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【地方】:東北地方
【都道府県】:青森県
【市町村】:黒石市
【面積】:217.05km2
【総人口】:29,599人(2025年3月1日)
●概要(掲載時)
■ 津軽の懐に抱かれた、風情あふれる小都市
青森県の南西部に位置する黒石市は、人口約3万人ほどの小さな都市です。しかしその小ささゆえに、津軽地方の風土や文化、歴史がぎゅっと凝縮された魅力にあふれています。奥羽山脈の裾野に広がる盆地に位置しており、四季の移ろいがはっきりと感じられる地域でもあります。春には桜、夏には豊かな緑、秋には燃えるような紅葉、そして冬には深い雪に包まれる……その季節感の美しさは訪れた人々の心をつかんで離しません。
市の中心部には、かつて城下町だった名残をとどめる「こみせ通り」などの歴史的な町並みが残されており、歩いて楽しめるエリアとして観光客に人気です。また、近年ではB級グルメ「黒石つゆ焼きそば」でも脚光を浴び、グルメファンの間でも注目を集めています。
■ 自然と地形――山と川が織りなす、豊かな景観
黒石市は自然に恵まれた地形を持ち、津軽平野の南東部に広がる盆地に位置しています。市域の東側は奥羽山脈の山裾に接し、西側は岩木山を望むことができます。地形的に見ると、急峻な山岳地帯から平野部へと緩やかに傾斜する地帯があり、これにより水資源が豊富で農業にも適した土地です。
市内を流れる一級河川「平川」は、黒石市の自然と産業を支えてきた重要な存在であり、田畑を潤す水源であると同時に、歴史的には水運の手段としても利用されてきました。市の南部には八甲田連峰へと続く山道があり、冬には積雪量が多く、スキーやスノーシューなどのウィンタースポーツの舞台としても知られています。
■ 歴史と起源――藩政期の城下町から近代都市へ
黒石の歴史は古く、平安時代末期にはすでに集落が形成されていたと考えられています。鎌倉時代以降は津軽氏の支配下に置かれ、江戸時代には弘前藩の支藩である黒石藩の城下町として発展しました。黒石藩は形式上は1万石の小藩でしたが、津軽氏の分家という特別な地位にあり、政治・文化の拠点として一定の影響力を持っていました。
その名残は、現在も町並みに色濃く残されています。たとえば「こみせ通り」は、江戸時代から続くアーケード状の木造通路で、豪雪地帯ならではの工夫が今も残る貴重な文化遺産です。また、明治以降も黒石は郡役所や鉄道の要所として栄え、青森県南部における商業の拠点として発展を遂げました。
■ 伝統文化と行事――黒石の「ここにしかない」文化財産
黒石市は独自の文化や祭事を大切に守り続けている土地です。なかでも有名なのが、毎年8月に開催される「黒石ねぷた祭り」。これは弘前ねぷたに似た大型の扇形ねぷたが街を練り歩く行事で、地域の若者から年配者までが一丸となって参加します。夜空に映える灯りと、響き渡る囃子の音が、夏の夜を幻想的な空間へと変えてくれます。
また、黒石は「黒石こみせまつり」や「旧正マッコ市」など、地域密着型のイベントも多彩です。なかでも「黒石よされ」は盆踊りの一種で、古くから伝わる民謡「黒石よされ唄」に合わせて踊る一大イベントです。踊り手が市街を練り歩く「流し踊り」は全国的にも珍しく、その荘厳かつ賑やかな光景は一見の価値があります。
■ 食の魅力――黒石だから味わえる、郷土の味
黒石市といえば、近年は「黒石つゆ焼きそば」で一躍有名になりました。これは、通常の焼きそばに和風出汁ベースのスープをかけて食べるというもので、ラーメンと焼きそばの中間のような独特のスタイルが特徴です。最初はまかない料理として考案されたものが市内に広まり、今ではB級グルメとして全国から訪れるファンを魅了しています。
他にも、リンゴの名産地としても知られる黒石市は、地元産のリンゴを使ったスイーツやジュースも数多く展開されています。寒暖差が激しい気候は、糖度の高い果実を育てるのに適しており、甘くてみずみずしい味わいは絶品です。
■ 地域資源を活かした観光スポット
黒石市には、地元の歴史や文化、自然を満喫できる観光資源が数多く存在します。「中町こみせ通り」は重要伝統的建造物群保存地区に指定されており、木造の町家やみやげ店が軒を連ね、江戸時代の風情をそのままに残しています。また「津軽こけし館」は、津軽系こけしの魅力を発信する施設で、職人による実演や展示、製作体験などが楽しめます。
さらに、黒石温泉郷は八甲田山麓に広がる名湯地帯で、落ち着いた雰囲気の中で癒しの時間を堪能できます。代表的な温泉地には「落合温泉」「板留温泉」「温湯温泉」などがあり、それぞれ泉質や雰囲気が異なり、湯めぐりにも最適です。
■ 交通アクセスと都市機能――静けさの中に便利さも
黒石市は青森市や弘前市からのアクセスも良好です。東北自動車道の黒石インターチェンジを利用すれば、青森空港や新青森駅への移動もスムーズです。また、弘南鉄道の黒石駅は市内の中心部にあり、地域住民や観光客にとって重要な交通拠点となっています。
都市機能としては、大型のショッピングモールや医療施設、公共機関も整っており、コンパクトながら生活の利便性が高い点も黒石市の強みです。地方移住や定住促進にも力を入れており、子育て支援や住宅補助なども積極的に展開しています。
■ まとめ――懐かしさと新しさが共存する「津軽の小京都」
黒石市は、古き良き津軽文化と現代的な地域づくりが共に息づく町です。こぢんまりとした規模でありながら、その中に詰まった魅力は計り知れません。観光で訪れて良し、住んで良し、食べて良し。どこか懐かしく、しかし新鮮な発見に満ちたこの街は、まさに「もう一度訪れたくなる」場所です。
四季折々の自然、江戸から受け継がれた町並み、熱気あふれる祭り、そして地元の人々の温かいもてなし――黒石市は、東北の小都市の中でもひときわ個性が光る、そんな魅力をたっぷりと湛えた地域なのです。
●地域(掲載時)
■ 中町・横町・鍛治町地区 ― こみせが生きる、歴史と商いの町並み
黒石市の中心をなす旧城下町エリアには、中町、横町、鍛治町といった歴史的な地区があります。このあたりは江戸時代に黒石藩の政庁が置かれていた場所で、現在もその趣を残す建物が並んでいます。
特に有名なのが「こみせ通り」で、雪国ならではの木造のアーケード状の通路が通り沿いに延びています。厳しい雪から歩行者を守るためのこの構造は、津軽の知恵と美意識の結晶といえるでしょう。現在も酒屋、菓子屋、和装店などが並び、観光客の散策スポットとしても人気です。
一方で、このエリアは住民による自主的な地域活性化活動も活発です。古民家をリノベーションしたカフェや民宿、工芸体験施設などが新たに生まれ、伝統と現代の融合が進んでいます。
■ 境松・高舘地区 ― 黒石の南の玄関口、農と人が調和する地域
市街地の南に広がる境松・高舘地区は、黒石市において交通の要衝であると同時に、古くから農業が盛んな地域です。国道102号や東北自動車道の黒石ICがあり、市外との接続拠点としての機能を持ちつつも、一歩入ればリンゴ畑や田園風景が広がる、のどかなエリアです。
ここでは世代を越えて続く農家が多く、特にリンゴや稲作の生産が盛んです。春には果樹園に花が咲き誇り、秋には真っ赤な実がたわわに実る、まさに“津軽の実りの台所”とも呼べる地帯です。
また、近年は地元産の果物や野菜を活かした農産加工品の開発も進んでおり、「地域産品のブランド化」を意識した動きも見られます。観光農園や直売所の充実も進み、都市部からの観光客や移住希望者にも注目されています。
■ 温湯・板留・落合温泉地区 ― 山あいに広がる、癒しの温泉郷
黒石市の南東部、八甲田連峰のふもとには、古くから旅人や地元の人々に親しまれてきた温泉郷が広がっています。温湯(ぬるゆ)・板留(いたどめ)・落合(おちあい)といった温泉地が点在し、それぞれが異なる泉質と風情を持っています。
温湯温泉は特に「湯治場」としての性格が強く、明治から昭和初期にかけては多くの湯治客が長期滞在しました。木造の旅館が川沿いに並び、ゆったりと流れる時間の中で体と心を癒す空間が今も残されています。
板留温泉と落合温泉は観光客向けの宿泊施設が多く、地元の食材を使った郷土料理や、四季折々の景色を楽しむ露天風呂などが魅力です。温泉巡りを楽しみに県外から訪れる人々も少なくなく、黒石観光の柱のひとつとなっています。
■ 浅瀬石・花巻地区 ― 豊かな水と棚田が広がる、風景美の里
市域の北東部に広がる浅瀬石地区と花巻地区は、黒石ダムをはじめとする水源地が存在する、水に恵まれた地域です。浅瀬石川がゆるやかに流れ、川に沿って広がる水田は、津軽の風景画のような美しさをたたえています。
この地域は、農業用水の確保と洪水調整のために整備された黒石ダムに象徴されるように、「水と共に暮らす」文化が根付いています。花巻地区では、棚田を活用した稲作が今も行われており、地元の風土に根ざした農村景観が保たれています。
また、これらの地区では棚田の維持や水路の保守など、住民による協働活動が続いており、農村コミュニティの温かさが感じられる場所でもあります。
■ 六郷・油横・前町地区 ― 市街地西部の住宅と文化の交差点
中町から西へ延びるエリアには、六郷・油横・前町といった住宅地が広がります。市街地としての機能を持ちつつ、古くからの家屋が残る場所も多く、穏やかな暮らしの風景が感じられます。
ここには小中学校や公共施設が集まっており、黒石市民の生活拠点ともいえるエリアです。また、芸術や文化活動に力を入れる人々も多く、地域の集会所で民謡や津軽三味線の演奏会が開かれることもあります。
通学路には昔ながらの石畳の道や神社仏閣が点在し、日々の生活と歴史的風景が自然に調和した空間となっています。
■ 大川原・山形地区 ― 森と雪に包まれる静寂の山里
黒石市の東端、八甲田山系に近い大川原地区や山形地区は、標高が高く、冬の積雪も特に多い地域です。このエリアは市街地からはやや離れていますが、深い森と清らかな水に囲まれた、自然の息吹を感じる山間地です。
かつては林業が盛んで、現在も山林を活用した木工や自然体験プログラムが行われている場所でもあります。地元の人々は厳しい自然と向き合いながらも、その中にある恵みを見つけ、暮らしに活かしてきました。
山菜採りや狩猟文化も根強く、都市部では味わえない「山の暮らし」が色濃く残っています。雪に閉ざされる冬には、幻想的な白銀の世界が広がり、訪れる人を非日常の世界へと誘います。
■ 黒石の地域構成が映す「津軽らしさ」
黒石市の地域を見渡してみると、それぞれが独自の地勢や歴史、文化を有しており、小さな市でありながらも驚くほどの多様性を持っていることがわかります。城下町の面影を残す市街地、肥沃な大地に根ざす農村部、そして人里離れた山間の温泉地――それぞれの場所に、それぞれの暮らしが息づいています。
そして、共通して流れているのは「津軽の心」。雪とともに暮らし、自然の恵みに感謝し、人とのつながりを大切にするという精神が、地域のあらゆる場所で感じられます。
●代表的な観光スポット(掲載時)
★中町こみせ通り
概要:江戸時代から受け継がれてきた木造の「こみせ(小見世)」が続く通り。商人の町としての面影を残しつつ、今では和菓子店や民芸品店が並ぶ観光名所。
ベストシーズン:秋(紅葉と調和する町並みが美しい)
アクセス:黒石駅から徒歩約15分
費用:無料(店舗や施設の利用は別途)
★黒石ねぷた展示館
概要:市民の誇る「黒石ねぷた」の迫力ある山車が常設展示されており、祭りの歴史や制作技法も学べる。
ベストシーズン:通年(特に祭り前の7月~8月は活気あり)
アクセス:黒石駅から徒歩10分
費用:入館料300円
★津軽こけし館
概要:津軽系こけしを中心に、全国の伝統こけしも展示。絵付け体験も可能。
ベストシーズン:春~秋(観光シーズンに合わせてイベントあり)
アクセス:弘南バス「温湯温泉」下車すぐ
費用:入館料350円、体験料金500円~
★温湯温泉街
概要:素朴な木造旅館が並び、地元民に愛される湯治場として歴史を重ねてきた名湯。
ベストシーズン:冬(雪景色の中での入浴が最高)
アクセス:黒石駅から車で約20分
費用:日帰り入浴400円~、宿泊7000円~
★中野もみじ山
概要:紅葉の名所として名高い景勝地。滝や渓谷、石造の橋といった風情ある景色が広がる。
ベストシーズン:10月中旬~11月上旬
アクセス:黒石駅から車で約15分
費用:無料(ライトアップ時は協力金200円)
★黒石観光りんご園
概要:黒石の果樹農家が運営する観光農園。品種豊富で食べ比べも可能。
ベストシーズン:9月~11月
アクセス:黒石ICから車で10分
費用:入園料500円(試食込)
★黒石ダム展望台
概要:大自然に抱かれた黒石ダムを一望できる展望台。ダムの重厚さと周囲の自然が調和。
ベストシーズン:春・秋
アクセス:黒石駅から車で約20分
費用:無料
★板留温泉
概要:閑静な山間に佇む旅館街。風情ある建物と野趣あふれる湯が魅力。
ベストシーズン:冬
アクセス:黒石駅から車で約20分
費用:宿泊8000円~、日帰り入浴500円~
★落合温泉
概要:歴史ある湯治場で、肌に優しい弱アルカリ泉。静けさが際立つ隠れ湯。
ベストシーズン:春~秋
アクセス:黒石駅から車で25分
費用:入浴500円~
★黒石城址(御幸公園)
概要:かつての黒石藩の居城跡。現在は公園として整備されており、桜の名所でもある。
ベストシーズン:4月下旬~5月上旬
アクセス:黒石駅から徒歩10分
費用:無料
★黒石市りんご資料館
概要:黒石の基幹産業・りんごの歴史と品種、栽培方法を学べる資料館。
ベストシーズン:通年
アクセス:黒石駅からバスで15分
費用:入館料200円
★黒石市文化会館
概要:コンサートや伝統芸能の公演など、多彩な文化活動の拠点。
ベストシーズン:公演日による
アクセス:黒石駅から徒歩15分
費用:イベントによる(無料~2000円程度)
★大川原温泉
概要:八甲田の山懐に湧く静かな一軒宿の温泉。秘湯ファンに人気。
ベストシーズン:晩秋~冬
アクセス:黒石駅から車で40分
費用:日帰り入浴600円~、宿泊1万円前後
★浅瀬石川河川敷公園
概要:釣りや散策が楽しめる清流沿いの自然公園。
ベストシーズン:春・夏
アクセス:黒石駅から徒歩20分
費用:無料
★弘南鉄道黒石駅舎
概要:レトロな駅舎と弘南鉄道の車両は鉄道ファン必見。
ベストシーズン:通年
アクセス:市内中心部
費用:駅見学無料(乗車は160円~)
★黒石市営温水プール
概要:地元の人々が集う屋内プール。旅先のリフレッシュにも最適。
ベストシーズン:夏
アクセス:黒石駅から徒歩20分
費用:大人300円
★山形の棚田
概要:黒石市山形地区に広がる美しい棚田風景。カメラマンに人気。
ベストシーズン:5月・9月(田植えと稲刈り期)
アクセス:黒石駅から車で約30分
費用:無料
★黒石図書館郷土資料室
概要:黒石市の古文書・歴史資料が収蔵された知の宝庫。
ベストシーズン:通年
アクセス:黒石駅徒歩15分
費用:無料
★黒石市民祭り会館
概要:ねぷたやよされ踊りの映像展示や、衣装体験ができる施設。
ベストシーズン:春~秋
アクセス:黒石駅から徒歩12分
費用:300円
★黒石こみせ美術館
概要:古民家を利用したアートスペース。地域作家の展示が充実。
ベストシーズン:通年
アクセス:中町こみせ通り内
費用:入館料200円
★黒石神明宮
概要:黒石市の総鎮守として長く地域に信仰されてきた古社。荘厳な本殿と杉の大木が印象的。
ベストシーズン:新緑の5月、秋の例大祭(9月中旬)
アクセス:黒石駅から徒歩約15分
費用:参拝無料
★黒石よされ流し踊り会場(メインストリート)
概要:夏に開催される「黒石よされ」の舞台。数百人規模の踊り手が街を練り歩く様は圧巻。
ベストシーズン:8月中旬(黒石よされ開催時)
アクセス:黒石駅から徒歩5分
費用:見学無料(有料観覧席あり、500円~)
★黒石こみせ市場
概要:こみせ通りの一角にある地域産品の直売施設。地元の旬の野菜や民芸品が豊富。
ベストシーズン:通年(特に秋は収穫ラッシュ)
アクセス:中町こみせ通り内
費用:商品による(入場無料)
★津軽伝承工芸館
概要:津軽塗・こけし・刺し子など、津軽地方の伝統工芸に触れられる体験施設。
ベストシーズン:通年
アクセス:黒石駅から車で約10分
費用:入館料300円、体験800円~
★黒石公園(旧中央公園)
概要:市民の憩いの場として親しまれる広大な公園。春の桜、夏の花火大会も魅力。
ベストシーズン:春・夏
アクセス:黒石駅から徒歩約10分
費用:無料
★山形の大滝
概要:人里離れた山奥にある秘境のような滝。豪快な水音が大自然の鼓動を感じさせる。
ベストシーズン:6月~10月(雪解け後~紅葉)
アクセス:黒石駅から車で約40分+徒歩10分
費用:無料
★黒石温水地域交流館
概要:地域住民と観光客が交わるコミュニティ施設。地元グルメも味わえる食堂併設。
ベストシーズン:冬(暖かい施設内で地元の料理を堪能)
アクセス:黒石駅から車で10分
費用:利用無料、食事500円~
★お山参詣道(黒石~岩木山神社)
概要:古来より信仰登山の道として使われてきた霊験あらたかなルートの出発点。
ベストシーズン:5月~10月
アクセス:黒石駅からバス・徒歩で開始地点へ
費用:無料(交通費別途)
★黒石市役所展望スペース
概要:高層ではないが市街全体が見渡せる穴場的展望スポット。市街地の四季の移ろいが見事。
ベストシーズン:通年(特に冬の雪景色)
アクセス:黒石駅から徒歩10分
費用:無料
★黒石インターチェンジ展望広場
概要:東北道を見下ろす広場からは津軽の大地と山並みを望める。ドライブ休憩にも◎。
ベストシーズン:春~秋
アクセス:黒石ICからすぐ
費用:無料
●主な交通手段(掲載時)
■ 【弘南鉄道弘南線】黒石の足元を支えるローカル鉄道
黒石駅は弘南鉄道弘南線の終点にあり、弘前市と黒石市を結ぶローカル線が運行しています。風情ある車両と駅舎は鉄道ファンにも人気。
弘前駅 → 黒石駅:片道約30分(本数は1時間に1~2本)
運賃:大人片道490円程度
【駅からの観光例】
・黒石駅 → 徒歩10分:こみせ通り、中町エリア
・駅前からタクシー/レンタサイクルで中野もみじ山へ
■ 【ローカルバス(弘南バス)】市街地から温泉郷までの重要手段
市内の温湯温泉・落合温泉・板留温泉などは、弘南バスが定期運行しています。観光客にとっても利用しやすく、乗車時に行き先を伝えれば、案内もしてもらえるフレンドリーな運行が魅力です。
黒石駅前 → 温湯温泉:約20分/片道運賃:大人310円程度
中野もみじ山方面も、秋季は臨時バスが増便されます
【裏技】
バスの本数が少ない時間帯は、駅前で待機するタクシーを使うのも◎。温泉地やもみじ山へは片道1500~2500円ほど。
■ 【レンタサイクル】町並みの風を感じるならこれ!
春~秋にかけて、黒石駅前の観光案内所ではレンタサイクルを提供しています。黒石市は坂が少なく、比較的平坦な地形なので、自転車での移動がとても快適。
利用料:1日500円程度
移動可能範囲:こみせ通り・りんご園・浅瀬石川周辺など
【おすすめコース】
黒石駅 → こみせ通り散策 → 浅瀬石川沿いの風景 → 黒石城跡 → 公園で休憩 → 黒石駅
■ 【観光タクシー/貸切プラン】時短&快適移動ならこちら
各温泉地や中野もみじ山、山形地区の棚田など、ややアクセスが難しい場所にはタクシーの観光プランが便利です。黒石タクシーや弘前地区の業者が貸切プランを用意しており、予約すれば地元ドライバーの観光案内付きで楽しめます。
目安料金:2時間貸切で7000円前後
観光ルート例:黒石駅 → こみせ通り → 温湯温泉 → 中野もみじ山 → 黒石駅
【魅力】
雪の多い時期や高齢者・お子様連れの旅行には特におすすめ。行き先も自由にアレンジ可能です。
●代表的な名物・名産品・特産品(掲載時)
★黒石つゆやきそば
概要: 平打ち麺の焼きそばに温かいつゆをかけた、黒石市独自のご当地グルメ。
参考価格: 一皿500円~800円程度。
★黒石やきそば
概要: 太くて平らなコシのある麺と辛口ソースが特徴の焼きそば。
参考価格: 一皿400円~700円程度。
★黒石りんご
概要: 黒石市で生産される高品質なりんご。
参考価格: 1kgあたり500円~1,000円程度。
★りんごジュース
概要: 黒石産のりんごを使用したストレートジュース。
参考価格: 1本(1L)あたり300円~600円程度。
★津軽こけし
概要: 黒石市が発祥の津軽系こけし。
参考価格: 小サイズで1,000円~、大サイズで5,000円以上。
★こけしのあたまんじゅう
概要: こけしの頭を模した饅頭。
参考価格: 1個あたり150円~200円程度。
★黒い石だたみ
概要: 黒石市の名を冠したチョコレート菓子。
参考価格: 1箱(6個入り)で600円~800円程度。
★銘菓シャロン
概要: 黒石市の銘菓として親しまれる焼き菓子。
参考価格: 1個あたり150円~200円程度。
★ミニクレープ
概要: 黒石市で人気の小さなクレープ。
参考価格: 1個あたり100円~150円程度。
★あっぷるパイ
概要: 黒石産りんごを使用したアップルパイ。
参考価格: 1個あたり300円~500円程度。
★黒石シューロール
概要: シュークリームとロールケーキを組み合わせたスイーツ。
参考価格: 1本あたり1,000円~1,500円程度。
★つがるロマン
概要: 黒石市で栽培される高品質な米。
参考価格: 5kgで2,000円~3,000円程度。
★ムツニシキ
概要: 黒石市で生産される米の品種。
参考価格: 5kgで2,000円~3,000円程度。
★黒石産野菜のクリーミーポタージュ
概要: 黒石産の野菜を使用したポタージュスープ。
参考価格: 1袋あたり300円~500円程度。
★甘口しょうゆ
概要: 黒石市で製造される甘口の醤油。
参考価格: 1本(500ml)で400円~600円程度。
★つがる味噌(白)
概要: 黒石市で生産される白味噌。
参考価格: 1kgで500円~800円程度。
★シャイニースパークリングアップルジュース
概要: 黒石産りんごを使用した炭酸入りジュース。
参考価格: 1本(250ml)で200円~300円程度。
★地酒(菊乃井、玉垂)
概要: 黒石市の酒蔵で醸造される日本酒。
参考価格: 1本(720ml)で1,000円~2,000円程度。
★津軽せんべい
概要: 黒石市で作られる伝統的な煎餅。
参考価格: 1袋(10枚入り)で500円~700円程度。
★こけし灯ろう
概要: こけしの形をした灯ろう。
参考価格: 1個あたり1,500円~3,000円程度。
●人気のお土産(掲載時)
★こけしマグカップ
概要:津軽こけしの可愛らしい表情が描かれた陶器製のマグカップ。実用性とアート性を兼備。
費用:1個1,200円~
★つゆ焼きそばスナック
概要:黒石名物「つゆ焼きそば」を再現したユニークなお菓子。麺の香ばしさと出汁の風味が癖になる。
費用:1袋300円~
★津軽こけしキーホルダー
概要:職人の手作りによる小型のこけしをモチーフにしたキーホルダー。お守りとしても人気。
費用:1個500円~800円
★黒石リンゴクッキー
概要:地元産のリンゴを乾燥させて生地に練り込んだクッキー。香りと食感のバランスが絶妙。
費用:10枚入り600円~
★津軽塗ストラップ
概要:艶やかに漆塗りされた小物。携帯や鍵につけて、さりげない“和”のアクセントに。
費用:1個700円~
★黒石たまごせんべい
概要:昔懐かしい素朴な甘さのせんべい。卵の香りがふんわり広がる家庭的なお菓子。
費用:1袋350円~
★こみせ通りの手焼き煎餅
概要:観光名所「こみせ通り」の老舗が手焼きする伝統の煎餅。しっかりした噛みごたえが魅力。
費用:8枚入り500円前後
★黒石アップルパイ(冷凍)
概要:人気のアップルパイを冷凍で持ち帰り可。家庭で焼き直せば焼きたての味が蘇る。
費用:1個400円~600円
★りんごバターどら焼き
概要:ふんわりした生地に、りんごとバターの香り高い餡をたっぷり詰めた人気商品。
費用:1個250円~
★津軽手まり(インテリア用)
概要:色とりどりの糸で丁寧に編まれた手まりは、贈答品や部屋飾りとしても人気。
費用:小サイズで1,000円~、大型は5,000円超
★黒石ねぷた団扇
概要:黒石ねぷたの絵柄を再現したカラフルな団扇。夏の風物詩をいつでも感じられる逸品。
費用:1本400円~600円
★焼きリンゴジャム
概要:黒石産リンゴをローストし、香ばしさを残したジャム。パンやヨーグルトに最適。
費用:1瓶(150g)700円~
★黒石ふるさと羊羹
概要:滑らかな舌触りと上品な甘さが特徴の伝統菓子。世代を問わず人気の和スイーツ。
費用:1本(300g)500円~700円
★しそ巻き大根スライス
概要:甘酢に漬けた大根を紫蘇で巻いた保存食品。爽やかで箸休めにもぴったり。
費用:1袋300円~
★黒石温泉湯の花パック
概要:地元温泉地の湯の成分を凝縮した入浴剤。自宅で温湯や板留温泉気分を楽しめる。
費用:3袋入りで800円~1,000円
★黒石カレーパンラスク
概要:黒石名物焼きリンゴカレーを模した味わいのラスク。甘辛い風味がクセになる。
費用:1袋(小分けタイプ)400円~
★黒石産りんごチップス
概要:地元リンゴを薄くスライスして低温で乾燥。噛むほどに甘みがじわりと広がる。
費用:1袋500円~600円
★黒石こけし文具セット
概要:こけしイラスト入りのボールペン、ノート、ふせんなどがセットになった文具パック。
費用:1セット800円~
★津軽手ぬぐい(黒石柄)
概要:中町こみせや黒石ねぷたをモチーフにした絵柄の手ぬぐい。おしゃれな和風アイテム。
費用:1枚600円~800円
★りんごチョコレート
概要:ドライリンゴをミルクチョコで包んだスイーツ。子どもから大人まで楽しめる味わい。
費用:1箱700円~900円
●代表的な食文化・ご当地グルメ(掲載時)
■ 名実ともに黒石の代表格「黒石つゆ焼きそば」
◎不思議な一皿、それがクセになる
黒石を語るうえで外せないグルメといえば、やはり「つゆ焼きそば」でしょう。一見、焼きそばにスープをかけただけのように思えるこの料理ですが、実際に口にすると驚くほどの調和を感じます。
元々は、市内の食堂が「冷めた焼きそばを温かくして提供できないか」と考案したのが始まり。熱々の和風だしを注ぐことで、焼きそばがふんわりとほぐれ、ソースと出汁が絶妙に溶け合います。まさに、焼きそばとラーメンの“美味しいとこ取り”。
現在では、黒石市内のさまざまな飲食店で提供されており、それぞれの店が異なる出汁・麺・具材で“オリジナルつゆ焼きそば”を展開。市内を回って“食べ比べ”を楽しむファンも少なくありません。
■ 津軽の農村に伝わる「納豆もち」
◎味噌の香ばしさと納豆の旨味が溶け合う郷土食
黒石市を含む津軽地方では、昔から正月や祝いの席で「納豆もち」が振る舞われてきました。炊きたての餅に、細かく刻んだ納豆、長ねぎ、味噌だれなどを絡めたシンプルな料理ですが、これがまた驚くほど奥深い味。
農村部では“保存食”としての役割も持ち、冷凍して必要な時に温める家庭も多くあります。近年では、冷凍パックされた納豆もちが道の駅などで販売され、旅行客の注目を集めています。
黒石の食卓では「もち=特別な日」を意味することが多く、この納豆もちには、土地の人々の生活感や想いが詰まっているのです。
■ 津軽のリンゴ文化と黒石の果樹栽培
◎甘さと酸味が同居する味の芸術品
黒石市周辺は、言わずと知れた日本有数のリンゴの生産地。冷涼な気候と昼夜の寒暖差が、糖度の高い果実を育みます。とりわけ黒石のリンゴは、「果肉の密度が高くジューシー」と評され、県外の市場でも人気。
このリンゴを使ったスイーツや加工品もまた、黒石の食文化に欠かせない存在です。たとえば:
アップルパイ(特にこみせ通りの洋菓子店が有名)
焼きリンゴジャム
りんご入りカレー
ストレート果汁ジュース
季節によって品種も移り変わるため、訪れるたびに違う味を楽しめるのも魅力です。
■ 素朴な味がごちそうに「しそ巻き大根」
◎保存食から家庭の定番へ
雪深い津軽の冬を越すために、各家庭では漬物作りが盛んでした。中でも人気が高いのが「しそ巻き大根」。塩漬けされた大根を、紫蘇の葉で巻いて甘酢に漬けたもので、パリッとした食感とさわやかな香りがたまりません。
そのままでも、細かく刻んでご飯と混ぜても美味しく、お茶請けにもぴったり。これぞ“日常の中の贅沢”を体現した味です。
■ 山の恵み「山菜料理」と黒石の春の食卓
◎野の力が詰まった、春のごちそう
春になると、黒石の山間部ではフキノトウ、ウド、タラの芽、ワラビなどが採れ、家庭では天ぷらやおひたしとして調理されます。とくに「山ウドの味噌炒め」や「フキノトウ味噌」は、観光客にも好評で、直売所などで購入することも可能。
地元では、これらの山菜は“贈り物”としてやり取りされることも多く、食卓に春の訪れを告げる存在です。
■ 冬のぬくもり「けの汁(けのじる)」
◎手間と時間がつくる、家庭の味
けの汁は、冬の保存食文化が生んだ料理です。細かく刻んだ根菜類や豆腐、油揚げ、山菜などを、昆布だしや煮干しでじっくり煮込み、味噌で調えた滋養たっぷりの汁物。名前の「け」は「粥」や「気(け)」に由来し、体を温めるという意味が込められているとも。
黒石市では、お正月明けに食べる家庭が多く、冷蔵保存も効くため、数日間食べ続けられる「ごちそう」として愛されています。
■ 隠れた人気者「黒石焼きそば(通常Ver)」
つゆ焼きそばに隠れてあまり知られていないが、実は“焼き”のみの黒石焼きそばも健在。極太の麺を鉄板でカリッと焼き上げ、香ばしいソースで仕上げるこの料理は、ソースの絡み具合や食感の違いが楽しい一品。市内の食堂やイベントでは定番として根強い人気を誇ります。
■ 甘味も忘れずに:黒石スイーツの世界
りんごパイ:果肉たっぷりで食べ応えのあるサイズ感
アップルバター:パンに塗るだけで贅沢な朝ごはんに
焼きりんごカレー:デザートのようなルーがクセになる
ふるさと羊羹:伝統の甘さが息づく銘菓
黒石は小さな町ながら、デザート文化も豊か。地元の果物を活かした洋菓子・和菓子が充実しており、カフェ巡りにも最適なエリアです。
■ 黒石の食文化が生まれた理由
黒石の食文化の根幹には、「冬が長く、保存が効く」「食材が身近にある」「人と人がつながる」という三本柱があります。豪雪地帯という環境ゆえに、野菜の保存・加工の工夫が重ねられ、結果として郷土色あふれる料理が育ってきました。
また、こみせ通りに象徴されるように、「人の往来」がある町だったことも重要です。外部の文化が少しずつ加わることで、独自の食が進化してきたのです。
●代表的な祭・イベント(掲載時)
★黒石ねぷた祭り
概要:津軽の夏の風物詩。扇型の巨大なねぷたが市内を練り歩き、太鼓と囃子が夜空を揺らす。
時期:毎年8月上旬(2日~5日)
アクセス:黒石駅から徒歩5分(中心部全体で展開)
費用:観覧無料(一部有料観覧席あり・500円前後)
★黒石よされ
概要:流し踊りとしては日本最大級とされる盆踊りイベント。町全体が踊りの渦に包まれる。
時期:8月中旬(旧盆に合わせて4日間)
アクセス:黒石駅から徒歩圏内
費用:無料(踊り手参加は事前申込)
★中野もみじ山ライトアップ
概要:紅葉の名所・中野もみじ山で行われる夜間照明イベント。幻想的な紅葉トンネルが出現。
時期:10月中旬~下旬
アクセス:黒石駅から車で15分/期間中は臨時バスあり
費用:協力金200円程度
★黒石春まつり(黒石城址公園)
概要:桜満開の御幸公園で開催される春の風物詩。露店、演芸、ステージイベントが賑わう。
時期:4月中旬~下旬
アクセス:黒石駅から徒歩10分
費用:無料
★黒石こみせまつり
概要:中町のこみせ通りを舞台に、民芸・グルメ・音楽が融合した市民手作りの文化祭。
時期:9月第3週の土・日
アクセス:黒石駅から徒歩7分
費用:入場無料(飲食・体験は実費)
★黒石冬まつり
概要:雪灯籠や雪像が並ぶ幻想的な冬の祭り。スノーアートと地元グルメが楽しめる。
時期:2月初旬
アクセス:黒石駅から車で10分(メイン会場:黒石公園)
費用:入場無料
★黒石たけのこまつり(山形地区)
概要:山菜採り体験と直売が楽しめる、春限定の山間部イベント。山ウドやタラの芽も人気。
時期:5月中旬の週末
アクセス:黒石駅から車で30分
費用:参加費500円~(収穫体験付き)
★黒石りんご収穫まつり
概要:果樹園で収穫体験ができる秋恒例のイベント。即売会や搾りたてジュースも注目。
時期:10月初旬~中旬
アクセス:黒石ICから車で10分(市内観光農園にて)
費用:入園500円~(収穫分は量り売り)
★旧正マッコ市
概要:商店街を中心に開催される福引と特売の大売り出し。新春の買い物客でにぎわう恒例行事。
時期:旧正月(2月初旬)
アクセス:黒石駅から徒歩圏内
費用:参加無料(買物は実費)
★黒石ねぷた絵描き体験会
概要:ねぷた祭り前に行われる絵付け体験イベント。観光客でも参加可能。
時期:7月中旬(要予約)
アクセス:黒石駅から徒歩10分(市民文化会館など)
費用:体験料1,000円~
★黒石温泉郷音楽の夕べ
概要:板留・温湯・落合などの温泉旅館で開催される生演奏イベント。郷愁漂う音色が魅力。
時期:6月~10月の毎月数回
アクセス:黒石駅から車で20分
費用:無料(温泉宿泊者対象が多い)
★中町七夕まつり
概要:こみせ通りに七夕飾りが並ぶ夏の風情ある風物詩。短冊に願いを込めて飾る来場者も。
時期:7月上旬~8月初旬
アクセス:黒石駅から徒歩8分
費用:無料
★黒石盆花市
概要:お盆の前に開催される花の即売会。墓参用品や仏花、夏の鉢物が並ぶ地域密着イベント。
時期:8月10日頃
アクセス:黒石駅から徒歩15分(商工会館前広場)
費用:入場無料
★こけしの森フェスタ
概要:津軽こけし館主催のクラフトイベント。作家の展示即売、絵付け体験、実演もあり。
時期:5月上旬のGW
アクセス:黒石駅からバスまたは車で20分
費用:入館料350円、体験500円~
★黒石B級グルメフェスティバル
概要:つゆ焼きそばを筆頭に、ご当地B級グルメが一堂に会する食の祭典。
時期:6月または10月に年1回開催
アクセス:黒石駅から徒歩10分(市民文化会館広場)
費用:入場無料(フードチケット制:1枚300円~)
★黒石旧車ミーティング
概要:昭和の名車やクラシックバイクが集結するカーファン必見の展示イベント。
時期:9月末~10月初旬
アクセス:黒石駅から車で5分(黒石運動公園など)
費用:観覧無料
★冬のこみせ夜灯(やとう)
概要:冬のこみせ通りに灯る小さなランタンとろうそくが幻想的な雰囲気を醸し出す。
時期:1月下旬~2月中旬
アクセス:黒石駅から徒歩10分
費用:無料(協力金歓迎)
★黒石そばフェスタ
概要:津軽そばや山菜そば、変わり種そばが並ぶ秋のそばイベント。手打ち体験も可能。
時期:11月上旬
アクセス:黒石駅から車で15分(農村交流センター)
費用:入場無料(飲食別)
★黒石まちなか古本市
概要:古本、レコード、雑貨の出店が並ぶ街歩き型マーケット。文系旅人に人気。
時期:年2回(春・秋)
アクセス:黒石駅から徒歩10分
費用:無料(購入は実費)
★津軽三味線ミニライブ(定期公演)
概要:市内施設やカフェで定期的に開催される三味線ミニライブ。音色に酔いしれる至福の時間。
時期:毎月/土日を中心に開催
アクセス:黒石駅から各会場へ(徒歩またはタクシー)
費用:1公演1,000円~
●特性(掲載時)
■ 地理的条件が育てた「懐に抱かれる都市構造」
◎山に寄り添い、平野を抱く町
黒石市は、奥羽山脈の裾野に広がる扇状地に位置しており、南には八甲田山系の山々、北西には津軽平野が広がります。この地形が、黒石という町に「盆地的な包容感」と「交通の要衝としての機能性」の両面を与えています。
春には山からの雪解け水が平野を潤し、秋には美しい紅葉が山裾を染める。その一方で、街道が集まる地形であることから、古くから交通・商業の中心として発展し、弘前と十和田、青森と秋田の中間点としての役割も担ってきました。
この「自然に囲まれながらも外とつながってきた歴史」が、黒石の人々に“内に情、外に広さ”をもたらしています。
■ 人懐っこくも芯が強い「黒石人気質」
◎見知らぬ人にも声をかける、気取らぬあたたかさ
黒石の住民には、いわゆる「津軽人気質」と重なる気骨と親しみやすさが宿っています。初対面でも「どっから来たの?ゆっくりしていげ(していって)」と笑顔で声をかけてくれる人が多く、旅人にとっては安心できるまちです。
ただし、津軽人らしく、他人にべったり懐くような「馴れ馴れしさ」ではなく、“節度を守りつつ、他者への関心を持ち続ける”という大人の距離感が根づいているのも特徴です。
お祭りの時は一致団結、日常では静かに礼節を重んじる――そんな「緩やかで強いコミュニティ」が、黒石を居心地よくしています。
■ ことばに宿る文化遺産 ― 黒石方言のあたたかさ
◎耳に残る、丸くやさしい津軽弁の響き
黒石で話される言葉は、典型的な津軽弁の一種ですが、弘前などと比べるとやや柔らかで、語尾やアクセントに丸みがあるのが特徴です。以下は、黒石方言の一例です:
「わ(わたし)さ、け(行)ぐじゃ」=「私、行きますね」
「おんでぇ~」=「まあ、びっくりしたなぁ」
「へば、またの~」=「それじゃあ、またね」
旅行者からすれば最初は聞き慣れないかもしれませんが、慣れてくると独特のやさしい抑揚に安心感を覚えるでしょう。黒石の人々は、この“ことばの文化”を大切にし、日常会話に方言を自然と取り入れながら次世代にも継承しています。
■ 歴史と景観が共存する「こみせ通り」
黒石の顔とも言える「こみせ通り」は、江戸時代から続く木造のアーケード街であり、黒石市が持つ観光資源の象徴でもあります。雪国特有の生活の工夫がそのまま景観として残されており、しかも現在も日常的に活用されているという“生きた文化遺産”です。
このエリアには、歴史的建造物、和菓子店、酒蔵、工芸館などが軒を連ね、まち歩きを通じて黒石の深層に触れることができます。単なる観光地化ではなく、日常と観光が自然に共存していることこそが、黒石の誇る地域力の一つです。
■ 自然と暮らしが調和する温泉郷文化
市街から少し離れると、温湯温泉、板留温泉、落合温泉といった名湯が連なる黒石温泉郷が広がります。これらの温泉は、派手な観光地ではないものの、地元の人々に長く愛されてきた“暮らしの湯”であり、外部からの旅人にも静かな癒しを提供します。
このような“生活に根差した観光資源”は、近年の「地域に滞在してじっくり楽しむ旅」スタイルにもマッチしており、サステナブルツーリズムの視点からも注目されています。
■ 農業と加工技術の両立
黒石市では、農業が今も地域経済の柱となっています。特にリンゴの栽培は全国的にも有名で、味・色・香りともに評価が高く、都市圏への出荷やふるさと納税でも人気があります。
加えて、近年は農産物の加工にも力を入れており、ジュース、ジャム、ドライフルーツ、アップルバターなど、付加価値の高い商品が次々と登場しています。こうした「農から商品へ」という一貫した取り組みが、地域の未来を支えています。
■ 黒石と近隣地域との“静かなつながり”
◎弘前・青森・平川との機能的な連携
黒石市は弘前市、青森市、平川市と隣接しており、それぞれと密接な経済・文化のつながりを持っています。
弘前市との関係:買い物・通学・就業面での人の流動が大きく、鉄道・車ともにアクセス良好。
青森市との関係:行政手続きや大規模病院など、県都機能との補完的関係。
平川市との関係:農業・観光の協力連携。イベント共同開催なども。
「都市的機能は近隣に任せ、黒石は黒石らしく」というバランスが、むしろ魅力を高めていると言えるでしょう。
■ 黒石の未来につながる「地域性」
黒石市が今、静かに注目を集めている理由の一つが、地域全体に漂う「安心できる小ささ」と「自立した文化性」です。規模は小さいながら、生活に必要なものはそろっており、何より“人の顔が見える社会”がある。
子育て支援が整っている
商店主の名前を皆が知っている
お祭りや地域行事が若い世代にも引き継がれている
こうした点は、都市部にはない“豊かさ”であり、移住やUターン希望者の心を動かす原動力となっています。
■ 結び:黒石は「自分のペースで生きられる町」
黒石市は、静かで控えめ、でも芯があり、誇りを失わない地域です。方言に耳を澄ませ、こみせ通りを歩き、地元の祭りにふれることで、訪れた人はきっと“忘れていた心の豊かさ”に出会えるでしょう。
津軽の文化を守りながら、少しずつ未来へ歩む黒石。この町の本当の魅力は、目に見える風景よりも、そこに住む人々の“呼吸”に宿っているのかもしれません。
●過去に人気だった店(掲載時)
★鳴海百貨店(閉店)
かつて黒石駅近くにあった老舗百貨店。昭和後期まで地元の人々にとって“なんでも揃う夢の場所”で、衣類、化粧品、雑貨、玩具までワンフロアで購入できる利便性が人気を博しました。屋上の観覧車や、年末の福引大会は子どもたちの憧れ。バブル崩壊後の経済変化で惜しくも閉店。
★中町市場(閉場)
こみせ通りの裏手に広がっていた市場。八百屋、魚屋、惣菜屋が軒を連ね、午前中は主婦たちでごった返していた庶民の台所でした。昭和30~50年代には「朝のにぎわいは商店街の鼓動」と言われるほどの活気を誇り、時代を超えて市民の記憶に残る場所です。
★サトー靴店(廃業)
中町通りにあった老舗の靴屋。職人肌の店主が足の形に合わせてサイズ調整してくれる対応が評判で、高齢者やスポーツ少年の常連が多かった。令和に入って閉業したが、店主の「足元から健康を支える」という言葉は今でも語り草。
★トミヤ玩具店(閉店)
黒石駅前通りにあった地元の玩具屋。昭和後期から平成初期にかけては、プラモデル、ファミコンソフト、ビーダマンなど時代を反映した商品が棚に並び、小遣い片手に集まる子どもたちで連日賑わった。現在は跡地にカフェが建っている。
★黒石スケートリンク(冬季限定・休止中)
黒石運動公園内に冬季だけ現れる屋外リンク。学校帰りの子どもやカップルでにぎわい、地元の小学生スケート大会なども開催されていたが、温暖化と維持費の問題で近年は開設されていない。
★青山書店(閉業)
黒石市役所近くの個人書店。学習参考書から漫画まで幅広く揃えており、レジ横には地域の手作り詩集や冊子が並ぶ“知の小空間”として地元の学生や文化人に愛されていた。2010年代に惜しまれつつ閉店。
★くろいし食堂(営業中)
こみせ通りそばにある地元密着型食堂。名物は昔ながらのソース焼きそばと“かしわラーメン”。代替わりを経て今も健在で、観光客から「つゆ焼きそばの原点を感じられる」と評判。
★つがる寿司(廃業)
住宅街にぽつんと佇む名店だったが、魚の目利きと職人技で市内外からの常連が絶えなかった寿司屋。大将が握る「紅鮭のづけ握り」は知る人ぞ知る逸品で、引退と共に店を閉じた。
★きしなや菓子舗(営業中)
戦前創業の老舗和菓子店。黒石銘菓「黒石羊羹」「白花まんじゅう」などが名物。今なお季節菓子や進物用に重宝される。レトロな店構えも地域の情緒を感じさせる。
★カフェこみせ蔵(営業中)
明治期の蔵をリノベーションしたおしゃれなカフェ。リンゴのスイーツや津軽塗雑貨の展示販売も行っており、黒石の伝統とモダンが融合した空間として若者から高齢層まで幅広い層に支持されている。
★黒石温水プール(休止中)
地域住民の健康づくりと子どもたちの水泳授業に重宝されていたが、施設老朽化により長期休館中。再開の希望を込めて、住民の声が今も届けられている。
★東屋旅館(廃業)
温湯温泉の入り口にあった、昭和風情ただよう木造旅館。囲炉裏と広い内湯が特徴で、スキー客や長期湯治客に愛されたが、跡継ぎ不在により2010年代に閉館。
★コマツヤ電器(廃業)
家電だけでなく、電球一つでも親切に取り替えに来てくれる“地元の電気屋さん”。商店街の顔として頼りにされていたが、家電量販店の進出と共にその役割を終えた。
★マルシメ黒石店(閉店)
かつて黒石で最も大きなスーパーの一つ。惣菜コーナーの焼き鳥や豆腐コロッケが評判で、年末年始は大混雑だった。今では別のスーパーが営業しているが、地元住民にとっては「食卓の中心」だった存在。
★黒石カフェ「もてなしや」
地元の女性たちが運営するコミュニティカフェ。ランチや手作りスイーツの提供と共に、ワークショップや地域イベントの拠点にもなっている。
★カメヤマ味噌本舗
昔ながらの製法で作る無添加味噌が人気。店舗では味噌を使った料理も提供しており、「本当の味噌の味がする」とリピーター続出。
★酒のなかむら
地元酒蔵と提携し、津軽の地酒を豊富に扱う専門店。試飲カウンターも設置されており、観光客にも人気。
★りんご直売所「りんごの丘」
農家直営の小さな直売所。朝収穫されたばかりのりんごを販売し、季節によってはジュースやアップルパイの取り扱いも。
★くろいし観光案内所(こみせ通り)
旅行者の強い味方。地元のイベント情報やグルメマップを提供しており、黒石の魅力を伝える情報発信のハブ。
★ゆうえんち遊湯ランド(温泉施設)
黒石温泉郷の一角にある日帰り温泉。温水プール、露天風呂、サウナなどが揃っており、家族連れに人気。食堂の「津軽そば」も好評。
●過去の出来事(掲載時)
■ 江戸時代から続く伝統行事の発展
江戸時代、黒石藩の家老であった境形右衛門は、地域の活性化を図るため、春の「馬乗り競走」や夏の「ねぷた祭り」、盆踊りなどの行事を奨励しました。これらの行事は、近郷の弘前領からも多くの人々を集め、黒石の町の発展に寄与しました。特に「ねぷた祭り」は、現在でも黒石市の夏の風物詩として親しまれています。
■ 市制施行と地域の発展
1954年(昭和29年)7月1日、黒石町、中郷村、六郷村、山形村、浅瀬石村が合併し、黒石市が誕生しました。これにより、黒石市は青森県内で4番目の市となり、地域の発展が加速しました。市制施行後は、公共施設の整備や産業の振興が進められ、現在の黒石市の基盤が築かれました。
■ 黒石線の開通と廃止
1912年(大正元年)8月15日、黒石軽便線として開業した黒石線は、地域の交通手段として重要な役割を果たしました。しかし、利用者の減少や経営の悪化により、1984年(昭和59年)11月1日に弘南鉄道に転換され、1998年(平成10年)4月1日に全線が廃止されました。現在は、代替バスが運行されています。
■ 世界最長の木造こけしの認定
2023年、黒石市で制作された全長103メートルの木造こけしが、ギネス世界記録に認定されました。この巨大なこけしは、地域の伝統工芸である津軽こけしの魅力を世界に発信することを目的として制作され、多くの観光客を惹きつけました。
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