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【地方】:東北地方
【都道府県】:青森県
【市町村】:八戸市
【面積】:305.56km2
【総人口】:211,994人(2025年3月1日)
●概要(掲載時)
■ 北東北に輝く海の都
青森県の南東端に位置する八戸市(はちのへし)は、太平洋を望む港町として、古くから水産業や流通の拠点として栄えてきました。現在もその名残を色濃く残しながら、工業都市としての顔、新たな観光地としての一面、そして自然との共生を追求する地域として、多彩な魅力を持っています。
■ 八戸市の基本プロフィール
青森県の太平洋側に広がる八戸市は、約22万人の人口を擁する、県内で弘前市に次ぐ第3の都市です。面積は約305平方キロメートルと比較的コンパクトながら、工業地帯・商業エリア・漁港・住宅地・農村地帯がバランス良く配置されており、多機能型の地方中核都市として機能しています。
気候は冷涼で、特に「やませ」と呼ばれる冷たい海風の影響を強く受ける地域です。そのため、夏でも平均気温が低く、避暑地としても評価されています。
■ 八戸の地理的個性──海と台地が生んだ立地
八戸市は、太平洋に面した海岸線と、奥羽山脈の東縁部に広がる南部丘陵地帯を持ちます。都市中心部は「三八(さんぱち)平野」と呼ばれるなだらかな台地上に展開し、その周囲には階上岳(はしかみだけ)や是川(これかわ)など自然豊かな環境が広がっています。
市街地の中心部から車で10分も走れば、海沿いの種差海岸(たねさしかいがん)や、郊外の自然公園、さらには豊かな田園地帯へとアクセス可能という、都市と自然が隣り合わせの構造が大きな特徴です。
■ 八戸の成り立ち──南部氏から続く歴史
八戸の名が歴史上に登場するのは、鎌倉時代にさかのぼります。現在の岩手県北部から青森県南部にかけて広がる「南部領」は、南部氏という一族が治めており、八戸はその北端に位置する拠点の一つとして栄えました。
江戸時代には「八戸藩」が成立し、南部直政の子孫である南部信房によって治められました。この時代、八戸は商業と漁業の町として発展し、城下町と港町の両方の性格を兼ね備えた稀有な地域となっていきます。
幕末には洋式帆船の建造なども行われ、開明的な藩としても知られました。
■ 漁業の町としての八戸──イカとサバの聖地
八戸の代名詞といえば、「漁港都市」としての顔です。特に八戸漁港は、全国屈指の水揚げ量を誇る港で、サバやイカ、サケ、サンマなど多彩な魚種が揚がります。
特に「八戸前沖サバ」は、脂の乗りが絶妙なブランド魚として全国に名を馳せており、旬の時期には首都圏の高級スーパーでも取り扱われるほどの人気を誇ります。
また、深夜早朝にかけて開かれる「八戸漁港の朝市」は、地元住民や観光客に大人気のイベントで、海産物や加工品、地元料理が所狭しと並びます。
■ 工業都市としての変貌と成長
戦後の高度経済成長期、八戸市は「臨海工業地帯」の指定を受け、製紙、化学、製鉄などの大規模工場が次々と進出。特に新日鐵住金八戸製鐵所(現・日本製鉄)や三菱ガス化学などが立地し、県内屈指の工業出荷額を誇るエリアへと変貌を遂げました。
この工業化の恩恵で、都市インフラや雇用が急速に拡充され、現在の八戸の都市基盤の礎が築かれました。
■ 文化と風土──根付く「えんぶり」と人のつながり
八戸の伝統文化を語るうえで欠かせないのが、毎年2月に行われる『八戸えんぶり』です。これは田植えの所作を舞踊化した郷土芸能で、色とりどりの衣装と勇壮な動きが見る者の心を打ちます。国の重要無形民俗文化財にも指定されており、寒さ厳しい八戸の冬に春の訪れを告げる風物詩として親しまれています。
また、夏には『八戸三社大祭』が開催され、絢爛豪華な山車(だし)と囃子が街中を練り歩きます。地域ごとに異なる装飾の山車は、どれも圧巻の美しさで、まさに「動く芸術作品」と呼ぶにふさわしい存在です。
■ 自然と観光──種差海岸と歴史資産の融合
八戸には、雄大な自然景観を誇る観光地も数多く存在します。中でも有名なのが『種差海岸』です。天然芝が海岸線まで続くという日本でも珍しい景勝地で、海と緑が融合した独特の風景は訪れる者を魅了します。
また、是川縄文遺跡や、是川考古館では、縄文時代の生活や精神文化に触れることができ、「八戸=近代的な港町」という印象を超えた、歴史の深さを感じられる場として評価されています。
■ 都市機能と生活の質の両立
八戸市の魅力のひとつは、コンパクトながらも都市機能が集積している点です。八戸駅には東北新幹線が停車し、東京からのアクセスも良好。市内には大型ショッピングモールや医療機関、大学、文化施設などが整い、都市生活の利便性と自然の豊かさを両立しています。
また、市民の生活満足度も高く、転入者の定住率も安定。海の幸に恵まれ、交通アクセスも良好という点が、子育て世代やシニア層にも支持されています。
■ 未来を見据える八戸──持続可能な都市へ
近年、八戸市は「スマートシティ」「持続可能な地域づくり」を掲げ、再生可能エネルギー導入や脱炭素社会に向けた取り組みを進めています。また、若者のUターン・Iターンを促すための移住促進政策にも積極的で、UIJターン支援や空き家リノベーションプロジェクトなど、多面的なアプローチを展開中です。
さらに、八戸工業高等専門学校や八戸学院大学など教育機関との連携も進め、地元で育った人材を地域に還元する循環型社会の実現を目指しています。
■ まとめ──多面性をもつ「海と歴史の都市」
八戸市は、漁業都市・工業都市・文化都市・観光都市──これらすべての顔を持ちながら、それぞれが調和し、一体感をもって発展してきました。伝統を守りながら革新を忘れず、自然と都市のバランスを追求し、未来に向かって歩みを止めない──そんな八戸の姿は、これからの地方都市の理想形のひとつともいえるでしょう。
海とともに歩み、歴史とともに育ち、今を生きる人々の営みが息づく街、八戸。訪れるたびに新たな発見と感動をもたらしてくれるこの地は、まさに東北の宝といっても過言ではありません。
●地域(掲載時)
■ 中心市街地|本八戸・十六日町・三日町エリア
八戸市の歴史と経済の中枢を担うのが、市街地の「本八戸駅」周辺エリアです。江戸時代の八戸藩の城下町として栄えたこのエリアは、今でも市役所や市民病院、文化施設が集中し、行政・文化・商業の中心として機能しています。
とりわけ、三日町や十三日町、六日町といった「〇日町」と呼ばれる通りは、昔の市(いち)の名残を示しており、現在も百貨店、老舗の料理屋、和菓子店、居酒屋などが並び、昔と今が交差する独特の雰囲気を醸し出しています。
夜になると、横丁文化の中心地として、レトロでにぎやかな飲食街が灯りをともします。「みろく横丁」や「長横町れんさ街」など、数十軒の小さな店が軒を連ね、県外からの観光客にも人気のグルメスポットです。
■ 湊・新湊・白銀地区|漁港と漁師町の原風景
八戸港の南側に広がる湊(みなと)、新湊、白銀(しろがね)は、まさに八戸の「漁師魂」が息づく地域です。ここは古くから漁業が盛んなエリアで、特に白銀はその名の通り“銀鱗のごときイカやサバ”が揚がる場所として知られています。
漁港周辺には加工業の拠点も点在しており、水産業関連の冷蔵倉庫や加工工場が立ち並びます。朝市が開かれる「館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)」もこの地区で毎週日曜日に開催され、朝5時から地元の人々や観光客で大にぎわいとなります。
また、白銀から鮫(さめ)方面にかけては、八戸線の海岸沿いに住宅地と観光名所が並び、種差海岸へ向かう風光明媚なルートとしても親しまれています。
■ 是川地区|縄文の記憶と穏やかな丘陵地
八戸の歴史的ルーツをたどるなら、是川(これかわ)地区は外せません。ここは世界的にも貴重な「是川遺跡」が発見された地で、土偶や装飾品などから、縄文人たちの精神文化の豊かさが伺えます。
現在、遺跡に隣接する「是川縄文館」では、これらの発掘品を見学することができ、全国の考古学ファンや歴史好きから高い評価を得ています。
一方で、是川地区は農地や雑木林が多く、現代でものどかな風景が残っています。住宅開発も進んではいますが、八戸市中心部から車で15分ほどとは思えない静けさが広がる、知る人ぞ知る癒しスポットです。
■ 階上境界エリア(南郊)|台地と牧場が交差する風景
市の南部、青森と岩手の県境に広がる南郊エリアは、なだらかな台地が続く農業地帯です。特に、豊崎・南郷・大久保などの地区では、牧場や果樹園が点在し、酪農・リンゴ・ブルーベリー栽培などが盛んです。
八戸ワイナリーやブルーベリーヒルといった施設もあり、「都市と農村の接点」として近年は観光体験型の農業も注目されています。
また、旧・南郷村が合併して八戸市になって以降も、地域独自の文化が根強く残っており、地元住民の結びつきも強いエリアとなっています。南郷では「南郷ジャズフェスティバル」という音楽イベントが開催され、ジャズと自然の融合が人々を魅了しています。
■ 根城・田面木エリア|交通の要衝と暮らしの拠点
八戸市の南西に位置する根城(ねじょう)・田面木(たものき)地区は、八戸ICと八戸駅を抱える交通の中核エリアです。特に「八戸駅周辺」は東北新幹線の乗り入れにより、ビジネス・観光の拠点として急成長を遂げました。
駅周辺には商業施設、ビジネスホテル、住宅地が整備され、まさに“現代八戸の玄関口”として機能しています。また、旧南部藩の政庁「根城(ねじょう)」の復元施設もあり、歴史ファンにも人気のスポットです。
田面木エリアには新興住宅街が広がり、若い子育て世代にも人気の高い地域です。公園や学校も整備され、暮らしやすさを感じるエリアでもあります。
■ 長者・城下エリア|古き城下町の気配を残す街並み
「長者(ちょうじゃ)」という地名が示す通り、このエリアは古くから有力者が住む由緒ある住宅地でした。現在も格式高い神社仏閣や古民家が点在し、歴史情緒あふれる街並みを形成しています。
城下町としての雰囲気を残すため、石畳や黒塀が美しく整備されており、歴史と静寂に包まれた空気感があります。また、ここには八戸市立図書館や博物館、美術館などの文化施設が集積しており、学びと芸術の香る地域でもあります。
散策を楽しむ人が多く、春には桜並木、秋には紅葉が彩る景観が楽しめます。
■ 北部郊外(妙・旭ヶ丘・河原木)|住宅と自然の調和地帯
北部の妙(たえ)、旭ヶ丘、河原木(かわらぎ)地区は、緑豊かな住宅地と田園が融合した、落ち着いたエリアです。都市中心部から車で20分以内というアクセスの良さと、静かな生活環境のバランスが評価され、定住者が増加しています。
特に旭ヶ丘は大型団地と自然公園が隣接し、子育て世帯やセカンドライフを送るシニア層にも人気。公園では四季折々の花や野鳥観察が楽しめ、住民による花壇整備など地域愛にあふれた活動も行われています。
また、河原木エリアは八戸港に近く、工場群も多いため、通勤拠点としての機能も果たしています。
■ 種差・鮫地区|太平洋を望む絶景と信仰の地
鮫(さめ)地区は、八戸市の最東端に位置し、太平洋に突き出したような場所にあります。この地域のハイライトは、何といっても「種差海岸」と「葦毛崎展望台」、そして「蕪嶋神社」。
特に蕪嶋神社はウミネコの繁殖地としても知られ、4~6月頃には空一面がウミネコで埋め尽くされるという圧巻の光景が広がります。神社自体も大漁祈願・海上安全の信仰を集める神聖な場所で、八戸の“海とともに生きる精神”が象徴されています。
観光列車「リゾートうみねこ」なども走り、海岸線の風景と旅情が溶け合う、まさに癒しの地です。
●代表的な観光スポット(掲載時)
★八食センター
概要: 新鮮な海産物や地元の特産品が揃う市場。食事処も充実しており、地元の味を堪能できます。
おすすめ時期: 通年。特に冬の海産物が豊富な時期がおすすめ。
アクセス: 八戸駅から車で約10分。
費用: 入場無料。飲食や買い物は別途。
★種差海岸
概要: 天然芝生が広がる海岸線。散策やピクニックに最適なスポットです。
おすすめ時期: 春から秋にかけて。特に夏は海風が心地よい。
アクセス: 八戸駅から車で約30分。
費用: 無料。
★蕪嶋神社
概要: ウミネコの繁殖地としても有名な神社。海上安全や商売繁盛のご利益があります。
おすすめ時期: 春から初夏にかけて。ウミネコの繁殖期に訪れると賑やかです。
アクセス: 八戸駅から車で約25分。
費用: 無料。
★館鼻岸壁朝市
概要: 毎週日曜日の早朝に開催される日本最大級の朝市。新鮮な海産物や地元の特産品が並びます。
おすすめ時期: 3月中旬から12月。
アクセス: 八戸駅から車で約20分。
費用: 無料。
★葦毛崎展望台
概要: 太平洋を一望できる絶景スポット。日の出や夕日が美しいことで知られています。
おすすめ時期: 通年。特に晴れた日がおすすめ。
アクセス: 八戸駅から車で約30分。
費用: 無料。
★八戸公園(こどもの国)
概要: 動物園や遊園地、植物園が併設された総合公園。家族連れに人気です。
おすすめ時期: 春から秋にかけて。
アクセス: 八戸駅から車で約15分。
費用: 入園無料。施設利用は別途。
★八戸屋台村みろく横丁
概要: 地元の食材を使った料理や地酒が楽しめる屋台村。夜の散策に最適です。
おすすめ時期: 通年。
アクセス: 本八戸駅から徒歩約10分。
費用: 入場無料。飲食は別途。
★八戸市水産科学館マリエント
概要: 海洋生物や漁業に関する展示が充実した科学館。体験型の展示もあります。
おすすめ時期: 通年。
アクセス: 八戸駅から車で約25分。
費用: 大人500円、小中学生200円。
★是川縄文館
概要: 縄文時代の遺跡や出土品を展示する博物館。国宝も展示されています。
おすすめ時期: 通年。
アクセス: 八戸駅から車で約20分。
費用: 大人250円、高校生以下無料。
★長者山新羅神社
概要: 八戸市内にある歴史ある神社。桜の名所としても知られています。
おすすめ時期: 春の桜の季節。
アクセス: 本八戸駅から徒歩約15分。
費用: 無料。
★八戸ブックセンター
概要:本と人と地域をつなぐ文化拠点。八戸にゆかりのある著者や作品の特設コーナーもあり、静かな読書体験が可能です。
おすすめ時期:通年(雨の日の観光にも最適)
アクセス:本八戸駅から徒歩約10分
費用:入場無料(書籍購入は別途)
★南部会館
概要:八戸藩時代の歴史や南部家に関する資料が展示されている歴史館。文化好きにおすすめ。
おすすめ時期:通年(特に歴史イベントがある時期は見応えあり)
アクセス:八戸駅からバスで約20分
費用:大人300円、小中学生150円
★館鼻岸壁のウミネコ観察スポット
概要:春から夏にかけて、数千羽のウミネコが飛来し、大群の姿を間近に観察できる海岸。
おすすめ時期:4月~7月(繁殖期)
アクセス:八戸駅から車で約25分
費用:無料
★種差天然芝生地
概要:種差海岸の中心にある広大な天然芝の草原。キャンプや散歩、ヨガ体験などが人気。
おすすめ時期:5月~10月
アクセス:八戸駅から車で約30分
費用:無料(体験プログラムは別途)
★櫛引八幡宮
概要:古くから南部藩の守護神として信仰された神社。国宝・赤糸威鎧があることでも有名。
おすすめ時期:初詣や例大祭(9月)がおすすめ
アクセス:八戸駅から車で約15分
費用:境内無料(宝物殿は大人300円)
★陸奥湊駅前朝市
概要:八戸の港町の生活を感じられる活気ある朝市。朝ごはんにもぴったり。
おすすめ時期:通年(日曜は館鼻岸壁朝市と連動)
アクセス:陸奥湊駅から徒歩すぐ
費用:入場無料、食事・買い物は別途
★新井田公園
概要:四季折々の花と緑が楽しめる公園で、春には桜の名所として知られる憩いの場。
おすすめ時期:春(桜)、秋(紅葉)
アクセス:八戸駅から車で約15分
費用:無料
★種差海岸インフォメーションセンター
概要:周辺の自然や文化を学べる展示が揃う。ハイキング前の情報収集にも最適。
おすすめ時期:通年
アクセス:八戸駅から車で約30分
費用:無料
★白浜海水浴場
概要:透明度の高い海と白い砂浜が特徴の海水浴場。夏のレジャーに最適。
おすすめ時期:7月~8月
アクセス:八戸駅から車で約35分
費用:無料(駐車場・施設利用は別途)
★柏崎温泉
概要:八戸市内にある静かな温泉。地元の人にも愛される穴場的存在。
おすすめ時期:秋冬(寒い季節の温泉が◎)
アクセス:八戸駅から車で約20分
費用:入浴料500円前後
★八戸酒造(八戸酒類)
概要:地元を代表する酒蔵。試飲・見学もでき、日本酒ファンに人気。
おすすめ時期:冬~春(新酒の時期)
アクセス:八戸駅から車で約20分
費用:見学無料(要予約)
★グレットタワーみなと
概要:八戸港に立つ展望塔。太平洋と八戸港を一望できるフォトスポット。
おすすめ時期:通年(晴れた日がベスト)
アクセス:八戸駅から車で約30分
費用:大人200円、小学生以下無料
★八戸市美術館
概要:地元作家や現代アートを中心に展示するモダンな美術館。
おすすめ時期:特別展の時期(春・秋)
アクセス:本八戸駅から徒歩約10分
費用:展覧会により異なる(常設展示300円程度)
★おいらせ渓流温泉
概要:八戸から少し足を伸ばした自然豊かな温泉地。渓流と紅葉が見事。
おすすめ時期:10月~11月(紅葉シーズン)
アクセス:八戸駅から車で約40分
費用:入浴料600~800円
★中居林温泉
概要:地元に根差した日帰り温泉施設。肩の力を抜ける素朴な雰囲気。
おすすめ時期:通年アクセス:八戸駅から車で約15分
費用:入浴料400円程度
★八戸市博物館
概要:八戸の歴史と文化、古代から近代までを展示。学びの場としても最適。
おすすめ時期:通年(雨の日にも◎)
アクセス:本八戸駅からバスで15分
費用:大人250円、学生100円
★青葉湖(世増ダム)
概要:湖畔を囲む自然が美しく、春の桜や秋の紅葉が圧巻。ウォーキングも楽しい。
おすすめ時期:4月(桜)、10月(紅葉)
アクセス:八戸駅から車で約40分
費用:無料
★八戸港フェリーターミナル
概要:八戸−苫小牧航路の発着港。フェリー旅のスタート地点としても注目。
おすすめ時期:夏(北海道旅行とセットで)
アクセス:八戸駅から車で約20分
費用:施設利用は無料、フェリーは別途(3,000円~)
★湊山公園
概要:港町を望む小高い丘にある静かな公園。桜の季節にはピンクに染まります。
おすすめ時期:春(桜)、初夏(新緑)
アクセス:八戸駅から車で約25分
費用:無料
★法霊山
概要:「八戸三社大祭」の起源ともいわれる由緒ある山。八戸の信仰文化が息づく。
おすすめ時期:7月末~8月初(祭りの季節)
アクセス:八戸駅から車で約30分
費用:無料
●主な交通手段(掲載時)
■ 市営・民間バス:観光にも日常にも対応
八戸市内には、市営バス(八戸市営バス)と南部バスが運行する路線バスが充実しています。特に「八戸駅」や「本八戸駅」からは、市街地や観光スポットへの路線が網の目のように張り巡らされています。
とくに観光客に便利なのが、「るるっぷ八戸」などの観光向け循環バス。八食センター、館鼻岸壁朝市、八戸ポータルミュージアムなどを効率よく回ることができ、1日乗車券を活用すればお得です。
主な利用エリア:
市中心部(本八戸~十三日町)
湊・白銀地区(海岸沿いの観光地)
是川縄文館や博物館などの文化施設
■ JR八戸線:海沿いを走るローカル列車の魅力
市内にはJR八戸線が通っており、八戸駅~種差海岸~久慈駅を結んでいます。この路線は、特に種差海岸や大久喜駅など自然豊かなスポットを訪れるのにうってつけです。
列車から見える海岸線の景色は絶景で、鉄道ファンや写真好きな旅行者からも好評。観光地の多くは駅から歩いて数分でアクセス可能な点もポイントです。
魅力的な途中駅:
種差海岸駅:芝生と海が広がる絶景スポット
鮫駅:蕪島神社やウミネコの観察に最適
■ タクシーと配車アプリ:柔軟に動きたい人向け
市街地や駅周辺にはタクシーも多く待機しており、混雑時以外は比較的スムーズに乗車できます。八戸市では一部で配車アプリ(GOなど)も対応しており、スマホ操作で気軽に車を呼ぶことが可能です。
また、グループ旅行であれば「観光タクシープラン」を活用するのもおすすめ。時間制で貸し切り移動でき、地元ドライバーのガイドも魅力のひとつです。
■ レンタサイクル:街歩き+自由度の高い選択肢
市内観光をより自由に楽しみたい方には、自転車のレンタルサービスも充実しています。JR八戸駅前や八戸ポータルミュージアムなどに貸出所があり、手軽に利用できます。
特に八戸中心街~館鼻岸壁朝市~種差海岸方面は、天候が良ければ自転車でのんびり巡るのに最適なルート。アップダウンも少なく、体力に自信のない方でも気軽に楽しめます。
■ レンタカー
八戸駅周辺には、トヨタレンタカーや日産レンタカー、ニッポンレンタカーなどの営業所があり、レンタカーを利用して自由に観光地を巡ることができます。特に、公共交通機関では行きにくい場所へのアクセスに便利です。
●代表的な名物・名産品・特産品(掲載時)
★八戸せんべい汁
概要:煮込んでも煮崩れない「せんべい」が主役の郷土鍋料理。南部せんべいと出汁の相性が抜群で、鶏肉やごぼうと煮ることで旨味が溶け込みます。レトルトや乾燥具材入りパックも販売されており、お土産としても人気。
費用目安:500円~1000円(スープ付きの土産パック)
★八戸前沖さば
概要:八戸港で水揚げされる脂の乗ったブランド鯖。秋から冬にかけて旬を迎え、刺身、しめさば、干物など多彩な加工品が揃います。特に「銀鯖」は脂質含有量が20%超えとも言われます。
費用目安:800円~1500円(しめ鯖1パック)
★いちご煮
概要:ウニとアワビを贅沢に使った潮汁。乳白色のスープに浮かぶウニがイチゴに見えることからこの名前に。缶詰でも高級品で、贈答用として特に重宝される逸品。
費用目安:1500円~3000円(缶詰1缶)
★南部せんべい
概要:小麦粉ベースの素朴な煎餅。胡麻、落花生、クルミなど多様な種類があり、日持ちするため手軽な土産として人気です。お菓子タイプと鍋用が存在します。
費用目安:300円~800円(1袋)
★八戸せんべいグラノーラ
概要:南部せんべいを砕いてグラノーラと融合させた新感覚ヘルシースナック。女性や健康志向の人に評判。おしゃれなパッケージでカフェ土産としても人気。
費用目安:500円~900円(1袋)
★鯖ジャーキー
概要:八戸前沖さばを干して味付けした旨味たっぷりのジャーキー。甘辛いタレ味、ブラックペッパー風味など種類も豊富で、酒のつまみに最適。
費用目安:600円~1000円(1袋)
★なかよし(チーズさきいか)
概要:地元メーカー「なとり」が製造する、さきいかの中にチーズを挟んだロングセラーおつまみ。全国で販売されていますが、八戸が発祥。
費用目安:400円~700円(1袋)
★八戸ラーメン
概要:澄んだ醤油スープとストレート細麺が特徴のご当地ラーメン。魚介の出汁が効いたあっさり系で、箱入り生ラーメンセットが土産として販売。
費用目安:600円~1200円(2食入りセット)
★鯖缶(八戸缶詰シリーズ)
概要:地元水産会社が作るサバ缶は、脂がしっかり乗っているのに臭みがないと好評。味噌煮、醤油煮、水煮などバリエーションも豊富。
費用目安:300円~500円(1缶)
★陸奥八仙(日本酒)
概要:八戸酒造が手がける地酒ブランドで、全国的にもファンが多い逸品。フルーティーな吟醸系から米の旨味が生きる純米酒まで幅広い。
費用目安:1500円~3000円(720ml)
★八戸焼
概要:八戸市で制作される陶芸品。藍色の釉薬が美しい日用雑器が多く、湯呑みや小鉢が定番。素朴な味わいと使い勝手のよさが魅力。
費用目安:1000円~3000円(湯呑・小皿)
★馬肉くんせい
概要:青森南部地方では古くから食されてきた馬肉を燻製にした保存食。低脂肪・高タンパクでヘルシー、噛むほどに旨味が広がります。
費用目安:600円~1000円(1パック)
★八戸の塩うに
概要:地元のウニを塩のみで熟成させた保存食。濃厚な磯の香りと塩気が特徴で、日本酒との相性抜群。高級珍味のひとつ。
費用目安:2500円~4000円(小瓶入り)
★八戸甘酒
概要:酒粕を使わず、米麹だけで仕上げた優しい味わいの甘酒。冬場の朝市などで振る舞われることも。健康志向の人に人気。
費用目安:400円~800円(350ml瓶)
★サバカレー
概要:鯖の旨味を活かしたカレーで、ご飯とよく合うスパイス感が特徴。レトルトパウチタイプが多く、保存も便利。
費用目安:500円~700円(1食分)
★八戸ブイヤベース
概要:地元シェフたちがレシピを統一して提供する「八戸ブイヤベースフェスタ」で誕生した人気メニュー。魚介の旨味が凝縮された濃厚スープ。
費用目安:1000円~1500円(レトルトスープ)
★館鼻岸壁朝市の干物
概要:毎週日曜に開催される館鼻岸壁朝市で手に入る、新鮮魚を天日干しにした絶品。とにかく安くて旨いと評判。
費用目安:500円~1000円(1袋)
★八戸産りんごのジュース
概要:八戸周辺で収穫されるりんごをストレートジュースにした果汁100%飲料。濃厚で香り豊か、贈答用にも好評。
費用目安:500円~1500円(500ml瓶)
★三戸南部どりの加工品
概要:八戸の郊外、三戸町で育てられる南部どりは、ジューシーでやわらか。ソーセージやハムなどの加工品が直売所で人気。
費用目安:700円~1500円(ソーセージ・スモーク類)
★大間マグロ×八戸コラボ海鮮丼(駅弁)
概要:八戸駅構内で買える限定駅弁。大間産マグロや八戸産いくら・ホタテがぎっしりのった贅沢仕様。旅の思い出にも。
費用目安:1200円~1800円(1折)
●人気のお土産(掲載時)
★なかよし(チーズ入りさきいか)
概要:八戸発のロングセラー珍味。ほどよい塩気のさきいかにコクのあるチーズをサンドした逸品で、おやつやお酒のつまみに最適。パリパリ&ねっとりの食感がクセになる。
費用目安:400円~700円(1袋)
★八戸せんべい汁セット
概要:ご当地グルメ「せんべい汁」が自宅で手軽に再現できるパック。専用せんべいと出汁がセットになっており、お鍋にポンと入れるだけ。旅の余韻をもう一度味わえるアイテム。
費用目安:600円~1000円(2人前~3人前)
★鯖缶(八戸缶詰シリーズ)
概要:地元の脂が乗った前沖サバを缶詰に閉じ込めた逸品。味噌煮、塩煮、水煮などバリエーションも多く、家庭でも手軽に八戸の味を再現可能。日持ちが長いのも魅力。
費用目安:300円~500円(1缶)
★八戸せんべいグラノーラ
概要:伝統の南部せんべいを現代風にアレンジした、朝食や軽食にも合うおしゃれなグラノーラ。ナッツやドライフルーツとのバランスも絶妙で、女性人気が高い。
費用目安:500円~900円(1パック)
★いちご煮缶詰
概要:ウニとアワビを贅沢に使った潮汁「いちご煮」がそのまま缶詰に。高級感あるパッケージで、贈答品や高級土産としても人気。ごはんにかけても絶品。
費用目安:1500円~3000円(1缶)
★南部せんべい(胡麻・落花生・クルミ)
概要:シンプルな素材で仕上げた素朴な風味が特徴。お茶うけや軽食にピッタリで、子どもからお年寄りまで喜ばれる。種類も豊富で食べ比べも楽しい。
費用目安:300円~600円(1袋)
★サバチ(さばチップス)
概要:鯖の栄養をまるごと摂れる新感覚スナック。パリっとした歯ごたえと香ばしさがやみつきに。DHAやEPAなどの健康成分も豊富でヘルシー志向に人気。
費用目安:400円~700円(1袋)
★館鼻岸壁朝市限定 干物セット
概要:日本最大級の朝市で仕入れた新鮮魚の干物。アジ、カレイ、ホッケなど種類豊富で、冷凍保存も可能。魚好きな人に喜ばれる本物志向の味わい。
費用目安:1000円~2000円(詰め合わせ)
★陸奥八仙(ミニボトル日本酒)
概要:八戸酒造の地酒ブランド「陸奥八仙」から、お土産に適した300mlサイズのミニボトルが人気。軽やかで香り高く、日本酒初心者にも好評。
費用目安:600円~900円(1本)
★鯖ジャーキー
概要:脂が乗った鯖をスパイシーな味付けで乾燥させたスタミナ満点のスナック。パッケージもスタイリッシュで、若者や男性への土産にも最適。
費用目安:600円~1000円(1袋)
★八戸ラーメンセット
概要:澄んだ醤油ベースのスープとコシのある細麺が特徴の「八戸ラーメン」がご家庭でも楽しめるインスタント生麺セット。旅行後の“思い出の再現”にぴったり。
費用目安:700円~1200円(2人前)
★八戸のウニごはんの素
概要:炊飯時に加えるだけで香り高いウニご飯が完成するお手軽グルメアイテム。海鮮好きな人への贈り物として人気急上昇中。
費用目安:900円~1300円(2合用)
★八戸甘酒(瓶入り)
概要:酒粕を使わず麹のみで仕上げた優しい甘さのノンアルコール甘酒。健康志向の人へのギフトや寒い季節の定番として人気が高い。
費用目安:500円~800円(300ml瓶)
★八戸せんべいチョコ
概要:せんべいの香ばしさとチョコの甘さが融合した新感覚スイーツ。おしゃれな見た目とサクサク食感が魅力で、おしゃれ系お土産として注目。
費用目安:600円~900円(6枚入り)
★三戸南部どりのスモークハム
概要:八戸郊外で育てられた「南部どり」をじっくり燻製したこだわりの逸品。しっとりジューシーな味わいで、ワインや地酒とも好相性。
費用目安:800円~1500円(1パック)
★八戸りんごジュース(ストレート)
概要:果汁100%の贅沢なストレートジュース。とろみのある濃厚な口当たりとフレッシュな酸味が特徴で、子どもにも安心して飲ませられる逸品。
費用目安:500円~1000円(500ml瓶)
★サバカレー
概要:鯖の旨味がギュッと凝縮された和風スパイシーカレー。レトルトタイプで、温めるだけですぐ食べられる便利なご当地カレー。
費用目安:500円~700円(1食分)
★八戸発 ウニパスタソース
概要:濃厚なウニの風味が生きた贅沢ソース。茹でたパスタに絡めるだけで海の香りあふれる逸品が完成。グルメな方へのお土産に好評。
費用目安:700円~1100円(2人前)
★八戸ポータルミュージアム オリジナルグッズ
概要:八戸の観光情報発信拠点「はっち」で手に入るオリジナル雑貨や手ぬぐい。デザイン性が高く、八戸愛を感じるおしゃれな土産。
費用目安:500円~1200円(手ぬぐいや文具など)
★海藻スープ詰め合わせ(ふのり・昆布など)
概要:八戸近海で採れた海藻を使ったフリーズドライスープ。お湯を注ぐだけで磯の香りが広がり、手軽に楽しめる栄養満点の逸品。
費用目安:800円~1500円(5食分)
●代表的な食文化・ご当地グルメ(掲載時)
■ 煮込んで味わう“せんべい汁”文化
南部せんべいを主役にした鍋料理の革新
「せんべい汁」は八戸を代表する郷土料理のひとつ。もともとは家庭料理として親しまれてきましたが、近年ではB-1グランプリで注目され、全国的な知名度を獲得しました。
この料理の最大の特徴は、“煮ても溶けない”特別製の南部せんべい。小麦粉で練り上げられた円形のせんべいを割って、鶏ガラや魚介ベースの出汁で野菜・肉類と一緒に煮込むことで、もちもち・つるりとした新しい食感が生まれます。
観光客には、八戸駅や朝市の屋台、ローカル居酒屋などで手軽に味わえるよう工夫された一品料理スタイルも人気。家庭用のレトルトパックも多く販売されており、旅の記憶を自宅で再現する人も後を絶ちません。
■ 海の恵みが主役“八戸前沖さば”の実力
青魚の価値観を変える脂と旨み
「八戸前沖さば」は、八戸港で水揚げされるブランドサバの総称で、特に脂ののりが抜群の秋から冬にかけてが旬。国内でもトップクラスの品質を誇り、その豊かな味わいは、しめ鯖、塩焼き、刺身、味噌煮など、調理法を選びません。
地元の寿司屋では“とろさば寿司”として提供されることもあり、見た目のインパクトと脂の濃厚さに驚く旅行者も多いです。また、サバ缶やサバジャーキーなどの加工品も豊富で、地元民の食卓に欠かせない存在です。
■ “いちご煮”に隠された贅沢の極み
ウニとアワビが織りなす海のスープ
八戸を訪れるなら一度は口にしたいのが「いちご煮」。名前の可愛らしさに反して、中身は極めて豪華。生ウニとアワビを潮汁に仕立てた料理で、乳白色のスープに浮かぶオレンジ色のウニが“野イチゴ”のように見えることから名づけられました。
シンプルながらも海の香りと素材の旨味が凝縮されており、まさに“海の宝石箱”。観光客には、いちご煮ごはん(いちご煮を炊き込みご飯にアレンジ)として提供する定食や、缶詰商品も人気を博しています。
■ “八戸ラーメン”の澄み切った奥深さ
醤油スープに魚介の余韻が漂う一杯
八戸ラーメンは、どこか懐かしさを感じるあっさり系の中華そば。特徴は、鶏ガラと煮干しをベースにした透き通ったスープと、ストレートの中細麺。具材もシンプルで、チャーシュー、メンマ、ネギが主流です。
地元民のソウルフードとして愛されており、昭和から続く老舗店から近年の創作系ラーメン店までバリエーションも豊富。観光者にとっても、旅の合間の“ホッとする一杯”として人気があります。
■ 八戸の朝は“館鼻岸壁朝市”から始まる
露天100軒超、五感で楽しむ海辺のグルメ市場
毎週日曜日の夜明け前から始まる「館鼻岸壁朝市」は、八戸の名物風景。約800mにも及ぶ海沿いの通りに、食べ物・雑貨・花・骨董までバラエティ豊かな露店が並びます。
中でも注目はその場で焼かれる串焼き魚介、しぼりたてのりんごジュース、朝限定の“海鮮おにぎり”など。その場で食べるグルメこそが最大の魅力で、まるで“歩くフードフェス”のような熱気があります。
■ 魚が主役の“青森風寿司”
鮮度と技で勝負する地物握り
八戸の寿司文化は、いわゆる“東京の江戸前”とは異なり、地魚の美味しさを最大限に活かしたシンプルなスタイル。八戸港に水揚げされたカレイ、ヒラメ、アイナメ、ホタテ、そしてサバなどが、シャリの上で輝きます。
地元ならではの握り寿司に加え、海鮮丼やバラちらしなども人気。高級寿司店から市場の立ち食い寿司まで、幅広く楽しめるのも嬉しいポイントです。
■ “八戸ブイヤベース”が生んだ地中海との邂逅
フランス料理×三陸海の幸の華麗なる融合
近年注目されているのが、「八戸ブイヤベースフェスタ」。地元のフレンチレストランが連携し、八戸産の魚介を使ったオリジナル・ブイヤベースを期間限定で提供するグルメイベントです。
マダラ、イカ、ホタテ、ワタリガニなど、その時々の旬の海産物がふんだんに使用され、スープは香り高く濃厚。フレンチと和の融合という新しい食体験として、観光客からも高い評価を受けています。
■ 地元の人が愛する“惣菜文化”
鯖の味噌煮、昆布巻き、煮魚の定番たち
八戸のスーパーや総菜屋では、手間暇かけた“おふくろの味”が並びます。とくに鯖の味噌煮やイカの煮付け、昆布巻き、たらこ煮など、保存性も高く、ご飯が進む味付けが主流。
地元民の日常に根ざした惣菜文化ですが、その実力は侮れず、「家庭の味を知るならスーパーで」という旅人の声も。ご飯と味噌汁があれば完結する“青森の定食スタイル”がここにあります。
■ “りんごスイーツ”の可能性
果実王国の甘美な実り
八戸を含む青森県南部はりんごの名産地。観光土産としても、アップルパイ、りんごジュース、りんごバターなどさまざまな形で活用されています。
中でも注目は“生アップルパイ”と呼ばれる、注文後に焼きたてを提供するスタイル。果肉感たっぷりの甘酸っぱいりんごとバター香るサクサクの生地が絶妙にマッチします。地元ベーカリーの個性が光る逸品です。
■ “発酵”を活かした保存食の技
塩ウニ・糠漬け・乾物に宿る先人の知恵
厳しい冬を越えるために、八戸では発酵や乾燥による保存食文化が発達しました。特に塩ウニ、イカの塩辛、鱈の干物、そして“糠イワシ”などは、八戸ならではの伝統食品です。
発酵食品の旨味は、地酒との相性も抜群。旅の締めくくりに、地元の酒とともにこれらを味わうことで、食の奥深さを改めて感じられます。
■ 終わりに:八戸の食文化は「日常と贅沢の同居」
八戸の食文化の魅力は、“日常に根差した料理の深さ”と“海の贅沢を活かした創作性”が共存している点にあります。家庭的なぬくもりを感じさせる素朴な料理から、洗練された地元創作グルメまで、どんなスタイルの旅人にも応えてくれる幅広さが、八戸の懐の深さを物語っています。
その土地の味を知ることは、その土地の生き方を知ること。八戸を訪れたなら、ぜひ“食べる”という行為を通じて、この町の風土にじっくりと触れてみてください。
●代表的な祭・イベント(掲載時)
★八戸三社大祭(はちのへさんしゃたいさい)
概要:300年の歴史を誇る、八戸最大の伝統祭。豪華絢爛な山車が市内を練り歩き、笛・太鼓・舞踊が一体となる圧巻の祭礼です。ユネスコ無形文化遺産にも登録。
観光時期:毎年7月31日~8月4日
アクセス:JR本八戸駅から徒歩5分(メイン会場付近)
費用目安:観覧無料(一部有料観覧席あり/1000円~)
★館鼻岸壁朝市(たてはながんぺきあさいち)
概要:全長800m超、出店数300以上を誇る、日本最大級の朝市。毎週日曜の夜明け前から活気にあふれ、新鮮な魚、惣菜、雑貨などが並ぶ。
観光時期:3月中旬~12月下旬の毎週日曜日(早朝開催)
アクセス:JR陸奥湊駅から徒歩10分
費用目安:入場無料(飲食代は個別に300~1000円程度)
★八戸えんぶり
概要:八戸の春を告げる伝統行事。田の神に豊作を祈願して披露される舞で、カラフルな烏帽子をかぶった“えんぶり組”の動きに魂が宿る。
観光時期:毎年2月17日頃を中心に4日間
アクセス:JR本八戸駅周辺・市庁前広場
費用目安:観覧無料(一部のホール公演は500円~)
★八戸花火大会
概要:館鼻漁港から打ち上げられる約5000発の花火。海面に映る大輪と港町の夜景が幻想的な風景を描く、夏の風物詩。
観光時期:毎年8月下旬の土曜日
アクセス:JR白銀駅から徒歩20分、またはバス
費用目安:観覧無料(有料席2000円~)
★八戸ブイヤベースフェスタ
概要:八戸産の海の幸をふんだんに使用したブイヤベースを、地元レストランがオリジナルアレンジで競演するグルメイベント。
観光時期:毎年2月~3月中旬
アクセス:市内各レストラン(八戸駅・本八戸駅周辺)
費用目安:ランチ2500円~/ディナー4000円~
★南郷サマージャズフェスティバル
概要:八戸市南郷区で開催される野外ジャズフェス。国内外から著名アーティストが集結し、牧歌的な自然の中に音楽が響き渡る。
観光時期:7月下旬の日曜日
アクセス:JR八戸駅から車で40分/臨時シャトルバスあり
費用目安:前売3000円~/当日3500円~
★八戸七夕まつり
概要:アーケード商店街を彩る巨大な七夕飾りが見どころ。夜にはライトアップされ、ロマンチックな夏の夜を演出します。
観光時期:7月中旬~8月初旬
アクセス:JR本八戸駅から徒歩5分(十三日町・三日町エリア)
費用目安:入場無料
★八戸市農業まつり
概要:地元の農産物・加工品・園芸品の展示即売イベント。新鮮な野菜の詰め放題や、収穫体験などファミリー向けの企画も充実。
観光時期:10月中旬の土日
アクセス:JR八戸駅からシャトルバス/または車で10分
費用目安:入場無料(購入は実費)
★八戸酒造まつり(陸奥八仙の蔵開き)
概要:地元の名酒「陸奥八仙」の酒蔵で開催される試飲会と即売会。限定酒や蔵見学もあり、酒好きにはたまらない春のイベント。
観光時期:4月下旬~5月初旬の土日
アクセス:JR白銀駅から徒歩15分
費用目安:入場無料(試飲セット1000円前後)
★種差海岸フェスティバル
概要:天然芝と海の絶景が広がる種差海岸を舞台にした自然体験型イベント。乗馬、マリンスポーツ、地元グルメ販売などが楽しめる。
観光時期:7月~8月(週末開催)
アクセス:JR種差海岸駅から徒歩5分
費用目安:入場無料(体験コンテンツは300円~)
★三戸南部氏まつり(八戸南部氏関連)
概要:南部藩の歴史を感じる武者行列と伝統演舞。甲冑をまとった武者たちが市内を練り歩き、まるで戦国時代に迷い込んだような体験。
観光時期:9月上旬
アクセス:JR本八戸駅より徒歩圏内の中心街
費用目安:観覧無料
★八戸横丁れんさ夜まつり
概要:八戸の有名な“横丁文化”を体験できるナイトイベント。複数の横丁で、屋台グルメやライブ演奏などが連鎖的に展開されます。
観光時期:10月中旬(金・土曜の2日間)
アクセス:JR本八戸駅から徒歩5分
費用目安:入場無料(横丁チケット:1000円~)
★是川縄文まつり
概要:縄文文化を現代に伝える体験型イベント。火おこし体験、縄文食試食、土器づくりなど、親子で楽しめる企画が満載。
観光時期:5月または10月(年により異なる)
アクセス:JR八戸駅からバス20分/是川縄文館前下車
費用目安:入場無料(一部体験100円~500円)
★はちのへホコテン
概要:市街地のメインストリートを歩行者天国にし、パフォーマンスや青空市場、飲食ブースが並ぶ市民参加型イベント。
観光時期:5月~10月の第3日曜(不定期)
アクセス:JR本八戸駅から徒歩5分
費用目安:入場無料
★八戸クリスマスマーケット
概要:冬の八戸に温もりをもたらすイルミネーションとグルメ屋台。ホットワイン、スープ、雑貨が並び、ヨーロッパ風の雰囲気が魅力。
観光時期:12月中旬~クリスマス当日
アクセス:JR本八戸駅から徒歩8分(市庁前広場)
費用目安:入場無料(飲食代は個別)
★八戸ワインフェス
概要:八戸周辺で生産された国産ワインや輸入ワインを味わえる飲み比べイベント。地元チーズやパンとのペアリングも楽しめる。
観光時期:10月下旬~11月
アクセス:JR八戸駅または本八戸駅からバス利用可
費用目安:前売2000円~3000円(試飲チケット付)
★八戸駅弁まつり
概要:駅弁好きにはたまらない、全国の人気駅弁が一堂に集うグルメイベント。地元の「大間まぐろ弁当」や「うにめし」も絶品。
観光時期:年始・大型連休期間中(駅構内開催)
アクセス:JR八戸駅構内
費用目安:入場無料(駅弁代1000円前後)
★八戸ご当地グルメまつり
概要:地元飲食店や団体が集い、せんべい汁、サバ料理、いちご煮などが楽しめる食フェス。屋外での開催で活気も満点。
観光時期:9月~10月の週末(年により異なる)
アクセス:八戸市庁前またはラピア周辺広場
費用目安:入場無料(グルメチケット300円~)
★八戸イルミネーションロード
概要:冬の中心街を彩るイルミネーションイベント。十三日町~三日町にかけて、幻想的な光が広がり、デートスポットとしても人気。
観光時期:11月末~2月中旬
アクセス:JR本八戸駅から徒歩7分
費用目安:観覧無料
●特性(掲載時)
■ 八戸市の魅力は“海の民”の誇りにあり
青森県の南東部、太平洋に臨む場所にある八戸市(はちのへし)は、「陸の青森」「森の弘前」に対して、“海の八戸”として知られる土地です。このまちは、古くから漁業・港湾物流を通じて発展してきた都市であり、自然環境と経済活動が調和して共存している独自の都市景観を持っています。
その強みは単なる「港町」ではなく、全国有数の水産都市としての自負が根底にあります。八戸漁港は水揚げ量全国トップクラスであり、サバ、イカ、イワシなどの豊富な海産物が地元の食文化を支え、流通を通じて全国にも届けられています。産業面では、重化学工業・製紙業・バイオエネルギー研究所なども立地しており、工業都市としての顔も併せ持つ多面的な町なのです。
さらに、地震・津波など自然災害に対する強い備えと連帯意識が市民に根付いている点も、八戸市の底力ともいえます。2011年の東日本大震災の際にも迅速な復興対応が評価され、復興モデル都市として注目された実績があります。
■ 八戸人の気質に見る「合理と情の交差点」
八戸に住む人々は、他の東北地方に比べて比較的オープンで合理的な気質を持っていると言われています。これは、古くから外との交易に開かれていた港町気質に由来すると考えられます。物事をテキパキと進める“行動派”が多く、東北地方にありがちな“奥ゆかしさ”とは一線を画す“しゃきしゃきとした快活さ”が特徴です。
とはいえ冷たいわけではなく、根底には人と人との結びつきを大切にする人情味が流れています。これは、厳しい自然条件の中での漁業や農業を通じて育まれた“助け合いの精神”に通じているともいえます。
また、都市圏のような個人主義とは異なり、八戸では地域単位での祭り・行事・清掃活動などに熱心な市民が多く、「みんなでやろう」「地域で守ろう」という文化が健在です。このような人のつながりが、八戸の地域性を温かく支えているのです。
■ ことばににじむ八戸のアイデンティティ
~南部弁と八戸弁、その温度感~
八戸で話される方言は、いわゆる「南部弁」と呼ばれる系統に属します。これは、かつてこの地を治めていた南部氏の影響を受けた言葉であり、岩手県北部から青森県南部にまたがる地域で共有されています。
中でも「八戸弁」はその中核に位置し、以下のような特徴的な語彙が多く使われています。
「だべさ」「~だじゃ」:共感や強調の語尾に多用
「わや」:めちゃくちゃ/どうにもならない
「けっぱれ」:がんばれ(応援言葉)
「しったげ」:すごく/とても
「いだましい」:痛々しい・かわいそう
特に「だべさ」「しったげ」は日常会話でもよく使われ、語尾の抑揚に感情がのるのが南部人らしい味わいです。方言は高齢層だけでなく、若い人たちの間でも一部使われており、方言ラジオや方言演劇なども盛んに行われています。
また、八戸市は津軽弁とは明確に違う言語文化圏に属しており、青森市や弘前市の人々とは言語感覚でも距離を感じることがあるとされます。この「言葉の違い」こそ、八戸が“独自の文化圏”として存在していることを象徴しているのです。
■ 隣接する町との関係性
~南部の中核都市としての八戸の役割~
八戸市は、青森県内における南部地方の中心都市であり、周辺市町村との結びつきが非常に強い地域です。特に以下の市町村との関係が深く、日常生活・経済・文化において強い相互交流があります。
三沢市(みさわし):航空自衛隊基地と米軍基地を持つ町で、国際色が豊か。八戸と合わせて“青森県の南部経済圏”を構成。
十和田市(とわだし):観光と農業のバランスが取れた都市で、奥入瀬渓流や十和田湖観光の拠点。八戸との連携イベントも多い。
南部町・階上町・五戸町などの郡部:八戸への通勤・通学圏であり、農産物や伝統文化の供給地として八戸と共に生きる存在。
こうした関係の中で八戸は「地方のハブ」としての役割を果たし、交通網や医療、教育、商業の中心地として周辺地域の生活を支えています。
また、岩手県久慈市や二戸市との交流もあり、南部弁文化圏としての広域的な一体感が存在しています。行政区を越えて「文化圏」でつながっているという点は、八戸のもうひとつの魅力です。
■ 雪国なのに“雪が少ない都市”という特性
~東北にあって動きやすい町、それが八戸~
意外と知られていませんが、八戸市は東北地方に属していながら比較的降雪量が少ないエリアです。これは、太平洋側気候の恩恵によるもので、同じ青森県でも日本海側の弘前や青森市とはまったく異なる冬の顔を持っています。
そのため、冬でも比較的交通が安定しているという強みがあり、新幹線や高速道路を利用する観光やビジネスの拠点として高い評価を得ています。観光客が冬でも安心して訪れることができる数少ない“東北の都市”でもあります。
さらに、雪が少ないことで高齢者にもやさしく、定年後に移住してくる人も年々増えています。実際に「暮らしやすい町ランキング」でも上位に挙がることが多く、“居住地としての八戸”も近年注目されています。
■ 八戸は、海と文化と人がつながる場所
八戸市の魅力は、単なる“観光地”ではなく、そこに息づく人々の言葉・習慣・気質・暮らしすべてに宿っています。産業の力強さ、助け合いの心、南部弁のぬくもり、近隣との連携力——それらすべてが、八戸というまちの“らしさ”を形作っているのです。
旅行者として八戸を訪れたときには、景色や味覚だけでなく、地元の人々とのふれあいの中にこそ本質的な魅力があることに気づくはずです。そしてきっと、「また来たい」と思わせる何かが、八戸にはきっとあるのです。
●過去に人気だった店(掲載時)
★長く愛された昭和の記憶「百貨店 丸光(まるこう)」
概要:八戸中心街・十三日町にそびえていた老舗百貨店。地元住民にとっては、“町でのお出かけ=丸光”というほど身近な存在で、洋品、贈答品、文具、玩具までそろう商業の殿堂でした。
閉店時期:1990年代に閉業(跡地は再開発へ)
記憶の風景:子どもが親に連れられて玩具売り場に通ったり、お歳暮の時期に包装された贈り物が並んでいたり——地域の暮らしに深く根付いていました。
★地元ファッションの聖地「ヤング館ジョイ」
概要:八戸市中心街にあった若者向けのファッションビル。1980年代~1990年代にかけて、洋服、アクセサリー、CDショップ、ゲームセンターなどが一堂にそろい、当時の若者文化を象徴するスポットでした。
閉店時期:2000年代初頭に閉館
アクセス:本八戸駅から徒歩5分
余韻:“ジョイで買った服を着て、友だちとカラオケへ行く”という青春の1ページが多くの市民の胸に残っています。
★いこいの老舗喫茶店「喫茶アメリカン」
概要:レトロな内装と深煎りのコーヒーが人気だった八戸の喫茶文化を象徴するお店。ゆったりしたソファ席、古いジュークボックス、サンドイッチの香り——すべてが“昭和時間”を感じさせてくれました。
閉店時期:2010年代に閉業
記憶の価値:若者のデート、商談の場、老夫婦の語らい、どの世代にも居場所を与えてくれた“八戸の第2のリビングルーム”。
★音楽を支えた伝説のレコード店「ミュージックハウス渡辺」
概要:アナログレコード時代から地元ミュージシャンに愛され続けた音楽専門店。レアな邦楽・洋楽の輸入盤も扱い、音楽通の聖地として知られていました。
閉店時期:CD時代以降に縮小、のち閉業
思い出:“ここで運命の1枚に出会った”という人が多く、八戸ロックシーンを下支えした貴重な文化拠点。
★地元に根ざす現役の人気書店「カネイリ」
概要:地元で長く愛されている書店兼セレクトショップ。書籍のほか、文具・雑貨・地元アートグッズなども並び、“読む+暮らす”を提案するおしゃれな空間です。
現在の状況:中心街の「はっち」内で営業中
魅力:ただの本屋ではなく、“地域文化を発信するアンテナショップ”的役割も担っており、旅人にも好評です。
★老舗の映画館「八戸東宝・八戸スカラ座」
概要:かつて市内に複数あった映画館の中でも中心的存在だった2館。ハリウッド大作から邦画・アニメまで幅広く上映し、週末はいつも賑わっていました。
閉館時期:2000年代に入って相次いで閉館
代替施設:現在は八戸フォーラムなどが市民のシネマライフを担っています。
★家族の思い出が詰まった「ラピア」
概要:郊外型ショッピングモールとして今も営業中。ファッション、家電、雑貨、飲食、ゲームセンター、温泉施設などが一体化しており、休日の定番スポットです。
開業:1990年オープン
今もなお:“ラピアで過ごす週末”は八戸の生活文化の一部となっています。
★地元高校生の溜まり場だった「サンシャインプラザ」
概要:今では姿を消しましたが、八戸市中心部にかつて存在していた雑居ビル型の複合施設。文具店、ゲーセン、CDショップなどが入っており、学生や若者の放課後の定番コースでした。
消滅時期:1990年代後半~2000年代初頭に再開発で閉鎖
★懐かしのボウリング場「八戸ボウル」
概要:ファミリーや会社の宴会後などで定番だったレジャー施設。昭和・平成初期には大ブームを巻き起こし、ボウリング場は若者のデートスポットにもなっていました。
閉業:2000年代中頃に閉鎖
今は:レジャーの形が変わった現代では、ボウリングを懐かしむ声も増えています。
★アートとまちを結ぶ「八戸ポータルミュージアム はっち」
概要:市街地活性化のために設立された複合文化施設。展示・ギャラリー・イベントスペースなどがあり、市民活動と観光客が交差する場所です。
開館:2011年
評価:「文化と人をつなぐ装置」として、八戸の現在を映し出す象徴的な拠点です。
★漁師たちの休憩所「みなと食堂」
概要:館鼻岸壁近くで地元漁師に長年愛された食堂。シンプルな刺身定食や焼き魚定食が人気で、常に地元の人と観光客でにぎわっていました。
現在:市内別の場所で営業継続中(元店舗は閉鎖)
★風呂と娯楽の複合空間「ゆ~ゆらんど新八温泉」
概要:温泉、サウナ、マッサージ、食事、カラオケまでが楽しめる、地域密着型の温泉施設。夜勤明けの労働者や学生たちの憩いの場。
現在:八戸郊外にて営業中
★郊外のショッピング名所「ピアドゥ」
概要:家電量販店、書店、ファッション、飲食などが並ぶ複合商業施設。家族連れや若者にとって週末の“プチ遠出”の目的地になっています。
今も健在:市民にとって“ちょっと足を伸ばす日常の非日常”
●過去の出来事(掲載時)
■ 八戸市に新幹線が来た日(2002年12月)
それは地方都市の“扉”が開いた瞬間
2002年12月1日、東北新幹線が盛岡から八戸まで延伸されたことは、八戸にとって一大転機でした。東北地方では仙台に次ぐ新幹線停車都市となり、東京~八戸間が約3時間弱で結ばれたことは、観光・ビジネス・物流の全てに波紋を広げました。
開業当日は駅周辺がまるでお祭り騒ぎ。地元の小学生による歓迎演奏、和太鼓の披露、記念グッズの配布など、“鉄道で地域が変わる”ことを象徴する象徴的な出来事でした。
新幹線が八戸にもたらした影響は大きく、観光客数・宿泊者数が飛躍的に増加。地元の経済にも確かな弾みがつきました。
■ 東日本大震災と八戸港(2011年3月)
再生へ向けて立ち上がった港町の底力
2011年3月11日、未曾有の大災害・東日本大震災が八戸市を襲いました。震度5強の地震と、その直後に襲来した津波は、八戸港・館鼻地区・白銀地区などに甚大な被害をもたらしました。
特に八戸港の水産加工施設の浸水、船の転覆、冷凍倉庫の故障などにより、全国トップクラスの水産物流拠点としての機能は一時麻痺。沿岸の漁村も壊滅的な打撃を受けました。
しかし、その後の復旧のスピードもまた驚異的でした。民間と行政が連携し、港の早期再開、避難所の迅速な整備、仮設住宅の供給などが急ピッチで進み、半年後には全国でも最も早い部類で水産業が再稼働されました。
八戸は「復興モデル都市」として、全国から注目される存在となりました。
■ 八戸三社大祭がユネスコ無形文化遺産に登録(2016年)
300年の歴史が世界の舞台に
八戸最大の伝統行事である「三社大祭」。毎年7月末から8月初頭にかけて開催されるこの祭りは、豪華な山車と練り歩く行列、勇壮な囃子が特徴です。
2016年、三社大祭は他の「山・鉾・屋台行事」と共にユネスコの無形文化遺産に登録され、地元にとっては誇りの瞬間となりました。登録の報が入ったとき、市内の各山車組は深夜まで祝杯を交わし、「八戸の宝が世界の宝になった」と感激の声が溢れました。
■ 火災で焼けた中心商店街「十八日町大火」(1959年)
焦土から生まれた都市計画
昭和34年(1959年)、八戸市中心部の十八日町一帯で大規模火災が発生。商店や住宅など100棟以上が焼失する大火となり、多くの市民に深い傷跡を残しました。
この火災を機に、中心街では耐火構造のビルが急増し、防災意識の高まりとともに街づくりが変化していきました。
現在の「整然とした八戸中心街の並び」は、この火災の教訓から生まれたものでもあります。
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