歩約10分​
必要な費用:​無料​

★篠路川緑地
概要:篠路地区を流れる篠路川沿いに整備された緑道で、春には桜が咲き誇り、秋は黄金色の景色が広がります。犬の散歩やウォーキングを楽しむ地域の人々の姿が印象的。
おすすめの観光時期:4月下旬~5月上旬(桜)/10月中旬(紅葉)
アクセス方法:JR「篠路駅」から徒歩約10分
必要な費用:無料

★茨戸ガーデンキャンプ場
概要:札幌市の市街地近くにありながら、気軽にキャンプや釣りが楽しめる穴場スポット。レンタル用品も充実しており、手ぶらでもOK。
おすすめの観光時期:6月~9月(夏キャンプ)
アクセス方法:中央バス「茨戸耕北」下車 徒歩約5分
必要な費用:テント持ち込み1,000円~/デイキャンプ500円~

★石狩川河川敷広場(北区側)
概要:石狩川の流れを間近に感じられる広場。バーベキューや凧あげ、サイクリングなど自由に楽しめるスペース。
おすすめの観光時期:春~秋(とくに夏のアウトドアに最適)
アクセス方法:JR「拓北駅」からタクシーで10分
必要な費用:無料

★北海道教育大学 札幌校 構内
概要:あいの里地区にある国立教育大学のキャンパス。木々に囲まれ、構内の散策だけでも心が洗われる静けさ。
おすすめの観光時期:5月の新緑/10月の紅葉
アクセス方法:JR「あいの里教育大駅」から徒歩5分
必要な費用:無料(学内公開イベントは別途)

★あいの里キャンパス記念樹園
概要:教育大学構内にある記念植樹園。教育と自然が融合したユニークな学びの場でもあり、散策にも最適。
おすすめの観光時期:5~6月(草花の最盛期)
アクセス方法:JR「あいの里教育大駅」より徒歩圏内
必要な費用:無料

★新琴似天満宮
概要:学問の神様・菅原道真公を祀る神社。受験シーズンには多くの学生たちで賑わう。
おすすめの観光時期:1月(初詣)/2月上旬(節分祭)
アクセス方法:JR「新琴似駅」より徒歩10分
必要な費用:無料

★屯田神社
概要:屯田兵ゆかりの神社。境内の狛犬や資料館には、北区の歴史的背景が感じられる要素が詰まっている。
おすすめの観光時期:9月中旬(例祭)
アクセス方法:中央バス「屯田8条」下車 徒歩約5分
必要な費用:無料

★八軒中央市場
概要:昔ながらの商店が軒を連ねる市場で、地元住民に愛される鮮魚や青果が並びます。観光客にも優しく、試食できる店舗も。
おすすめの観光時期:通年(午前中が特に活気あり)
アクセス方法:JR「八軒駅」より徒歩5分
必要な費用:入場無料/商品は実費

★北24条商店街
概要:地下鉄北24条駅を中心に広がる商業地。飲食店や書店、リサイクルショップが並び、サブカル好きにおすすめ。
おすすめの観光時期:冬のイルミネーションイベント時期
アクセス方法:地下鉄南北線「北24条駅」下車すぐ
必要な費用:入場無料/飲食などは実費

★北園公園
概要:北24条通りから少し入った住宅街にある静かな公園。小川や藤棚もあり、地域の憩いの場。
おすすめの観光時期:5月~10月
アクセス方法:地下鉄「北24条駅」から徒歩10分
必要な費用:無料

★太平公園
概要:ブランコやジャングルジムが整備された住宅街の中心公園。家族連れが集う日曜の定番スポット。
おすすめの観光時期:4月~10月
アクセス方法:中央バス「太平6条5丁目」下車 徒歩2分
必要な費用:無料

★北区民センター
概要:地域のイベント、講座、展示会が行われる文化の拠点。訪問時にイベントスケジュールをチェックすると◎。
おすすめの観光時期:文化祭や市民フェスタが行われる秋(10月~11月)
アクセス方法:地下鉄「北24条駅」から徒歩7分
必要な費用:イベントにより異なる(入場無料も多い)

★札幌サンプラザ
概要:コンサートや展示会、講演会など多用途に利用される大型文化施設。地元アーティストの公演も多い。
おすすめの観光時期:イベント開催時(随時)
アクセス方法:地下鉄南北線「北24条駅」から徒歩3分
必要な費用:イベントにより異なる(500円~)

★篠路パークゴルフ場
概要:気軽に楽しめるパークゴルフ場。老若男女問わず賑わい、道具レンタルもあり。
おすすめの観光時期:5月~10月(雪のない季節)
アクセス方法:JR「篠路駅」からタクシーで5分
必要な費用:プレー代 大人400円~/レンタル別途

★篠路ふれあいの森
概要:森林浴と遊歩道が整備された地域密着の自然スポット。森林の中でのんびり過ごしたい人に最適。
おすすめの観光時期:6月~10月(夏の木陰が最高)
アクセス方法:中央バス「篠路10条」下車 徒歩5分
必要な費用:無料

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●主な交通手段(掲載時)

1. 鉄道で北区に入る:JRと地下鉄を使いこなす
■JR線:北区の骨格をなす「学園都市線(札沼線)」
札幌駅から出発する「JR学園都市線(旧:札沼線)」は、北区を縦断するように走る在来線で、北区の広範囲にアクセス可能です。
主な停車駅と周辺エリア:
★八軒駅:住宅街や八軒中央市場の拠点
★新川駅:緑道や新川中央公園へのアクセス
★新琴似駅:JRと地下鉄の乗換も可能
★太平駅・篠路駅:郊外の住宅地・自然スポットへの玄関口
★拓北駅・あいの里教育大駅:北海道教育大学方面
この路線は通勤・通学に使われることが多いため、日中は比較的空いており、観光客には快適です。札幌駅から北区北端のあいの里教育大駅までの乗車時間はおよそ30分。ICカード(SAPICA、Kitacaなど)対応。
■地下鉄南北線:中心部から北区南部へ一直線
北区の南端から中心部をカバーするのが、札幌市営地下鉄南北線です。特に以下の駅が観光の起点として有効です。
★北18条駅:北海道大学正門・学生街エリア
★北24条駅:飲食店・商店街が集まり、地元色が濃いエリア
★麻生駅:南北線の終点。JR新琴似駅と徒歩で連絡可能
地下鉄は朝6時台から深夜0時近くまで運行しており、5~10分間隔のダイヤで使いやすいのが特徴です。地下鉄の駅はどれも街中にあり、駅からすぐ観光を始められるという利点もあります。

2. 路線バスで広域をカバー:北区のバス事情
■中央バスとジェイ・アール北海道バスが主力
鉄道でカバーしきれない北区内の細かい移動や、住宅地・公園・温泉施設などへ行くには、バスの活用が不可欠です。
★中央バス:新川・屯田・篠路・あいの里方面への便が豊富
★ジェイ・アール北海道バス:八軒・新琴似方面のルートが中心
たとえば、百合が原公園へ行く場合は、地下鉄麻生駅から中央バス「花川南方面」行きに乗り「百合が原公園入口」バス停で下車するのが便利。
バスは交通系ICカード(SAPICAやKitaca)での支払いが可能。1日乗り放題券(バス・地下鉄共通)を利用すれば、観光コストも抑えられます。

3. タクシー・ライドシェア:ドアツードアで快適に移動
札幌市北区は都市部に位置するため、タクシーも比較的利用しやすく、主要駅のタクシープールでは待機車両も多いです。たとえば:
JR篠路駅 → 茨戸ガーデンキャンプ場:約10~15分/料金目安1,200~1,600円
麻生駅 → シャトレーゼ ガトーキングダム:約15分/料金目安1,800円前後
また、近年では配車アプリ(DiDi・GO・S.RIDEなど)を使った呼び出しも可能。観光地から住宅地へ移動する際など、電車が少ない時間帯の補完手段として活用されています。

4. 自転車で巡る:札幌型「エコ観光」のすすめ
札幌市内にはシェアサイクルサービス「ポロクル(Porocle)」が導入されており、札幌駅周辺や北大キャンパス周辺、麻生などにもポートが設置されています。
■おすすめサイクリングコース(例):
北大正門 → ポプラ並木 → 北13条門 → 新川緑道 → 新川中央公園
麻生駅 → 屯田公園 → 篠路ふれあいの森
春~秋の期間限定で稼働し、1日パス(1,000円前後)で1日乗り放題が可能。特に天気が良い日には、風を感じながら巡る北区の旅が格別です。

5. 徒歩で楽しむ:札幌北区の「歩く旅」
市街地のエリア(北24条~北13条)では、徒歩での移動が最も効率的な場合も多々あります。
■徒歩で巡れるスポット群:
北18条駅 → 北海道大学クラーク像 → 総合博物館 → ポプラ並木
北24条駅 → 北区役所 → 商店街 → 八軒中央市場
道幅が広く、歩道も整備されているため、歩きやすさも抜群。観光中に偶然の発見が多いのも徒歩旅の魅力のひとつです。

6. 観光に便利な交通フリーパスの活用術
札幌市内で使える交通パスには、以下のような観光客向けの特典付きチケットがあります。
■ドニチカきっぷ(土日祝限定):
地下鉄1日乗り放題/料金:大人390円
北区内の地下鉄各駅を巡るのに最適
■札幌市内1日乗車券(地下鉄・バス共通):
料金:大人1,100円
地下鉄・バスの組み合わせで自由度が高い
これらのパスは、地下鉄駅の券売機やバスターミナル窓口で購入可能。複数の観光地を巡る予定があるなら、交通費をぐっと抑えることができます。

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●代表的な名物・名産品・特産品(掲載時)

★札幌農学校ミルククッキー
概要:​北海道産の小麦とバターを使用した、サクッとした食感のクッキー。​シンプルながらも素材の風味が活きています。​
参考価格:​12枚入りで約800円。​

★北菓楼の北海道開拓おかき
概要:​北海道の海産物や農産物を使用した多彩な味の揚げおかき。​お酒のおつまみにも最適です。​
参考価格:​1袋約400円から。​

★ロイズのポテトチップチョコレート
概要:​塩味の効いたポテトチップスにチョコレートをコーティングした、甘じょっぱい味わいが特徴。​
参考価格:​1箱約800円。​

★ISHIYAの白い恋人
概要:​ラングドシャクッキーにホワイトチョコレートを挟んだ、札幌を代表する銘菓。​
参考価格:​12枚入りで約1,000円。​

★六花亭のマルセイバターサンド
概要:​レーズン入りのバタークリームをビスケットでサンドした、濃厚な味わいのスイーツ。​
参考価格:​5個入りで約700円。​

★札幌千秋庵のノースマン
概要:​小豆餡をパイ生地で包んだ和洋折衷のお菓子。​長年愛される定番商品です。​
参考価格:​1個約150円。​

★YOSHIMIの札幌おかきOh!焼とうきび
概要:​焼きとうもろこしの風味を再現したおかき。​香ばしい醤油の香りが食欲をそそります。​
参考価格:​1袋約300円。​

★太平レタス
概要:​北区太平地区で栽培されるレタス。​シャキシャキとした食感とみずみずしさが特徴です。​
参考価格:​1玉約200円。​

★篠路のトマト
概要:​篠路地区で生産されるトマト。​甘味と酸味のバランスが良く、サラダに最適です。​
参考価格:​1パック約300円。​

★茨戸のアスパラガス
概要:​茨戸地区で育てられるアスパラガス。​太くて柔らかく、甘みがあります。​
参考価格:​1束約400円。​

★新琴似のかぼちゃ
概要:​新琴似地区で収穫されるかぼちゃ。​ホクホクとした食感と自然な甘さが特徴です。​
ようこそさっぽろ
参考価格:​1個約500円。​

★あいの里のブルーベリー
概要:​あいの里地区で栽培されるブルーベリー。​摘み取り体験も人気です。​
参考価格:​100g約300円。​

★北区産のじゃがいも
概要:​北区内で生産されるじゃがいも。​煮物や揚げ物など様々な料理に適しています。​
参考価格:​1袋約300円。​

★篠路の米
概要:​篠路地区で収穫されるお米。​粘り気と甘みがあり、冷めても美味しいと評判です。​
参考価格:​5kg約2,000円。​

★札幌味噌ラーメン
概要:​濃厚な味噌スープと中太縮れ麺が特徴の札幌発祥のラーメン。​北区内にも名店が点在します。​
参考価格:​1杯約800円。​

★ジンギスカン
概要:​羊肉を特製のタレで焼いて食べる北海道の郷土料理。​北区内の飲食店でも提供されています。​
参考価格:​1人前約1,000円。​

★北区産のたまねぎ
概要:札幌市北区の畑では、土壌の性質を活かした玉ねぎ栽培が盛んに行われています。篠路や拓北地域で育てられた玉ねぎは、甘みが強く火を通すととろけるような舌ざわりに。煮物やグラタンの素材として非常に重宝され、地元の直売所では真っ先に売れる人気の一品です。
参考価格:1袋(3~4個入り)約250~300円

★屯田のメロン(夏季限定)
概要:北区屯田地区の一部では、限定的に温室栽培でメロンが育てられており、札幌市中心部からもその甘さが話題になります。糖度が高く、果肉がジューシーで、地元の直売所や朝市ではすぐに売り切れてしまうほどの人気ぶり。希少性も相まって、季節を代表する名産品として認知されています。
参考価格:1玉 約1,200~1,800円

★あいの里のミニトマト
概要:大学と住宅街が共存するあいの里では、家庭菜園から始まったミニトマト栽培が地域ブランド化。品種改良によって糖度が高く、皮が柔らかく、まるでフルーツのように食べられると地元で話題に。直売所や小規模な無人販売所などで手に入ります。
参考価格:1パック(200g)約250~350円

★札幌黄(たまねぎの伝統品種)
概要:札幌発祥の伝統的な玉ねぎ品種「札幌黄」は、流通量が少ないため「幻の玉ねぎ」とも呼ばれています。特に北区の農家で熱心に保存・育成されており、洋食店やラーメン店では特別な料理に使われることもあります。独特のコクと深い旨味を持ち、加熱するとトロけるような甘さに。
参考価格:1袋(2~3個入り)約400~500円

★地元養蜂家による札幌はちみつ
概要:北区の住宅街や河川沿いの緑地では、都市型養蜂も行われています。新川エリアで活動する養蜂家による「札幌はちみつ」は、地元の草花から採れた蜜をそのまま瓶詰めした逸品。口に広がる優しい甘みは、街の自然が育んだ味そのもの。数量限定で、道の駅や朝市などで手に入ります。
参考価格:1瓶(120g)約900~1,200円

★北区産の雪の下キャベツ
概要:冬季に雪の下で熟成される「雪の下キャベツ」は、甘みがぎゅっと凝縮された逸品。特に太平・篠路エリアでは、雪の冷たさと湿度を利用した独自の貯蔵法が用いられています。シャキシャキとした歯応えと、えぐみのないまろやかさが特徴。スープやロールキャベツに最適。
参考価格:1玉 約250~400円

★屯田開拓ビール(地ビール)
概要:地元の有志が手がけたクラフトビール。屯田兵の開拓精神をコンセプトにしたラベルと製法が話題となっており、トウモロコシや麦など、北区産の素材を使った数量限定の醸造品。軽やかで飲みやすく、地元イベントでの販売やクラフトフェアでのみ入手可能。
参考価格:330ml瓶 約600円

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●人気のお土産(掲載時)

★白い恋人(ISHIYA)
概要:​ラングドシャクッキーにホワイトチョコレートを挟んだ、札幌を代表する銘菓。​
参考価格:​12枚入りで約950円。​

★マルセイバターサンド(六花亭)
概要:​レーズン入りのバタークリームをビスケットでサンドした、濃厚な味わいのスイーツ。​
参考価格:​5個入りで約700円。​

★札幌農学校ミルククッキー(きのとや)
概要:​北海道産の小麦とバターを使用した、サクッとした食感のクッキー。​
参考価格:​12枚入りで約800円。​

★ポテトチップチョコレート(ロイズ)
概要:​塩味の効いたポテトチップスにチョコレートをコーティングした、甘じょっぱい味わいが特徴。​
参考価格:​1箱約800円。​

★開拓おかき(北菓楼)
概要:​北海道の海産物や農産物を使用した多彩な味の揚げおかき。​
参考価格:​1袋約400円から。​

★ハスカップジュエリー(もりもと)
概要:​ハスカップジャムをサンドしたクッキーにチョコレートをコーティングした、甘酸っぱい味わい。​
参考価格:​6個入りで約1,200円。​

★札幌タイムズスクエア(菓か舎)
概要:​ふんわりとしたスポンジ生地にカスタードクリームを包んだ、和洋折衷のスイーツ。​
参考価格:​1個約150円。​

★生チョコレート(ロイズ)
概要:​口どけの良い生チョコレートで、さまざまなフレーバーが楽しめます。​
参考価格:​20粒入りで約800円。​

★バウムクーヘン 妖精の森(北菓楼)
概要:​しっとりとした食感と優しい甘さが特徴のバウムクーヘン。​
参考価格:​1個約1,500円。​

★じゃがポックル(カルビー)
概要:​北海道産のじゃがいもを使用した、サクサクとした食感のスナック菓子。​
参考価格:​1箱(10袋入り)約900円。​

★月寒あんぱん(月寒あんぱん本舗)
概要:​小豆餡を薄い皮で包んだ、昔ながらの和菓子。​
参考価格:​1個約120円。​

★おもっちーず(スイートオーケストラわらく堂)
概要:​もちもちとした食感のチーズケーキで、冷やしても美味しくいただけます。​
参考価格:​6個入りで約1,000円。​

★札幌カタラーナ(みれい菓)
概要:​濃厚なカスタードを冷やし固めたスイーツで、表面のカラメルが香ばしい。​
参考価格:​1個約1,200円。​

★とうきびチョコ(ホリ)
概要:​とうもろこしのパフにチョコレートをコーティングした、軽い食感のお菓子。​
参考価格:​1袋約300円。​

★あんバタサン(柳月)
概要:​あんことバタークリームをサンドした、和洋折衷のスイーツ。​
参考価格:​4個入りで約600円。​

★スノーホワイトチーズ(SNOW CHEESE)
概要:​サクサクの生地でチーズチョコレートを包んだ、濃厚な味わいのスイーツ。​
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参考価格:​6個入りで約1,200円。​

★ピスタチオの北海道熊もなか(佐藤堂)
概要:​ピスタチオ餡とこし餡を詰めた、熊の形をした可愛らしいもなか。​
トリップドットコム 公式サイト|航空券・ホテル・列車予約ならTrip.com
参考価格:​1個約300円。​

★白いバウム TSUMUGI(ISHIYA)
概要:真っ白な外観が印象的な、ミルク感たっぷりのバウムクーヘン。道産の小麦粉とバターを使い、しっとりとした食感に仕上げられた一品。見た目にも美しく、贈り物としても人気。
参考価格:1ホール 約1,500円

★札幌農学校プレミアムミルクプリン(きのとや)
概要:北区の名門洋菓子店「きのとや」が誇るプリンは、濃厚ながらなめらかさが絶妙。搾りたての生乳を使用し、瓶入りで見た目も上品。食後のデザートにぴったり。
参考価格:1個 約350円(3個セット約1,000円)

★ロイズ バトンクッキー
概要:薄く焼き上げたクッキーにチョコレートがコーティングされており、軽やかで飽きのこないお土産。ナッツ入りやココナッツ風味などバリエーション豊か。
参考価格:25枚入り 約1,200円

★札幌クラシック(サッポロビール)
概要:北海道限定販売の生ビール。まろやかな飲み口と爽快な後味が特徴で、地元民にも観光客にも根強い人気。コンビニやスーパーでも手軽に買えるのも魅力。
参考価格:350ml缶×6本パック 約1,200円

★札幌味噌ラーメンセット(乾麺・生麺)
概要:札幌名物の濃厚味噌ラーメンを自宅で再現できる土産用セット。北区内のラーメン店監修商品もあり、スープの香ばしさが癖になる逸品。
参考価格:2食入り 約700円~1,000円

★北海道チーズタルト(PABLO mini 札幌限定)
概要:さっくりとしたタルト生地に濃厚チーズクリームを流し込んだ焼き菓子。札幌限定のトッピング(とうもろこし・バター)などもあり、旅の記念にもぴったり。
参考価格:1個 約300円(6個セット 約1,800円)

★札幌カリーせんべい カリカリまだある?(YOSHIMI)
概要:スパイシーなスープカレー味のせんべいで、ひとくちサイズの軽い食感がクセになる一品。ネーミングとパッケージのユニークさも話題に。
参考価格:1袋(20g×6)約900円

★きたあかりポタージュ(北区直売所限定)
概要:北区の農家が育てたじゃがいも「きたあかり」を使用したスープ。甘くて濃厚な味わいが特徴で、フリーズドライなので日持ちも良く、常温での持ち帰りに便利。
参考価格:1袋(2食入り)約500円

★ハッカ飴(札幌製菓)
概要:懐かしさ漂う硬質キャンディで、ほんのりと香るハッカの清涼感が後味を引き締める。北区の古くからの菓子職人が手がけるロングセラー。
参考価格:1袋 約250円

★北海道焼とうきびスナック(YOSHIMI)
概要:札幌大通公園名物「焼きとうきび」をそのままスナックに再現。醤油の香ばしさととうもろこしの甘みが絶妙にマッチし、お土産にも夕食のお供にもなる万能スナック。
参考価格:1袋 約300円(箱入りセット約900円)

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●代表的な食文化・ご当地グルメ(掲載時)

■ 学生街の胃袋を満たす「ボリューム系定食文化」
北区を象徴する存在ともいえる北海道大学の周辺には、学生たちの財布にもやさしく、それでいてガッツリ食べられる定食屋がひしめいています。味噌カツ丼やザンギ定食、カレーライスに焼きそばまで、いずれも大盛りが標準。味よりも量で勝負する……というわけではなく、意外にも素材や手作り感へのこだわりが随所に感じられ、長年通うリピーターも多いのが特徴です。

■ 「ザンギ」は北区におけるソウルフード
北海道全体で親しまれている“ザンギ”(鶏の唐揚げ)も、北区ではひときわ愛される存在。特に北大通り周辺では、カラッと揚げられたザンギをのせた丼や定食、さらにはサンドイッチにまで応用した個性的なメニューが並びます。家庭ごとに味付けが異なるとも言われ、北区のザンギは醤油とニンニクを効かせた濃いめの味が主流。お弁当屋でも売れ筋ナンバーワンの常連です。

■ 北大構内発祥!?「クラークカレー」の進化
かつて北海道大学の学食で生まれたとされる「クラークカレー」は、学生たちの間で語り継がれる一皿。ルーはやや辛口で、トッピングにザンギやメンチカツが乗せられることも多く、“育ち盛り専用”とも揶揄されるボリューム感が魅力です。現在は構外にも“クラーク”を冠したカレー店がいくつか登場し、地元名物としての地位を確立しつつあります。

■ ローカル麺の代表格「味噌ラーメン」の個性派進化
北海道=味噌ラーメンというイメージは広く知られていますが、北区にはひと味違う一杯が多く存在します。あえてニンニクやラードを控え、野菜の甘みを前面に出したヘルシー志向の味噌ラーメンや、豚骨と味噌のWスープを用いたパンチの効いた一杯まで、まさに“ラーメンの多様性”が見られるエリアでもあります。なかにはチャーシューの代わりにザンギを乗せるお店もあり、地元客の胃袋をしっかりと掴んでいます。

■ 昭和の香り漂う「純喫茶ランチ」文化
北24条や麻生エリアには、どこか懐かしい純喫茶が点在し、ナポリタン、オムライス、ミートソースといった“昔ながらの喫茶店ランチ”が今も健在。コーヒーの香り漂う店内で、昭和の雰囲気に包まれながらいただく料理は、若者たちにとっては新鮮で、年配者にとっては安心の味。とくに厚焼きのホットケーキとセットになった“ランチプレート”は密かな人気を集めています。

■ 「行列覚悟」地元で話題のベーカリー
北区では近年、地元素材にこだわったベーカリーが次々に登場。特に発酵バターや道産小麦を使ったクロワッサン、くるみ食パン、クリームチーズ入りあんぱんなど、素材の組み合わせに遊び心が光るアイテムが人気です。毎朝通勤・通学前に立ち寄る常連客も多く、売り切れ必至の人気商品は開店前から行列ができることも。中にはイートインスペースを併設し、焼き立てパンとカフェラテでモーニングを楽しむ人々の姿も見られます。

■ 地元住民に愛される「北区のスープカレー」
スープカレーは札幌のソウルフードとして定着していますが、北区におけるスープカレー店は“地元密着型”が主流。看板メニューの「チキンスープカレー」や「豆と野菜たっぷりカレー」は、辛さを細かく選べるスタイルが人気で、学生から主婦層まで幅広い世代に親しまれています。なかには隠し味にヨーグルトや味噌を加える個性派店舗も存在し、スパイスの香りと出汁の旨味が絶妙に絡み合ったスープは、一度食べれば病みつきになると評判です。

■ イベントシーズン限定!北大祭グルメの魅力
毎年初夏に開催される「北大祭」では、学生たちによる屋台が構内に並び、ユニークな創作料理が目白押しです。たこ焼き風カステラ、もちもちポテト、ラム肉の串焼き、焼きとうきびバター醤油味など、地元食材を活かした創意工夫あふれるメニューが祭りを盛り上げます。まさに“食文化の実験場”とも言えるイベントであり、北区の食における柔軟性と遊び心を象徴するひとときです。

■ 季節限定!「北のあったかグルメ」
冬になると、北区の飲食店では“身体を芯から温める料理”が多数登場します。石狩鍋や味噌おでん、ジンギスカン鍋、さらには土鍋ラーメンといった熱々メニューは、厳しい寒さの中でこそ真価を発揮。特に北24条や北18条の居酒屋では、ストーブの前で湯気の立つ料理を囲む姿が印象的で、雪国らしい食卓風景が広がります。

■ 地元農産品を活かした「手づくり惣菜と直売所の味」
北区の郊外や住宅地周辺には、地元農家の方が営む直売所や、小規模ながら本格的な惣菜店が点在。ジャガイモやかぼちゃ、アスパラといった北海道野菜を使ったコロッケやサラダ、煮物は、「どこか懐かしい味」がすると評判。とくに夕方になると地元の主婦たちでにぎわい、温かい人の手の味が広がるこの文化は、都会の中に残る“食のぬくもり”を象徴しています。

■ まとめ:多彩で柔軟な「北区の食文化」
札幌市北区の食文化は、学び舎と住宅街が共存する環境のなかで自然と育まれてきました。学生たちの胃袋を支えるガッツリ系から、地元密着の創作料理まで、そのラインナップは非常に多彩です。そして何より、そこには「食を楽しむ心」と「工夫する知恵」が息づいています。訪れた際には、ぜひその土地ならではの味をひとつひとつ味わい、北区の“食の奥深さ”を体感してみてください。

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●代表的な祭・イベント(掲載時)

★北大祭(北海道大学祭)
概要: 北海道大学の学生たちによる最大規模の学園祭。模擬店、ステージ、展示、体験企画などが充実し、地域の人々も多く訪れるイベントです。
観光時期: 毎年6月上旬の週末に開催
アクセス: 地下鉄南北線「北18条駅」から徒歩約10分
費用: 入場無料(飲食・物販は有料)

★あいの里夏まつり
概要: あいの里地区の住民によって企画される夏の地域祭。盆踊りや打ち上げ花火、地元商店による露店も立ち並びます。
観光時期: 7月下旬
アクセス: JR学園都市線「あいの里教育大駅」から徒歩約5分
費用: 入場無料(模擬店利用時に実費)

★北区民センターまつり
概要: 文化教室の発表会やワークショップが行われる地域交流イベント。手芸や茶道、音楽演奏など多彩な催しが楽しめます。
観光時期: 10月中旬の週末
アクセス: 地下鉄南北線「北24条駅」から徒歩3分
費用: 無料(一部体験講座は材料費が必要)

★北24条マルシェ
概要: 農産物・手作り雑貨・グルメフードが並ぶローカル市場。近隣の農家や作家による出店が魅力。
観光時期: 毎年5月~10月の第2日曜に開催(不定期)
アクセス: 地下鉄南北線「北24条駅」すぐ
費用: 入場無料(商品購入は有料)

★麻生まつり
概要: 地域商店街と町内会が協力して実施する夏のイベント。抽選会やこども神輿、ライブ演奏などで賑わいます。
観光時期: 8月初旬
アクセス: 地下鉄南北線「麻生駅」周辺
費用: 無料(模擬店利用時に費用あり)

★新琴似屯田まつり
概要: 新琴似地域の開拓者の歴史を記念する夏祭り。太鼓演奏、盆踊り、郷土芸能が披露されます。
観光時期: 8月上旬
アクセス: JR学園都市線「新琴似駅」から徒歩約7分
費用: 観覧無料

★あいの里収穫祭
概要: 地元産の新鮮な野菜や加工品が並ぶ秋のイベント。親子向けの芋掘り体験や試食コーナーも好評です。
観光時期: 9月下旬~10月初旬
アクセス: あいの里教育大学構内(JR「あいの里教育大駅」から徒歩10分)
費用: 入場無料(収穫体験は有料)

★北農祭(北海道農業専門学校)
概要: 農業系専門学校が主催する文化祭で、手作りのチーズや野菜、加工品を販売。牛とのふれあいコーナーもあり。
観光時期: 9月中旬
アクセス: 地下鉄南北線「麻生駅」からバスで約10分
費用: 入場無料(販売品は有料)

★屯田雪まつり
概要: 屯田公園を会場にした冬のイベント。滑り台型の雪像やスノーラフティングなど、家族向けアトラクションが豊富です。
観光時期: 2月初旬
アクセス: 地下鉄南北線「麻生駅」からバス約15分
費用: 無料(そり・遊具貸出有料)

★北区芸術祭
概要: 区内で活躍するアーティストによる作品展示やパフォーマンスが行われる芸術祭。絵画・音楽・書道など多ジャンルにわたる。
観光時期: 毎年11月
アクセス: 北区民センターやプラザ新川など複数会場
費用: 観覧無料

★北の文学フェスタ
概要: 北区ゆかりの作家や詩人による朗読会、出版記念講演などを行う文芸イベント。書籍販売やサイン会も人気。
観光時期: 10月末~11月頭
アクセス: 北区民センター、北海道大学構内ほか
費用: 無料(一部講演のみ有料)

★新川さくらまつり
概要: 新川の桜並木に合わせて開催される春祭り。出店や野外ライブ、桜スイーツの限定販売もあります。
観光時期: 4月下旬~5月初旬
アクセス: 地下鉄南北線「北24条駅」からバス15分
費用: 入場無料

★モエレ・アートマルシェ(北区隣接地域)
概要: 近隣のモエレ沼公園で開催される芸術・雑貨のマルシェ。北区からも出展者が多く参加しています。
観光時期: 5月、9月の年2回
アクセス: JR「環状通東駅」からバス20分(北区内からも自転車アクセス可)
費用: 入場無料(商品購入は有料)

★北大植物園ミニフェスタ
概要: 北大植物園の一角で開催される自然体験イベント。植物解説ツアーや押し花体験が人気。
観光時期: 5月~9月の休日限定で開催
アクセス: JR「札幌駅」から徒歩15分(北区寄り)
費用: 入園料420円、体験は別途有料

★さっぽろキャンドルナイトin北大通
概要: 夏至の夜に開催されるスローライフ系イベント。電気を消して、ロウソクの光の中で音楽を楽しむ演出が幻想的。
観光時期: 6月21日前後
アクセス: 北18条周辺(地下鉄南北線北18条駅すぐ)
費用: 無料

★札幌サイエンスフェスタ(北区科学館系)
概要: 科学体験をテーマにした子ども向けの教育イベント。実験教室、科学マジック、工作体験などが行われます。
観光時期: 夏休み期間中
アクセス: 北区役所周辺の公共施設
費用: 無料(一部材料費数百円)

★北海道マラソン・北区コース応援企画
概要: 札幌全域を走る北海道マラソンの一部コースが北区を通過するため、沿道で応援イベントや演奏が行われます。
観光時期: 毎年8月下旬
アクセス: 北24条~麻生エリア(駅から徒歩数分)
費用: 観戦無料

★北区レトロ市
概要: 北区内の古民家を会場とする骨董市。昭和レトロ雑貨、古本、アンティーク家具などが並びます。
観光時期: 5月・10月の週末開催
アクセス: JR「八軒駅」徒歩7分
費用: 入場無料

★地域防災フェスタ in 北区
概要: 防災体験・自衛隊展示・炊き出し体験など、災害時に役立つ知識を学べる実践型イベント。家族連れに人気。
観光時期: 9月1日前後
アクセス: 北区役所前広場、もしくは区内公園
費用: 無料

★北区スポーツフェスティバル
概要: スポーツセンターを開放して行われる地域参加型の運動会イベント。バドミントン、卓球、親子運動会などが体験可能。
観光時期: 10月の体育の日周辺
アクセス: 北区体育館(地下鉄「北34条駅」徒歩5分)
費用: 無料(用具貸出あり)

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●特性(掲載時)

■ 北海道大学がもたらす知的資産
札幌市北区の象徴とも言えるのが、北海道大学の存在です。その広大な敷地は、かつての札幌農学校から発展した歴史を背景に、今もなお「北の学都」としての風格を漂わせています。国内外から多くの学生が集まることで、北区には国際色豊かな空気が漂い、街の中にさりげなく多文化共生の気配が感じられます。
さらに、大学の研究成果や市民講座が地域に還元されることで、住民の学びへの意識も高く、知的好奇心を刺激する土壌が整っているのも特筆すべきポイントです。

■ 都市機能と農的景観の共存
北区は、札幌駅の北側に位置する都心近接エリアでありながら、一部には農業が営まれている地域も存在します。特にあいの里や篠路、新川といったエリアには畑が広がり、地元野菜を直売所で購入できるなど、都市生活の中に自然とのふれあいが残っています。
また、こうした農地は景観としても美しく、都市の喧騒から少し離れただけで、のんびりとした空気が流れる“北のリトリート”としての役割も果たしているのです。

■ 学生と住民が交錯する「知と暮らしの交差点」
北区の最大の特色は、学生街としての顔と、古くからの住民が築き上げた地域共同体の融合です。北18条や北24条周辺には学生向けのアパートやリーズナブルな飲食店が集まる一方で、新琴似や新川方面には落ち着いた住宅街が広がります。
この二つの層が交差することで、イベントや防災活動などでは世代や立場を超えた連携が見られ、“地域に学びが息づく”という独特の空気感が生まれています。

■ ローカル商店街と大型店が共存する買い物事情
北区には麻生商店街や北24条商店街といった、昭和の香りを色濃く残す地域密着型の商店街が現存しています。個人経営の八百屋、精肉店、飲食店が軒を連ね、顔なじみのやり取りが今も息づいています。
一方で、あいの里や新琴似方面には郊外型のショッピングモールや大型スーパーも多く、利便性という点でも充実度は高め。懐かしさと快適さが両立している点が、住みやすさにもつながっています。

■ 標準語の中に宿る“ほんのり北海道弁”
札幌市北区では、標準語を話す人が大多数ですが、その中に北海道特有の言い回しやイントネーションが溶け込んでいます。例えば、「~さる」(押ささる=押してしまう)といった“さる言葉”や、「なまら」「したっけ」などの道産子語が若者を中心に散見されます。
ただし、北区は学生が多く流動人口が激しいため、純度の高い北海道弁が日常的に使われる場面は少なめです。むしろ、道外出身者との会話の中で、自然と方言の違いを感じ取れる場面が多く、“比較による文化の気付き”という意味で方言が生きていると言えるでしょう。

■ 中央区との“知の回廊”連携
南に隣接する中央区とは、札幌駅をはさみながら文化・学術の結びつきが深く、北区と中央区を行き来する大学関係者や観光客の流れが絶えません。北海道大学の博物館や植物園は中央区にもまたがっており、「知的な街歩き」のルートとして評価されています。
また、札幌駅から北大構内を経由して北24条へ至るまでのエリアは、書店・ギャラリー・カフェが点在する“知の回廊”としても再評価されつつあります。

■ 東区とは文化・物流の接続地帯
東区との境界は明確な観光地は少ないものの、古くからの住宅街と工業エリアがつながっており、人の往来や物流の経路としての役割を担っています。特に新道沿いの交通網は、北区と東区を結ぶ主要な動脈であり、商業施設や倉庫が集中しています。
また、JR札沼線(学園都市線)の共有によって、通勤・通学で両区をまたぐ人々が多く、互いの生活圏が重なるエリアともいえるでしょう。

■ 手稲区・石狩市との郊外ネットワーク
北区の北西側は手稲区、さらには札幌市外の石狩市とも接しており、こちらは“郊外住宅地ネットワーク”の一部としてのつながりが強くなっています。あいの里や拓北といったエリアは、マイホーム志向のファミリー層が多く、隣接する手稲区・石狩市と合わせて「ゆるやかな生活圏」が形成されているのです。
また、石狩湾方面へ続く国道231号線沿いには道の駅や農産物直売所が点在しており、週末には北区民がドライブがてら訪れる“ちょっとした遠出”の定番ルートとなっています。

■ 協働型の防災・福祉ネットワーク
北区は高齢化率も高まる一方で、学生・若者が多く住む“年齢構成の多様性”が際立つ地域でもあります。そのため、町内会や学校、地域福祉団体が連携して実施するイベントや防災訓練が多く、地域全体で支え合う仕組みが根づいています。
とりわけ近年では、地域包括支援センターやボランティア団体が中心となった「地域見守り活動」が活発で、住民による顔の見える関係づくりが進んでいます。これこそが、北区の“人と人の距離の近さ”を表す象徴でもあります。

■ 知と生活が融合する、札幌北区の懐の深さ
北海道札幌市北区は、学術と文化、都市と自然、若者と高齢者という対照的な要素が共存・共栄する、極めてバランス感覚に優れた地域です。方言にしても文化にしても、強く主張するのではなく、さりげなく溶け込む“控えめな個性”が北区らしさといえるでしょう。
観光地としても生活拠点としても、多くの顔を持つこの地には、訪れた者を柔らかく包み込む懐の深さがあります。街を歩けば、その表情の豊かさに自然と引き込まれ、住めば住むほど魅力が増していく──それが札幌市北区という場所の真の姿なのかもしれません。

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●過去に人気だった店(掲載時)

★北24条の伝説的ラーメン店「いせのや」
概要: 昭和中期から平成の中頃まで営業していた、札幌味噌ラーメンの先駆けとも言われる老舗。
特色: 炒めた野菜と濃厚な味噌ダレが絶妙に絡み、寒さ厳しい冬場には長蛇の列ができた名店。
終焉: 店主の高齢化と後継者不在により平成後期に惜しまれつつ閉店。

★学生たちのオアシス「カフェ・デュ・モン北大前店」
概要: 北18条駅そばにあった欧風カフェ。北大生がレポート作成や就活準備に利用する姿が多く見られた。
特色: フレンチトーストやオムライスが看板メニュー。Wi-Fi完備の“学習カフェ”の先駆け的存在。
現在: 数年前に閉店、現在は別業態の店に。

★「セブン通り」の名で親しまれた「北18条商店街」
概要: 北18条西7丁目周辺に広がっていたレトロな商店街。八百屋、床屋、文房具店などが密集していた。
特色: 夕暮れ時になると、買い物帰りの家族や学生で賑わう光景が当たり前だった。
現在: 再開発に伴い、多くの店が姿を消すも、一部は店舗形式を変えて現存。

★学生御用達の名店「定食の太田屋」
概要: 北大構内から徒歩圏にあった定食屋で、1970年代から2000年代にかけて絶大な支持を得た。
名物: 鶏のから揚げ定食、カツカレー、生姜焼きなど、ボリュームと安さで学生の胃袋をつかんだ。
終焉: 店主の引退により閉店。SNS上では今も「幻の味」として語り草に。

★幻の書店「ブックスタンド・ミヤザキ」
概要: 北24条駅前にあった小型書店。学参、小説、漫画などジャンルを問わず豊富な在庫が自慢だった。
特色: 地域の読書会や学校推薦図書の相談窓口としても親しまれていた。
閉店: 電子書籍の普及と経営環境の変化により2020年代初頭に閉業。

★「新琴似温泉 ゆの里」──銭湯文化の象徴
概要: 新琴似に存在した温泉併設型の銭湯施設。家族連れや年配者が日常的に通っていた憩いの場所。
魅力: 天然温泉を使った広い内湯と露天風呂。地元民にとっては“裏庭のような”存在だった。
現在: 建物老朽化と利用者減により閉館。跡地はマンションへ。

★「北大グリーンショップ」──学内の隠れ名所
概要: 北大農学部が運営していた販売所。実習で栽培・製造した農産物や加工食品を販売。
特徴: 学生が生産したチーズやジャム、ハーブなど“学びの成果”が一般市民にも提供されていた。
現況: 季節営業のスタイルへ移行、現在は特定イベント時に限定オープン。

★「ミュージックハウスCOZ」──音楽愛好者の隠れ家
概要: 麻生エリアに存在したライブバー兼スタジオ。ジャズやロックを中心にセッションが行われていた。
特色: 店主自らギターを演奏することもあり、音楽好きが集まるサロン的な空間だった。
閉店: コロナ禍の影響と高齢化により閉業。今もファンの記憶に残る名所。

★「札幌ファミールホール」──街の小さな劇場
概要: 北区役所近くに存在したミニシアター兼イベントホール。自主制作映画や市民演劇の発表の場として活用。
歴史: 1980年代から市民芸術文化の発信基地として長らく親しまれてきた。
終焉: 建物の老朽化と利用者減を理由に廃業。現在はその跡地に福祉施設が建つ。

★「狸小路商店 北区版」とも呼ばれた「北大通市場」
概要: 北18条から24条にかけてかつて存在した、小規模店舗の集まり。魚屋、豆腐店、靴修理、鍵屋など多彩。
特徴: 古き良き“なんでも屋”文化が息づいており、職人の手仕事が見られた貴重な空間。
現在: 大半が閉業、空きテナントも多く見られるが、数軒は代替わりし営業継続中。

★「アポロボウル」──北区民のボウリングの聖地
概要: 1980年代~90年代に人気を誇ったボウリング場。地域のスポーツレクリエーションの拠点だった。
魅力: 子供向け大会やシニア割引も充実しており、世代を問わず親しまれた。
閉店: バブル崩壊後のレジャー産業縮小に伴い、2000年代に閉業。

★「パン工房ベル」──学生の朝を支えた味
概要: 北24条の住宅街にあった町のパン屋さん。朝6時から焼きたてパンを販売し、通学前の定番だった。
人気商品: ハムエッグパン、チョココロネ、ピロシキなど。100円台中心の価格帯も魅力。
閉店: 高齢化により2022年に惜しまれつつ閉業。最終日は感謝セールで行列ができた。

★「ダンディズ・カフェ」──知る人ぞ知る純喫茶
概要: 北34条付近にあった昭和レトロ感満載の喫茶店。シャンソンが流れる大人の空間だった。
名物: 分厚いホットケーキとネルドリップコーヒー。若者の間で“映えスポット”として再評価されたことも。
閉店: 店主の急病を機に閉業。現在は空き店舗となっている。

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●過去の出来事(掲載時)

◆「北の知の象徴」北海道大学の開放と世界発信
北海道大学は北区のシンボルともいえる存在ですが、かつては一般人が気軽に入れる場所ではありませんでした。そんな状況を一変させたのが、1990年代に始まった構内一般開放の本格化です。銀杏並木の一般公開や北大祭の市民招待が行われるようになり、「知の砦」が市民と手を取り合う象徴的な変化となりました。
特に2000年には、ノーベル化学賞を受賞した野依良治氏の関連研究が北大と関わっていたことで、世界からも注目が集まりました。この頃から、北大構内は“観光地”としても脚光を浴びるようになり、学術と市民生活が交わる一大転機となったのです。

◆「屯田兵」のルーツと記念碑の建立
北区にはかつて屯田兵村が存在し、明治時代の開拓の最前線を担っていました。特に新琴似・篠路エリアは屯田兵入植の重要地であり、その開拓精神が今も街づくりの根幹に息づいています。
1970年代には、屯田兵の功績を後世に伝えるべく**「新琴似屯田記念館」や記念碑が整備**され、地元の子どもたちが学ぶ郷土教材にも組み込まれました。「屯田まつり」などの催しも開催され、地域の誇りとして受け継がれています。

◆「北区大雪パニック事件」──平成元年の交通麻痺
1989年(平成元年)1月、北区を中心に記録的な豪雪が襲い、JR線は全面運休、バス路線も麻痺、生活機能がほぼ停止状態に。除雪が追いつかず、自衛隊が出動して新琴似・あいの里地区の救援活動に加わるという異例の対応が取られました。
この災害は、札幌市全体の冬対策に抜本的な見直しを迫るきっかけとなり、現在の「24時間体制除雪システム」や「避難所マップ」の導入につながった象徴的な出来事として語り継がれています。

◆「北24条駅前通り再開発」──変わりゆく街の顔
1980年代までは昭和の香り漂う商店街として親しまれていた北24条駅前通り。時代の流れと共に老朽化や空き店舗が目立つようになり、2000年代に入ってから行政と地元商店街組合が連携した再開発プロジェクトが本格始動しました。
中でも話題となったのは、古民家を改装したカフェや小劇場が次々に誕生したこと。これにより「サブカルの拠点」「北の下町芸術村」として若者を中心に再注目され、かつての“通りの賑わい”が息を吹き返したのです。

◆「北区地下鉄延伸構想」──幻に終わった夢
札幌市の都市計画において、かつて議論されていたのが「南北線のさらなる北進計画」。現在の終点・麻生駅から新琴似・あいの里方面への地下鉄延伸が検討された時期がありました。
しかし、採算性や地域住民のニーズ、開発コストなどの問題で2000年代初頭に計画は凍結。この未実現の夢は、現在も「もし延びていたら…」と語られる都市伝説的な話題のひとつになっています。

◆「北区発!新しい教育の実験場」札幌開成中等教育学校の創設
2011年、北海道初の公立中高一貫校として札幌開成中等教育学校が北区に開校。これは札幌市における教育の大きな挑戦であり、北区がその舞台に選ばれたことは地域の誇りとなりました。
「知的好奇心を刺激する教育」を理念とし、探究活動や国際交流を重視。全国からも教育関係者が視察に訪れ、北区が「次世代教育の拠点」として注目される契機となりました。

◆「伝説のパン屋襲撃事件」──町を騒がせた小さな大事件
2003年、北34条の住宅街にある人気ベーカリーで窃盗事件が発生。早朝に店の窓ガラスが破られ、売上金が持ち去られたものの、防犯カメラに映った“犯人がパンをつまみ食いする姿”が報道され、全国ニュースに。
幸い犯人はすぐに捕まりましたが、「ほっこりとする犯行動機(お腹が空いてた)」という理由も話題を呼び、テレビや新聞でユーモアを交えた報道がされ、地元では“パン泥棒騒動”として記憶に残っています。

◆「北大で発見された未知の植物群」──学術界が驚いた自然の宝庫
北海道大学構内の植物園や演習林では、これまでにいくつかの未記載種(新種候補)や珍種植物が発見されています。特に2007年には、北区内の演習林で北海道特有の変異を持つ植物種が確認され、学術誌に掲載されました。
このニュースは全国の植物学者から注目を集め、「大学が都市内で生態学的研究を続けられる奇跡的な環境」として、北区の自然が再評価される契機となりました。

◆「新琴似の夜空に広がった空飛ぶ謎の物体」──UFO騒動
1994年夏、新琴似中学校付近の上空に、複数の住民が**「不規則に光る飛行物体」を目撃**。地元新聞にも「未確認飛行物体か!?」と記事が掲載され、数日間、町は軽いパニックに。
最終的には気象観測用の風船の誤認という説が有力となりましたが、この出来事は地元住民にとって“北区UFO騒動”として今でも語り継がれています。

◆「北区で結ばれた市民と五輪」──札幌冬季オリンピックの記憶
1972年の札幌冬季五輪の際、北区もまた大会ボランティアや市民応援活動の中心地のひとつでした。特に北24条や北大周辺では五輪ムード一色となり、子どもたちは“札幌五輪”と書かれた旗を持って沿道応援。
大会後もしばらくはその記念品やポスターが多くの家庭で飾られ、“五輪が来た街”という誇りが地域の文化意識に刻み込まれました。

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