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名称生干しいか内容量生干しイカ900g以上 4枚~6枚入り 【総務省告示第179号第5条第3号の地場産品基準に該当する理由】:青森県産スルメイカを仕入れ後、裁断、天日干し、梱包の全工程を鰺ヶ沢町内で行なっているため原材料真イカ(青森県)賞味期限冷凍180日保存方法要冷凍..
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【地方】:東北地方
【都道府県】:青森県
【市町村】:五所川原市
【面積】:404.20km2
【総人口】:47,785人(2025年3月1日)

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●概要(掲載時)

■ 津軽平野の中心に息づく文化の交差点
青森県西部、津軽地方のほぼ中央に位置する五所川原市(ごしょがわらし)は、自然の恵みと人々の知恵が交差する風土豊かなまちです。青森市や弘前市と並び、津軽地域における交通・経済・文化の結節点として独自の役割を果たしてきました。総人口は約5万人で、広大な水田とりんご畑が広がる農村風景と、市街地の活気が融合した独特の雰囲気を持っています。
また、立佞武多(たちねぷた)に象徴されるように、地域住民の手によって長く育まれてきた祭り文化が根強く、訪れる人々を圧倒する情熱と創造力にあふれています。

■ 地理と自然環境:津軽平野と岩木山に抱かれた風景
五所川原市は津軽平野の北西部に位置し、南東には津軽富士と呼ばれる霊峰・岩木山が雄々しくそびえ、北側には十三湖という汽水湖が広がっています。この自然条件は、農業に非常に適しており、特に水稲やりんご栽培が盛んです。
市の中心部を流れる岩木川は、農業用水としての役割だけでなく、地域の風景や生活文化にも深く関わっています。春には桜、秋には紅葉、冬は一面の銀世界と、四季の変化をしっかりと感じられる土地柄も魅力のひとつです。

■ 市名の由来と歴史的背景
「五所川原」という地名の起源は、諸説ある中で最も有力とされるのが「五所神社」に由来する説です。中世、津軽氏の勢力下にあったこの地には神聖な場所(五つの神所)が点在し、それらを取り囲むように集落が形成されていきました。やがて岩木川の支流に沿って「川原(かわら)」が開け、「五所」と「川原」が一体となって地名が定着したと考えられています。
江戸時代には弘前藩の支配下で、交通の要衝として発展。明治以降は津軽鉄道の開通により、物流と旅人が交錯する拠点となり、今日の市街地の原型が形作られました。

■ 現代における成り立ち:市町村合併の経緯
2005年3月、旧・五所川原市に加え、隣接する金木町(太宰治の出身地)と市浦村(十三湖周辺)を編入合併して現在の五所川原市が誕生しました。これにより、文化・観光・農業など多様な資源を併せ持つ、より多面的な都市へと進化を遂げました。
特に金木地区は文学的な観光資源を持ち、市浦地区はしじみ漁や十三湖の自然資源に恵まれており、市全体として「自然・文学・伝統芸能」の三拍子がそろう地域へと歩みを進めています。

■ 文化の宝庫:立佞武多と太宰治
五所川原市を語る上で欠かせないのが、「立佞武多(たちねぷた)」と作家・太宰治の存在です。

■ 立佞武多:高さ20メートルを超す魂の造形
毎年8月に開催される「五所川原立佞武多まつり」は、弘前ねぷたや青森ねぶたと並ぶ津軽の三大ねぷたのひとつ。特に五所川原の立佞武多は、高さ20メートルを超える巨大な人形灯籠が練り歩くことで有名です。その迫力と美しさは観る者すべての心を震わせ、「一生に一度は見るべき祭り」と称されるほどです。
この立佞武多は、かつて明治~大正期に存在した巨大ねぷたを再現したもので、1990年代に地元有志によって復元されたという経緯があります。「まちの誇り」を守り伝える住民の強い思いが、観光資源以上の価値を生み出しています。

■ 太宰治の原風景:金木町の存在
旧・金木町は文豪・太宰治の出身地として知られ、彼の生家「斜陽館」は現在、記念館として一般公開されています。館内では、太宰の生涯と作品世界に触れることができ、多くの文学ファンが全国から訪れています。また、太宰にちなんだイベントも定期的に開催され、町全体が「生きた文学空間」として息づいています。

■ 地場産業と地域経済:農業と観光の両輪
五所川原市の基幹産業は農業です。肥沃な津軽平野の恵みを受けた水稲やりんごの栽培は、県内でも上位に位置する生産量を誇ります。特に「つがる」「ふじ」「王林」などのブランドりんごは、品質の高さから県外でも高く評価されています。
また、近年は観光分野にも力を入れており、立佞武多の館や斜陽館、十三湖周辺のしじみ漁体験など、多彩な体験型観光が整備されています。地元グルメとして人気の「しじみラーメン」や、津軽の郷土料理「けの汁」なども、地域ならではの魅力を演出しています。

■ 交通アクセスと地域インフラ
五所川原市は、JR五能線および津軽鉄道の終着点として、県内外からのアクセスが比較的容易な位置にあります。青森市や弘前市と結ぶ国道339号・101号が交差し、物流や移動の要所としても機能しています。
市内には新しいショッピングモールや文化施設も整備されており、教育や医療のインフラも地域ニーズに応える形で発展してきました。地方都市ながら、生活の利便性と自然環境のバランスが取れた住みよいまちといえるでしょう。

■ 地域性と人々の気質
五所川原の人々は、寒さに耐え、農業や祭りに心血を注いできた気質を持ち合わせています。堅実で実直、なおかつユーモアと粘り強さを併せ持つ津軽人気質がこの地にも息づいています。
方言も特徴的で、「けっぱれ(がんばれ)」「へば(それじゃあ)」など、津軽弁のリズムが日常会話に自然に溶け込んでいます。こうした言葉の文化もまた、地域の温もりを感じさせてくれます。

■ おわりに:伝統と未来が共存するまち
五所川原市は、ただの地方都市ではありません。古き良き文化を大切にしつつ、新たな観光と交流の形を探り、進化を遂げているまちです。立佞武多が夜空にそびえるように、この土地には誇りと情熱が高く掲げられているのです。
文学、祭り、農業、自然、そして人。多様な要素がしなやかに絡み合い、五所川原という個性的な都市が今日も力強く息づいています。

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●地域(掲載時)

■ 市街中心部──五所川原駅周辺と本町エリア
交通と経済が交錯する都市の核
市街地の中心は、JR五能線と津軽鉄道が交差する「五所川原駅」周辺。本町、布屋町、末広町などの商店街エリアは、古くから商業と交流の拠点として栄えてきました。再開発とともにショッピングモールや公共施設も整備され、津軽地域の中核都市としての役割を担い続けています。
ここには高さ20mを超える「立佞武多の館」もあり、まち全体が祭り文化の息吹に包まれています。

■ 栄町・若葉地区──住宅と教育が調和する新興エリア
住まいと学びの拠点
五所川原の東側に広がる若葉、栄町エリアは、比較的新しく造成された住宅地が中心です。市立図書館や小中学校が点在し、子育て世帯の住環境として人気の高い地区でもあります。
公園も多く、緑に囲まれた静かな町並みの中で、市民の日常生活が穏やかに営まれています。近年は周辺に飲食店や医療施設も増加し、暮らしやすさが年々向上しています。

■ 川端町・川端通り周辺──歴史が染み込む古き町筋
岩木川の流れとともに
川端町は、かつて川運で栄えた交易の要所。岩木川に沿って町屋が軒を連ね、今なお江戸から明治にかけての面影を残す建物が点在しています。現在では、町並み保存や文化遺産の再評価も進んでおり、まち歩きや観光のスポットとして再注目されています。
岩木川沿いの桜並木や川辺の風景も美しく、写真愛好家にも人気のエリアです。

■ 一野坪・大町地区──津軽平野の「農の心臓」
黄金色の水田が広がる大地
五所川原の南部に位置する一野坪、大町周辺は、豊かな田園が広がる農業地帯です。特に水稲栽培が盛んで、津軽米の一大産地として県内外に出荷される米どころです。
農家の多くは代々この地に根を張り、伝統的な農法と新しい技術の融合によって、豊作の喜びを育んでいます。収穫期には稲穂の海が風に揺れる壮観な景色が広がり、まさに「津軽の台所」とも言えるエリアです。

■ 金木地区──太宰治が生まれた文学のふるさと
文化と郷愁の息づくまち
旧・金木町にあたるこの地域は、文豪・太宰治の出身地として全国に名を馳せています。太宰の生家である「斜陽館」は記念館として整備され、彼の人生と作品をたどることができます。
また、金木の町並みには明治から昭和初期の趣が残り、まるで時間がゆっくりと流れているかのような雰囲気に包まれます。「津軽三味線のふるさと」でもあり、地元では音楽や芸能のイベントも盛ん。文化の厚みが感じられるまちです。

■ 市浦地区──十三湖と共に生きる湖畔の集落
しじみと自然が生み出す静寂の世界
市の北西に広がる旧・市浦村のエリアは、汽水湖・十三湖のほとりに点在する集落群から成り立っています。この湖はしじみの名産地として知られ、その漁業と加工品は地域経済の要でもあります。
また、十三湖の夕景は息をのむほどの美しさで、訪れる人々に深い感動を与えます。野鳥観察や釣りスポットとしても知られ、都市部とは一線を画した「静かな贅沢」がここにはあります。

■ 毘沙門・高野・広田地区──伝統と生活のにじむ郊外の顔
山里の風情と暮らしの知恵
五所川原の北東部、毘沙門や広田といった地区には、長年にわたり守られてきた神社仏閣や、郷土料理の伝統が息づいています。四季折々の行事も活発で、地区ごとに特色あるお祭りや食文化が継承されています。
農業や林業に関わる住民が多く、「自然とともに生きる」感覚が今なお強く根づいているのも特徴です。古くからの集落構造が残っており、地元の方言や民話などの文化資産も大切にされています。

■ 嘉瀬・梅田・磯松地区──津軽鉄道が結ぶ風の町
鉄路の記憶と人情の通い路
津軽鉄道沿線に点在する嘉瀬、梅田、磯松といった地域は、かつて農産物の集散地として活気にあふれていました。現在も「ストーブ列車」に象徴されるように、鉄道文化と地元の暮らしが密接につながっています。
沿線の風景は、田園風景、りんご畑、山並みといった、まさに「津軽の原風景」。無人駅がぽつんと佇む様子は、訪れる人の郷愁を誘います。

■ 中島・鎌谷町・烏森地区──産業と暮らしが共存する南の玄関口
工場と住宅地がバランスよく配置された生活圏
市の南端に位置するこの一帯は、工業団地や物流拠点が整備されており、五所川原市の経済を支える産業エリアとしても機能しています。一方で、住宅街や大型店舗も立地し、日々の生活を支える環境も充実しています。
生活と産業が共存する町として、地元就職の場としても注目されており、若年層の定住も徐々に増えています。

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●代表的な観光スポット(掲載時)

★立佞武多の館(たちねぷたのやかた)
概要: 高さ20メートルを超える巨大な立佞武多を展示する施設で、祭りの歴史や製作工程も学べます。​
おすすめ時期: 8月初旬の立佞武多祭り期間中。​
アクセス: JR五所川原駅から徒歩約5分。​
費用: 大人600円、高校生450円、小中学生250円。​

★太宰治記念館「斜陽館」
概要: 文豪・太宰治の生家を改装した記念館で、彼の作品や生涯に触れられます。​
おすすめ時期: 通年。特に春と秋は庭園の景色が美しいです。​
アクセス: 津軽鉄道金木駅から徒歩約7分。​
費用: 大人600円、高校生400円、小中学生250円。​

★芦野公園
概要: 桜の名所として知られ、園内には津軽鉄道の駅もあります。​
おすすめ時期: 4月下旬から5月上旬の桜の季節。​
アクセス: 津軽鉄道芦野公園駅下車すぐ。​
費用: 無料。​

★津軽鉄道
概要: 津軽五所川原駅から津軽中里駅までを結ぶローカル線で、冬のストーブ列車が有名です。​
おすすめ時期: 12月から3月のストーブ列車運行期間。​
アクセス: JR五所川原駅から乗車可能。​
費用: 乗車券850円、ストーブ列車は別途500円。​

★十三湖
概要: シジミの産地として知られる汽水湖で、湖畔の風景が美しいです。​
おすすめ時期: 春から秋にかけて。​
アクセス: JR五所川原駅から車で約40分。​
費用: 無料。​

★高山稲荷神社
概要: 朱塗りの鳥居が連なる幻想的な神社で、商売繁盛や五穀豊穣の神様を祀っています。​
おすすめ時期: 通年。特に新緑の春と紅葉の秋が美しいです。​
アクセス: JR五所川原駅から車で約30分。​
費用: 無料。​

★津軽三味線会館
概要: 津軽三味線の歴史や演奏を体験できる施設です。​
おすすめ時期: 通年。​
アクセス: 津軽鉄道金木駅から徒歩約10分。​
費用: 大人500円、小中学生200円。​

★道の駅 十三湖高原
概要: 地元の特産品やシジミ料理が楽しめる道の駅です。​
おすすめ時期: 通年。​
アクセス: JR五所川原駅から車で約35分。​
費用: 入場無料。飲食や買い物は別途。​

★つがる地球村
概要: 宿泊施設や温泉、アスレチックなどが揃う複合施設です。​
おすすめ時期: 通年。​
アクセス: JR五所川原駅から車で約15分。​
費用: 施設により異なります。​

★富士見湖パーク
概要: 湖畔に広がる公園で、散策やピクニックに最適です。​
おすすめ時期: 春から秋にかけて。​
アクセス: JR五所川原駅から車で約20分。​
費用: 無料。​

★十三湖中の島ブリッジパーク
概要:十三湖のほぼ中央に位置する中の島へと続く橋と公園。湖を一望できる絶好のロケーションで、しじみ採り体験や遊歩道散策も可能。
おすすめ時期:5月~10月(しじみ採り体験が可能な期間)
アクセス:五所川原駅から車で約45分
費用:入園無料(しじみ採り体験などは別料金あり)

★鶴の舞橋
概要:木造としては日本最長級の美しい三連太鼓橋。岩木山を背景にした橋の風景は、写真映え抜群の絶景スポット。
おすすめ時期:春~秋(桜・新緑・紅葉のシーズン)
アクセス:五所川原駅から車で約25分
費用:無料

★青森県立芦野公園キャンプ場
概要:桜の名所・芦野公園内にあるキャンプ場。湖畔でのんびり自然と触れ合える空間。
おすすめ時期:5月~10月
アクセス:津軽鉄道「芦野公園駅」から徒歩5分
費用:キャンプ場使用料500円~(サイトにより変動)

★金木観光物産館「マディニー」
概要:津軽の工芸品や食文化を発信する施設。お土産探しにもぴったり。
おすすめ時期:通年
アクセス:金木駅より徒歩8分
費用:入館無料(商品購入は別途)

★津軽中里駅「駅ナカ温泉」
概要:ローカル線の終着駅に併設された天然温泉施設。旅の疲れを癒す穴場。
おすすめ時期:通年(特に冬)
アクセス:津軽鉄道「津軽中里駅」直結
費用:大人300円・子ども150円

★エルムの街ショッピングセンター
概要:五所川原最大級の商業施設。地元の人々の憩いの場であり観光客の買い物スポット。
おすすめ時期:通年(特に雨天時に便利)
アクセス:五所川原駅から車で10分、無料シャトルバスもあり
費用:入場無料(買い物は各店舗による)

★市浦歴史民俗資料館
概要:市浦地域の昔の生活や漁業の様子を伝える資料館。郷土を学べる知的スポット。
おすすめ時期:通年(冬季は要確認)
アクセス:十三湖付近、五所川原駅から車で40分
費用:大人200円、子ども100円

★飯詰駅の木造駅舎
概要:ノスタルジックな雰囲気漂う無人駅。津軽鉄道の中でも特に絵になる駅舎。
おすすめ時期:通年
アクセス:津軽鉄道「飯詰駅」下車
費用:見学自由(乗車券別途)

★菊ヶ丘運動公園
概要:スポーツ施設と芝生広場が整備された家族向けのレクリエーション公園。春は桜が見事。
おすすめ時期:4月~10月
アクセス:五所川原駅から車で10分
費用:無料(一部有料施設あり)

★岩木川河川敷
概要:五所川原市街を流れる清流・岩木川の自然散策ルート。釣りやジョギングにも最適。
おすすめ時期:5月~10月
アクセス:市街地から徒歩圏内
費用:無料

★津軽金山焼(陶芸体験施設)
概要:地元の土を使った手作り陶芸ができる体験施設。焼き物ファン必見。
おすすめ時期:通年
アクセス:五所川原駅から車で20分
費用:陶芸体験1,500円~

★やってまれ広場
概要:立佞武多祭りの時にメイン会場となる中心広場。普段は市民のイベントやマルシェが行われる。
おすすめ時期:8月初旬(祭り期間)
アクセス:五所川原駅から徒歩10分
費用:無料

★青森県五所川原農林高等学校 りんご園
概要:地元高校の実習果樹園で収穫体験も可能。りんごの味はプロ級。
おすすめ時期:10月頃の収穫期
アクセス:五所川原駅から車で10分
費用:収穫体験500円~

★お寺めぐり(五所川原市内の曹洞宗寺院群)
概要:市内には複数の格式ある寺院が点在。寺社建築や御朱印巡りが楽しめる。
おすすめ時期:通年(春・秋の紅葉が美しい)
アクセス:五所川原駅から徒歩~車で各所へ
費用:拝観無料(御朱印は300円程度)

★ねぶた漬け工房(試食・工場見学)
概要:津軽名物「ねぶた漬け」の製造現場を見学でき、試食も楽しめる工場直売所。
おすすめ時期:通年
アクセス:五所川原駅から車で15分
費用:無料(事前予約推奨)

★大沢内ため池自然公園
概要:水辺の自然観察にぴったりのため池公園。野鳥や昆虫観察にもおすすめ。
おすすめ時期:5月~9月
アクセス:五所川原駅から車で25分
費用:無料

★つがる市立図書館 五所川原分館(旧制中学校記念館)
概要:歴史的建築物を活用した落ち着いた図書空間。建築マニアも必見。
おすすめ時期:通年
アクセス:市街中心部より徒歩10分
費用:無料

★旧五所川原税務署の赤レンガ倉庫
概要:近代建築として貴重な赤レンガ建物。現在は展示ギャラリーとして活用。
おすすめ時期:春~秋
アクセス:五所川原駅より徒歩12分
費用:無料(展示により変動)

★小田川親水公園
概要:市内を流れる小田川沿いに整備された緑豊かな親水公園。家族連れに最適。
おすすめ時期:5月~10月
アクセス:市街地から徒歩圏内
費用:無料

★黒滝温泉
概要:知る人ぞ知る秘湯。泉質が良く、地元の人も通う癒やしの湯。
おすすめ時期:通年(特に冬場)
アクセス:五所川原駅から車で約30分
費用:入浴料500円

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●主な交通手段(掲載時)

■ 鉄道による津軽縦断:ローカル線の魅力に触れる旅
五能線:海と山をつなぐ詩情あふれる路線
五所川原へ鉄道で向かう場合、JR五能線が主なルートになります。五能線は秋田県の東能代駅と青森県の川部駅を結ぶ約147kmのローカル線で、日本海の絶景や津軽の田園風景を横目に進む「景色が主役」の列車旅が楽しめます。
五所川原駅はJR五能線の中間地点に位置
青森駅から川部駅経由で五所川原駅まで約70分
運賃:約1,140円(2025年時点の目安)

■ 津軽鉄道:ストーブ列車で旅情を味わう
五所川原駅からさらに内陸部へ進むには、津軽鉄道が旅の相棒になります。五所川原駅から津軽中里駅までを結ぶ20.7kmのローカル路線で、冬季には「ダルマストーブ」が車内に設置される「ストーブ列車」が運行されることでも知られています。
全線で片道850円、ストーブ列車は+500円(運賃別途)
金木駅や芦野公園駅など観光名所へのアクセスに最適
のどかな風景と人情に触れられる「体験型の移動手段」

■ マイカー・レンタカー:自由度を最大限に楽しむ手段
道路網の整備と快適なドライブ環境
五所川原市をくまなく巡るなら、自動車移動が最も効率的。市内の観光地は鉄道駅から離れている場所も多いため、移動手段としてのレンタカーは強力な味方になります。
青森空港、青森駅、弘前駅でレンタカーを借りることが可能
市内には無料駐車場を完備した施設が多く、駐車にも困らない
国道339号、101号が市内を縦横に走っており、走行もスムーズ
推奨コース
1日観光モデル:
「五所川原駅」→「立佞武多の館」→「斜陽館」→「十三湖」→「高山稲荷神社」→「つがる地球村」

■ 路線バス:地元の生活に触れる移動体験
弘南バス・五所川原市営バスの活用
鉄道が届かない場所へは、路線バスが頼りになります。五所川原駅を起点に、市内各所を巡回するバスが運行されており、地元住民と肩を並べて乗車することで、地域の日常を垣間見ることができます。
主な行き先:十三湖、金木、つがる地球村など
運賃:市内はおおむね100~400円程度
時刻表に注意(本数が少ないため、事前確認が必須)

■ 自転車と徒歩:五感で感じるまち歩き・まち巡り
コンパクトな市街地を歩いて巡る楽しさ
五所川原駅周辺の市街地エリアは、徒歩でも十分観光できるコンパクトなサイズ感。商店街を歩けば昔ながらの和菓子屋や津軽塗の店、地元スーパーに出会えるでしょう。
徒歩圏内に「立佞武多の館」「やってまれ広場」「市役所」などが集まる
街角の看板や方言ポスターも観察ポイント
おすすめ:レンタルサイクル(駅近くの観光案内所などで取扱あり)

■ 観光タクシー・チャーター利用:効率的に名所を回る
時間が限られる旅にはプロの案内を
短時間で効率的に観光したい人、あるいは高齢者を連れた家族旅行などには、タクシーの観光チャーターサービスが適しています。地元ドライバーが名所を熟知しており、移動とガイドを兼ねて案内してくれます。
料金目安:1時間あたり4,000~5,000円(小型車)
五所川原タクシー、金木タクシーなど地元業者に予約可能
観光モデルコースも用意されており、安心して任せられる

■ お得なきっぷ・周遊パスを活用しよう
節約しながら広範囲を巡る旅のコツ
旅費を抑えつつ、多くのスポットを巡りたい方におすすめなのが「周遊型チケット」です。JR東日本や津軽鉄道では、観光客向けにお得なフリーきっぷを提供しており、移動の自由度を高めてくれます。
津軽フリーパス(津軽鉄道1日乗り放題・観光施設割引あり)
JR東日本パス(青森県内の移動を含む広域旅行向け)
弘南バス1日乗車券など、地域密着型の乗り放題券もあり

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●代表的な名物・名産品・特産品(掲載時)

★赤~いりんご
概要:​果肉まで赤い希少な品種で、ポリフェノールが豊富。ジュースやジャムなどの加工品に最適です。
費用:​加工品は500円~1,500円程度。​

★十三湖産大和しじみ
概要:​汽水湖・十三湖で育つ大粒のしじみは、旨味と栄養価が高く、味噌汁やラーメンの具材として人気。
費用:​500gで1,000円前後。​

★しじみラーメン
概要:​十三湖産しじみの出汁を活かした塩味のラーメン。あっさりとした中にも深いコクがあります。
費用:​2食入りで700円~1,000円程度。​

★干し餅
概要:​もち米を寒風で乾燥させた保存食。焼いたり揚げたりして、香ばしい風味を楽しめます。
費用:​1袋(200g)で500円前後。​

★つくね芋
概要:​粘りが強く、アクが少ない丸い形の山芋。とろろや揚げ物、汁物など多彩な料理に活用できます。
費用:​1kgで1,000円~1,500円程度。​

★北限の梅漬
概要:​五所川原市の北限で育つ梅を使用。天日干しで仕上げた無添加の梅漬けは、酸味が控えめで食べやすい。
費用:​200gで600円~800円程度。​

★津軽金山焼
概要:​地元の土を使い、1300℃以上の高温で焼き締めた陶器。素朴で温かみのある風合いが特徴です。
費用:​湯呑みや皿などは1,000円~5,000円程度。​

★馬肉
概要:​金木地区で親しまれてきた馬肉は、低カロリー・高タンパク。刺身や鍋料理で味わえます。
費用:​100gで500円~800円程度。​

★市浦牛
概要:​市浦地区で飼育される希少な和牛。柔らかく、脂の甘みが特徴で、「幻の牛」とも称されます。
費用:​100gで1,500円~2,000円程度。​

★桃太郎トマト
概要:​市浦地区で栽培される高品質なトマト。甘みと酸味のバランスが良く、生食や加工品に最適。
費用:​1kgで500円~800円程度。​

★しそ巻き杏
概要:​干し杏をしその葉で巻いた伝統的な和菓子。甘酸っぱさとしその香りが絶妙な組み合わせ。
費用:​6個入りで600円~800円程度。​

★紅きく芋うどん
概要:​赤菊芋を練り込んだうどん。ほんのりピンク色の麺は、独特の風味と栄養価の高さが魅力。
費用:​200gで400円~600円程度。​

★あげたい
概要:​たい焼きを揚げたスイーツ。外はカリッと、中はもちもちの食感が楽しめます。
費用:​1個で150円~200円程度。​

★やってまれ丼
概要:​新鮮な海の幸を豪快に盛り付けた海鮮丼。見た目のインパクトと味の良さで人気です。
費用:​1,500円~2,000円程度。​

★貝焼き味噌
概要:​ホタテの貝殻を器に、味噌と卵、ネギなどを入れて焼いた郷土料理。家庭の味として親しまれています。
費用:​1人前で500円~700円程度。​

★りんごジュース
概要:地元産のりんごを使用したストレートジュース。濃厚な甘みと爽やかな酸味が特徴です。
費用:1リットルで500円~800円程度。

★津軽味噌
概要:津軽地方の風土が育んだやや濃口の味噌で、米麹を贅沢に使った深みのある味わいが特徴。寒冷地ならではの発酵文化が息づいており、地元のけの汁や貝焼き味噌などに欠かせない調味料です。
費用:500gパックで600円~1,000円前後

★五所川原産ごぼう
概要:津軽平野の肥沃な土で育ったごぼうは、香りが高く繊維質が柔らかいと評判。地元では煮物や天ぷらに使われ、収穫期になると道の駅や直売所が賑わいます。
費用:1袋(2本)で300円~500円程度

★立佞武多グッズ(ミニねぷた・キーホルダーなど)
概要:五所川原名物の立佞武多をモチーフにしたオリジナルグッズは、観光客に大人気。高さ20mを超える本物さながらの迫力あるミニチュアや、和紙とLEDを使った照明グッズも登場しています。
費用:小型キーホルダーは300円~、ミニチュア模型は1,500円~5,000円

★津軽塗箸
概要:伝統工芸「津軽塗」の技法で仕上げた箸は、漆の艶と色彩が美しい工芸品。五所川原では贈答用や自分用に買い求める人も多く、模様のバリエーションも豊富です。
費用:1膳1,000円~3,000円程度(模様や塗りの手数により変動)

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●人気のお土産(掲載時)

★赤~いりんご
概要:​果肉まで赤い希少な品種で、ポリフェノールが豊富。ジュースやジャムなどの加工品に最適です。
費用:​加工品は500円~1,500円程度。​

★十三湖産大和しじみ
概要:​汽水湖・十三湖で育つ大粒のしじみは、旨味と栄養価が高く、味噌汁やラーメンの具材として人気。
費用:​500gで1,000円前後。​

★しじみラーメン
概要:​十三湖産しじみの出汁を活かした塩味のラーメン。あっさりとした中にも深いコクがあります。
費用:​2食入りで700円~1,000円程度。​

★干し餅
概要:​もち米を寒風で乾燥させた保存食。焼いたり揚げたりして、香ばしい風味を楽しめます。
費用:​1袋(200g)で500円前後。​

★つくね芋
概要:​粘りが強く、アクが少ない丸い形の山芋。とろろや揚げ物、汁物など多彩な料理に活用できます。
費用:​1kgで1,000円~1,500円程度。​

★北限の梅漬
概要:​五所川原市の北限で育つ梅を使用。天日干しで仕上げた無添加の梅漬けは、酸味が控えめで食べやすい。
費用:​200gで600円~800円程度。​

★津軽金山焼
概要:​地元の土を使い、1300℃以上の高温で焼き締めた陶器。素朴で温かみのある風合いが特徴です。
費用:​湯呑みや皿などは1,000円~5,000円程度。​

★馬肉
概要:​金木地区で親しまれてきた馬肉は、低カロリー・高タンパク。刺身や鍋料理で味わえます。
費用:​100gで500円~800円程度。​

★市浦牛
概要:​市浦地区で飼育される希少な和牛。柔らかく、脂の甘みが特徴で、「幻の牛」とも称されます。
費用:​100gで1,500円~2,000円程度。​

★桃太郎トマト
概要:​市浦地区で栽培される高品質なトマト。甘みと酸味のバランスが良く、生食や加工品に最適。
費用:​1kgで500円~800円程度。​

★しそ巻き杏
概要:​干し杏をしその葉で巻いた伝統的な和菓子。甘酸っぱさとしその香りが絶妙な組み合わせ。
費用:​6個入りで600円~800円程度。​

★紅きく芋うどん
概要:​赤菊芋を練り込んだうどん。ほんのりピンク色の麺は、独特の風味と栄養価の高さが魅力。
費用:​200gで400円~600円程度。​

★あげたい
概要:​たい焼きを揚げたスイーツ。外はカリッと、中はもちもちの食感が楽しめます。
費用:​1個で150円~200円程度。​

★やってまれ丼
概要:​新鮮な海の幸を豪快に盛り付けた海鮮丼。見た目のインパクトと味の良さで人気です。
費用:​1,500円~2,000円程度。​

★貝焼き味噌
概要:​ホタテの貝殻を器に、味噌と卵、ネギなどを入れて焼いた郷土料理。家庭の味として親しまれています。
費用:​1人前で500円~700円程度。​

★りんごジュース
概要:地元産のりんごを使用したストレートジュース。濃厚な甘みと爽やかな酸味が特徴です。
費用:1リットルで500円~800円程度。

★立佞武多せんべい
概要:五所川原の名物「立佞武多」をモチーフにした煎餅。祭りの迫力ある姿をプリントしたパッケージに包まれ、軽やかな歯ごたえと素朴な甘みがクセになる米菓です。観光記念として配りやすいお土産でもあります。
費用:1袋(10枚入り)600円~800円程度

★金木和紙のはがきセット
概要:金木地区で古くから伝わる和紙づくりの技術を活かしたポストカードセット。手すきの温もりを感じる風合いで、太宰治の詩や金木町の風景が描かれたデザインも人気。文具ファンや海外へのお土産にも好評です。
費用:5枚セットで500円~700円程度

★赤~いりんごのバウムクーヘン
概要:果肉まで赤い「赤~いりんご」をペースト状に練り込んだ、ほんのりピンク色のバウムクーヘン。甘酸っぱさがふわっと広がる優しい味わいで、女性やお子さまにも喜ばれるスイーツです。
費用:1個入り800円~1,200円程度

★津軽塗コンパクトミラー
概要:伝統工芸「津軽塗」の技法を用いて仕上げられた携帯用ミラー。小ぶりながら高級感があり、模様や色彩も多彩。女性向けのおしゃれなお土産として人気を集めています。
費用:1個で1,500円~3,000円程度(模様により変動)

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●代表的な食文化・ご当地グルメ(掲載時)

■ しじみラーメン:滋味深き塩味スープの傑作
汽水湖である十三湖は、ミネラル豊富な環境で育つ「大和しじみ」の名産地。ここで採れるしじみは、粒が大きく、旨味成分のコハク酸やグルタミン酸が豊富。地元ではこれをスープに活かした「しじみラーメン」が長年愛されています。
あっさりとした塩スープに、しじみの出汁がじんわり広がり、胃に優しく染み込む味わい。市内の複数の飲食店で提供されており、それぞれに独自のスープや具材が光ります。

■ しじみ汁・しじみカレー:家庭の味と進化系グルメ
味噌仕立てのしじみ汁は、朝食や正月料理として古くから定番の一品。また近年では「しじみカレー」といった創作メニューも登場し、しじみの旨味がスパイスと融合した新しいスタイルのご当地グルメとして注目されています。

■ 寒冷地ならではの保存知恵「干し餅」と素朴な味
五所川原の冬は雪深く、かつては保存食を工夫しなければ暮らしていけない時代がありました。その中で生まれたのが「干し餅」です。もち米をついて成型し、寒風に晒して乾燥させることで長期保存を可能にしたこの食文化は、今もなお生き続けています。
焼いたり、油で揚げて砂糖や醤油で味付けしたりと、調理法は多様。地元の道の駅や直売所では、今でも手作りの干し餅が並び、地元の家庭の味を持ち帰ることができます。

■ 津軽人の家庭の味「けの汁」
津軽地方の冬の定番家庭料理として、必ず名が挙がるのが「けの汁」。根菜類や豆腐、こんにゃくなどを細かく刻み、味噌ベースの出汁で煮込んだこの料理は、もともと精進料理の一種。正月明けに残った食材を使って作られることも多く、節約と知恵が融合した伝統料理です。
「具だくさんの味噌汁」という枠を超え、滋養にも富んでいるため、観光客にも優しい食体験として人気。地元の食堂では、定食スタイルで提供されることもあり、旅人にとって津軽の家庭に触れられる貴重な一品です。

■ 馬肉文化が生きる金木地区の「さくら鍋」
五所川原市の旧・金木町では、馬肉を使った料理文化が今も息づいています。なかでも「さくら鍋」は、醤油ベースの甘辛い割り下で、スライスした馬肉とネギを煮込むごちそう鍋。馬肉は低脂肪・高タンパクで臭みも少なく、牛や豚とは異なる上品な旨味が特徴です。
地元では祝い事や特別な来客時にふるまわれる伝統の味でもあり、郷土愛がぎゅっと詰まった逸品といえるでしょう。

■ あげたい:たい焼きに津軽の遊び心を加えたスナック
街角の小さな店で生まれた「揚げたい」は、たい焼きをそのまま油でカラッと揚げたユニークな和スイーツ。外はサクサク、中はもっちりとした皮の食感、そして甘さ控えめの餡が絶妙なバランスを生み出します。
地元高校生から観光客まで幅広く人気で、立佞武多見物の帰りに頬張る定番のおやつとなっています。揚げたてを食べられる「みわや」などの専門店もあり、食べ歩きにも最適。

■ つくね芋料理:津軽の自然が育んだ粘りの宝
津軽地方で栽培される「つくね芋」は、粘り気が非常に強く、アクが少ないことから、とろろ汁や磯辺揚げなど様々な料理に使われています。五所川原市内では、地元野菜としての存在感も強く、「つくね芋入り蕎麦」や「芋すいとん」などのメニューも登場しています。
栄養価も高く、胃に優しいため、旅の途中でほっとしたい時に選ばれる優しいごはんとして親しまれています。

■ 立佞武多をモチーフにしたスイーツと和菓子
巨大な立佞武多のイメージをパッケージにあしらった和菓子やお土産スイーツも五所川原らしいご当地グルメの一角です。
立佞武多せんべい:サクサクと軽い米煎餅。立佞武多の絵柄がプリントされた見た目も華やか。
ねぷた羊羹:小豆の風味がしっかりした昔ながらの甘味。お茶うけにもぴったり。
立佞武多もなか:祭りの山車をかたどった最中に餡がぎっしり。
こうした“祭りが香る菓子”を持ち帰ることで、五所川原の熱気を旅のあとにも感じることができます。

■ ローカル食堂に息づく「やってまれ丼」
「やってまれ」とは津軽弁で「思い切ってやれ!」の意味。そんな気合いのこもった名前の丼は、五所川原の海と山の恵みを一つの器に盛り込んだ豪快なメニュー。しじみ、ネギトロ、イクラ、季節の野菜などを自由にアレンジして提供する食堂も多く、旅人にも“食の祭り”のような感覚を与えてくれます。
地元米を使ったご飯の味も絶品で、まさに五所川原でしか食べられない“土地の味”。

■ 農産物直売所グルメ:採れたて野菜と加工品の宝庫
五所川原市内の「道の駅 十三湖高原」や農産物直売所では、新鮮な野菜や手作り加工品が豊富に揃います。例えば…
手づくりの「味噌漬け大根」
地元農家が炊いた「赤飯おにぎり」
つがる産りんごを使用した「生ジュース」
など、地元の日常がそのまま味わえる食が、旅行者をやさしく迎えてくれます。

■ 終わりに:食べることで感じる「津軽の時間」
五所川原の食文化は、華やかなレストランや派手なグルメとは違い、静かに、じんわりと心に残る“生活の味”です。長い冬に備える保存食、短い夏の恵みを活かす知恵、そして祭りの熱を体現する食べ物たち──それぞれが土地の記憶を背負い、今も変わらずに人々の口に運ばれています。
旅先での「食べること」は、地域の時間に溶け込むこと。五所川原の味は、津軽の風景と人のあたたかさを、その一口一口に宿しているのです。

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●代表的な祭・イベント(掲載時)

★立佞武多まつり(たちねぷたまつり)
概要:五所川原市を象徴する夏の風物詩で、20メートル超の巨大な「立佞武多」が街を練り歩く勇壮な祭り。明治時代の資料を元に復活したこの祭りは、圧倒的なスケール感と色彩の美しさで観客を魅了します。
観光時期:8月4日~8月8日(毎年同時期)
アクセス方法:JR五所川原駅から徒歩10分。弘前市や青森市からは電車・車で1時間圏内。
費用:観覧無料。桟敷席を予約する場合は1人あたり2,500円~。

★エルム花火大会
概要:ショッピングセンター「ELM」の駐車場付近で開催される地域密着型の花火大会。約5,000発が打ち上げられ、夏の夜空に華麗な光を描きます。
観光時期:7月下旬の土曜日
アクセス方法:ELMバスターミナルから徒歩圏内。JR五所川原駅からタクシーで約10分。
費用:入場無料。観覧席の事前予約で1席1,000円程度。

★金木桜まつり
概要:芦野公園に約1,500本の桜が咲き誇る中、露店や特設ステージでの演芸が行われる春の祭り。夜桜ライトアップも人気。
観光時期:4月下旬~5月上旬のゴールデンウィーク頃
アクセス方法:津軽鉄道「芦野公園駅」すぐ。五所川原駅から約30分。
費用:入場無料。屋台での飲食は500円~1,000円前後。

★津軽鉄道ストーブ列車運行イベント
概要:冬季限定で津軽鉄道が運行するダルマストーブ搭載の列車。鉄道ファンだけでなく、旅情を楽しみたい観光客に大人気。イベントでは津軽弁の語り部によるトークも楽しめます。
観光時期:12月1日~3月末
アクセス方法:JR五所川原駅から津軽鉄道に乗車。
費用:乗車運賃に加えてストーブ利用料500円。

★太宰治生誕まつり
概要:金木町出身の文豪・太宰治の誕生日(6月19日)にあわせて開催される文学イベント。斜陽館を中心に、朗読会や記念講演が行われる。
観光時期:6月中旬(特に6月19日前後)
アクセス方法:JR五所川原駅→津軽鉄道金木駅→徒歩10分
費用:イベント参加無料(斜陽館入館料は600円)

★雪灯りまつり in 芦野公園
概要:雪原の中に無数のロウソク灯籠が並ぶ幻想的な冬のイベント。地元有志による演奏や雪像展示なども。
観光時期:2月上旬の週末
アクセス方法:津軽鉄道「芦野公園駅」下車すぐ
費用:観覧無料。出店は100円~500円程度。

★五所川原冬のイルミネーションフェスタ
概要:冬季に市街地で開催されるイルミネーションイベント。駅前や立佞武多の館周辺がライトアップされ、クリスマス気分を盛り上げます。
観光時期:12月中旬~1月中旬
アクセス方法:JR五所川原駅から徒歩5分
費用:無料

★中学生ねぷた合同運行
概要:市内中学校の生徒たちが自ら制作・運行するねぷた。子どもたちの熱気と誇りが感じられる心温まる祭り。
観光時期:7月下旬~8月上旬
アクセス方法:市内各中学校や中心商店街周辺
費用:無料

★芦野公園紅葉ライトアップ
概要:秋の芦野公園を彩る紅葉の名所に、夜間ライトアップを施したイベント。鏡のような水面に映る紅葉が幻想的。
観光時期:10月下旬~11月上旬
アクセス方法:津軽鉄道「芦野公園駅」すぐ
費用:無料

★立佞武多の館まつり
概要:通年公開されている「立佞武多の館」では、夏祭り期間に合わせて特別な展示やステージショーが行われます。太鼓や囃子のライブも。
観光時期:8月4日~8日
アクセス方法:JR五所川原駅から徒歩5分
費用:館内入館料600円。イベント観覧無料。

★五所川原市民文化祭
概要:市民による絵画、書道、音楽、舞踊などの発表の場。地域文化の厚みを感じさせる展示や演目が揃います。
観光時期:11月初旬
アクセス方法:五所川原市中央公民館または市民文化センター(駅から車で約10分)
費用:無料

★しじみまつり in 十三湖
概要:特産のヤマトシジミを主役にした食のイベント。しじみ汁の無料配布や料理コンテスト、しじみすくい体験も。
観光時期:10月中旬の週末
アクセス方法:JR五所川原駅から車で約30分
費用:入場無料。体験コーナー200円~

★十三湖鰻まつり
概要:夏に開催される鰻料理の試食と販売イベント。地元の鰻店が集い、炭火焼きの香りがあたりに立ち込めます。
観光時期:7月下旬
アクセス方法:五所川原駅より車で40分(十三湖周辺)
費用:鰻弁当など1,200円~2,000円

★高楯神社の例大祭
概要:五所川原市金木にある高楯神社で行われる伝統的な神事。獅子舞や御輿の渡御が地域住民の手で盛大に行われます。
観光時期:9月中旬
アクセス方法:金木駅から徒歩15分
費用:観覧無料

★太宰忌・桜桃忌文学の集い
概要:太宰治の命日(6月13日)にあわせて開催される文学ファンの交流イベント。朗読会・講演・作品展示などが行われます。
観光時期:6月中旬
アクセス方法:金木駅から徒歩圏
費用:無料(一部資料集などは有料)

★立佞武多ねぷた絵コンテスト
概要:小中学生を対象にしたねぷたの原画コンテスト。立佞武多の館で入賞作が展示されるなど、創造力を競う地域イベント。
観光時期:6月中旬~7月
アクセス方法:五所川原駅から徒歩5分
費用:観覧無料

★五農高収穫感謝祭
概要:五所川原農業高校が主催する地域とのふれあい収穫祭。野菜や加工品の販売、試食も楽しめます。
観光時期:10月末~11月初旬の週末
アクセス方法:五所川原駅から車で15分
費用:入場無料。野菜や商品100円~

★ごしょがわら温泉の日
概要:市内の温泉施設が割引や特別入浴イベントを開催する日。地元の健康志向イベントとして定着しています。
観光時期:毎年11月26日(いい風呂の日)
アクセス方法:市内各温泉施設へ車・バスでアクセス可能
費用:入浴料500円前後(イベント特価あり)

★旧金木町産業文化祭
概要:地場産業と文化を紹介する総合展示会。特産品販売や太鼓演奏などもあり、地元の温もりを体感できます。
観光時期:10月下旬
アクセス方法:金木駅から徒歩約15分
費用:入場無料

★つがる市×五所川原市合同冬まつり
概要:隣接するつがる市と五所川原市が共催する冬のコラボイベント。雪上ゲームや物産市が楽しい。
観光時期:2月中旬
アクセス方法:開催年により異なるが、主要会場は五所川原駅からバス利用圏
費用:入場無料。体験コンテンツ別途300円~

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●特性(掲載時)

■ 津軽平野の真ん中に根差す街の力強さ
五所川原市は青森県の西部、津軽平野のど真ん中に広がる都市です。四季折々の風景が鮮やかに移ろい、リンゴの果樹園と田んぼが市内を縦横に彩っています。五所川原の大地は火山灰が堆積した肥沃な土壌で、農業を基盤にしたまちづくりが脈々と続いてきました。特に稲作は重要な産業であり、長年にわたって「津軽の米どころ」として信頼される品質を育てています。
また、十三湖と岩木川に挟まれた地形は、水と緑の恩恵を受けた自然環境を形成し、人々の暮らしと文化の土台になっています。風の強い日も多く、「津軽の風」はこの地域特有の厳しさを象徴する存在として語られますが、同時に人々の粘り強さや団結力を育む要素にもなっています。

■ 五所川原の文化的アイデンティティ:「立佞武多」に見る誇り
五所川原の最大の文化的象徴は、なんといっても「立佞武多(たちねぷた)」です。20メートルを超える巨大なねぷた山車が街を練り歩く祭りは、まちの誇りであり、地域住民の心をつなぐ大切な行事。かつて明治・大正時代に存在していた「立ちねぷた」が、平成に入り住民の手によって復活し、今では全国的な注目を浴びるイベントにまで成長しました。
このような文化の復興は、単なる観光資源の充実ではなく、「私たちのまちはこうありたい」という住民の意思の表れであり、地域アイデンティティの再構築といえるでしょう。

■ 五所川原弁に宿る言葉の温もりと厳しさ
五所川原を含む津軽地方では、津軽弁という方言が話されています。津軽弁は東北地方の中でもとりわけ個性的で、語尾の変化、発音のなまり、表現の多様性に富んでいます。五所川原周辺では、
「けっぱれ(頑張れ)」
「わいは(びっくりした!)」
「しゃっこい(冷たい)」
といった表現が日常的に使われます。
五所川原の津軽弁は、やや男っぽく響く語感と、飾らない率直さが特徴。外から来た人にとっては理解が難しいこともありますが、一度慣れると、情のこもった深い言葉として心に沁みます。言葉の中に、土地に根付く生活や人間関係のあり方が滲んでいるのです。

■ 地域性:堅実で人情深い「津軽人気質」
五所川原市の人々は、全体として「無口だけど実直」「控えめだけど情が深い」という印象を受けます。これは津軽全体に言える地域性で、特に雪国であるがゆえの「我慢強さ」「助け合いの精神」が、日常の中に自然に根付いています。
たとえば、冬場の除雪は個人宅だけでなく、近所同士が協力し合って行う光景が当たり前のように見られます。イベントごとにおいても、前に出て騒ぐというよりは、舞台裏でしっかり支える“縁の下の力持ち”的な姿勢が特徴です。
また、食べ物へのこだわりも強く、地元で採れたものを地元で食べるという「地産地消」が根付いています。五所川原の飲食店や家庭では、しじみ汁やけの汁、イガメンチなどの素朴ながら味わい深い料理が振る舞われます。

■ 近隣市町村とのゆるやかな共存関係
五所川原は、北は中泊町、西はつがる市、南は鶴田町・板柳町、そして東は青森市と接しています。それぞれの市町との関係は競争ではなく、緩やかな連携と共存関係にあります。
特につがる市とは、農産物の流通やイベントの連携(例:合同冬まつり)を通じて地域全体の魅力向上を図っています。また、津軽鉄道を共有する中泊町や金木エリアとは、観光資源や文学遺産(太宰治のゆかりの地)を中心に連携が進んでいます。
交通インフラにおいても、五所川原駅は津軽鉄道とJR五能線の接続点であり、地域間の結節点として機能しています。たとえば、十三湖を通じて中泊町と結ばれたルートでは、観光バスやドライブ観光が盛んで、地域間の観光資源が有機的につながっています。

■ 地域の未来を照らす取り組み:教育と文化の融合
五所川原市では、地域文化と教育の連携も意識されています。たとえば地元の小中学生が「立佞武多」制作に関わったり、津軽弁を活かした朗読コンテストが行われたりするなど、子どもたちが地域の誇りを次世代へ継承する仕組みが整いつつあります。
また、五所川原農業高校による収穫祭や地域貢献活動も盛んで、学生たちが作った野菜や加工品が市内で販売され、市民との交流が深まるイベントとして定着しています。こうした教育×地域の取り組みは、都市部にはない強みと言えるでしょう。

■ 結び:五所川原が秘める“津軽の芯”
五所川原市は、見た目こそ派手ではないかもしれません。しかし、その奥には“津軽の芯”とも呼ぶべき確固たる文化、気質、そして人と人とのつながりの温かさが息づいています。立佞武多が象徴するように、かつて失われたものを蘇らせる力、風雪に耐えながらも前を向く力が、この街の根底にはあります。
地域性や言葉に込められた深さ、隣接市町との穏やかな交流、そして未来へ向けた教育的な試み――これらが織りなす五所川原の姿は、まさに「津軽人の誇りと知恵」が結実した一つのモデルケースともいえるのです。

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●過去に人気だった店(掲載時)

★マルカメ百貨店:昭和のにぎわいを象徴した商業の殿堂
概要:
昭和中期から平成初期にかけて、五所川原の中心市街地に存在したマルカメ百貨店は、地元住民にとって“街の顔”とも呼ぶべき存在でした。エスカレーター付きの近代的な造りに加え、屋上には子ども向けの遊具や食堂、文具売り場、婦人服、家電コーナーまで揃い、老若男女が行き交う交流の拠点となっていました。
現在の状況:
2000年代初頭に閉店し、建物は解体。跡地は現在は駐車場や小規模店舗として利用されています。

★駅前通りの喫茶「珈琲舎あすなろ」
概要:
昭和後期から平成初頭まで営業していた老舗喫茶店。深煎りのブレンドコーヒーとチーズケーキが人気で、文学好きや学生、商店街の常連たちの憩いの場として賑わっていました。壁には地元画家の作品が飾られ、小さな文化サロンのような雰囲気がありました。
現在の状況:
店主の高齢化により2010年代に惜しまれつつ閉店。現在はリノベーションされて別の飲食店が入居。

★立佞武多通りの「夢空間」:体験型土産ショップの先駆け
概要:
五所川原市の「立佞武多の館」に隣接して運営されていた体験型の観光ショップ。「津軽塗体験」や「ねぷた絵の絵付け」ができ、観光客に大好評。スタッフの温かい対応と、オリジナル商品の販売が人気でした。
現在の状況:
運営団体の解散により休業中。一部サービスは立佞武多の館に引き継がれています。

★ELM(エルム)のショッピングセンター:地域最大の商業集積地
概要:
1999年に開業した大型ショッピングモール。五所川原市にとっては「買い物の革命」とも言える存在で、ファッション・飲食・シネマコンプレックスなどを備えたレジャー空間です。近隣の鶴田町、つがる市からも買い物客が訪れ、市内外を問わず地域の“ハブ”となっています。
現在の状況:
現在も好調に営業中。季節イベントやコンサート、地元農産物の販売も行うなど地域密着型の展開を継続中。

★昭和の象徴「中央温泉」:地域に愛された公衆浴場
概要:
五所川原の中心街にかつて存在した銭湯「中央温泉」。高齢者や学生にとって社交の場であり、脱衣所では新聞片手に将棋を指す光景もしばしば見られました。井戸水を使用したぬるめのお湯と、気取らない雰囲気が人気でした。
現在の状況:
平成末期に廃業。現在は更地となり、駐車スペースとして利用。

★フジタ文具店:学びの入り口を支えた老舗
概要:
五所川原市内の多くの学校に近い立地にあったこの文具店は、学生たちの学習を陰ながら支えた存在でした。文具だけでなく、画材や習字道具、入学準備品など、地域の学習文化の中枢的役割を果たしていました。
現在の状況:
経営者の引退により閉店。今でも「フジタのノート、懐かしい」と語る市民は少なくありません。

★「みちのくファーストボウル」:娯楽の全盛期を象徴した場所
概要:
1980〜90年代にかけてボウリングブームに沸いた五所川原で人気を集めたボウリング場。ゲームセンターや軽食コーナーも併設し、週末には家族連れやカップルでにぎわいを見せました。
現在の状況:
需要減と施設老朽化のため2000年代に閉業。現在は全く別業種の倉庫施設へ転用。

★「グリーンストア五所川原店」:主婦の味方だったスーパー
概要:
地元密着型の中規模スーパーで、鮮魚と惣菜が評判でした。「今日の晩ご飯、グリーンで買った」と語る家庭も多く、地域の冷蔵庫的存在でした。
現在の状況:
大手チェーンの進出により2010年代初頭に閉店。跡地にはドラッグストアが出店中。

★駄菓子屋「おおたや」:子どもたちの秘密基地
概要:
五所川原駅から徒歩数分の場所に存在していたこの店は、10円・20円で買える駄菓子やくじ引きで子どもたちを夢中にさせた。店のおばあちゃんがいつも優しく声をかけてくれた、温かさに満ちた場所。
現在の状況:
店主の他界により2000年代に閉業。今ではその跡地は住宅となっている。

★カフェ「風のガーデン」:隠れ家的な癒し空間
概要:
郊外の農園の中にぽつんと建つカフェ。季節の野菜を使ったランチや自家焙煎の珈琲が話題を呼び、観光客にも人気でした。店内にはギャラリースペースもあり、地元作家の展示会が定期的に開かれていました。
現在の状況:
オーナーの転居により閉店。今でも再開を望む声が多い。

★五所川原市公会堂(旧施設):文化の発信地だった記憶
概要:
昭和期に市民音楽会や演劇、講演会などが開かれた市営施設。「あの舞台で演奏したことがある」という地元の年配者も多く、文化芸術の基礎を支えた場所でもありました。
現在の状況:
老朽化により閉館。現在は別の文化施設にその機能が引き継がれています。

★ラーメン「金龍」:こってり系の元祖的存在
概要:
五所川原駅近くにあった「金龍」は、濃厚スープと極太麺で勝負したラーメン店。がっつり食べたい若者や仕事帰りのサラリーマンに愛されました。特に「チャーシューメン」のボリュームは伝説的。
現在の状況:
店舗移転後、現在は別名で営業継続中(系列の味はそのまま残る)。

★五所川原市児童館(旧建物)
概要:
1970〜90年代の子どもたちの遊び場の定番。輪投げ大会や将棋教室、紙芝居など、職員と地域の協力によって運営された温かい場所。
現在の状況:
耐震基準の問題で建て替えられ、現在は新児童館が別の場所で運営中。

★金木町の「大衆食堂まるみ」:作業服の似合う定食の名店
概要:
朝7時から営業し、がっつり系定食を提供していた大衆食堂。しじみラーメンや味噌カツ定食が人気で、地元農家や運転手が常連だった。
現在の状況:
店主の高齢化で数年前に閉店。食堂の雰囲気を引き継ぐ別の食堂が近隣に誕生。

★おもちゃのサトー:町の小さなおもちゃ屋さん
概要:
大型チェーンが台頭する前、子どもたちが誕生日やクリスマス前になると通った場所。プラモデルやソフビ人形、初代ファミコンのソフトなども販売されていました。
現在の状況:
ネット通販の波に押され閉店。跡地はリフォーム会社に。

★「市民プール」:夏の定番だった屋外施設
概要:
夏になると多くの子どもたちでにぎわった屋外プール。水鉄砲やすいか割り大会なども行われ、地域の夏の風物詩として愛されました。
現在の状況:
設備老朽化と利用減少で閉鎖。現在は跡地にグラウンドが整備。

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●過去の出来事(掲載時)

■ 太宰治誕生の地に宿る文学の原点
五所川原市が最も誇る文化的遺産のひとつに、作家・太宰治の誕生と幼少期の思い出が刻まれた「金木町」の存在があります。1909年、金木に生まれた津島修治(のちの太宰治)は、津軽の風土と人間の哀しみを表現する作風を築き、日本近代文学に大きな足跡を残しました。彼の生家「斜陽館」は、明治期の豪農住宅としての威厳を今も保ち、多くの文学ファンがその空気に触れようと足を運んでいます。五所川原はまさに「太宰治の原点」とも言える場所であり、その存在は市の文化的アイデンティティに深く根付いています。

■ 立佞武多の奇跡的復活と市民の情熱
一時は歴史の闇に消えかけた「立佞武多(たちねぷた)」が、21世紀初頭に奇跡の復活を遂げた出来事も、五所川原市の誇るエピソードです。戦後の混乱や都市化の影響により、かつての豪華絢爛な立佞武多は姿を消しました。しかし1993年、地元住民と有志による記録と情熱が火を灯し、2001年には高さ約23メートルにもおよぶ巨大な立佞武多が完全復活。専用の展示施設「立佞武多の館」も誕生し、伝統と革新が見事に融合する地域文化再生の象徴として高く評価されました。

■ 1958年の新幹線計画からの転機
1950年代後半、国の鉄道高速化政策が進められる中、津軽地域でも新幹線ルートの構想が検討されていました。五所川原がその経由候補地の一つに挙がっていたことは、あまり知られていません。最終的には新幹線は青森市方面を通ることとなり、五所川原は高速鉄道網から外れましたが、その後の地域交通の整備計画に拍車をかける契機となりました。バス路線の充実やローカル線の見直し、観光との連動など、五所川原独自の交通施策が展開される一因ともなっています。

■ 津軽鉄道の四季彩る列車文化
1930年に開業した津軽鉄道は、五所川原駅を起点に津軽中里駅までをつなぐローカル線ですが、その存在は単なる移動手段を超え、観光・文化の一端を担っています。とりわけ「ストーブ列車」は全国でも珍しく、車内にダルマストーブを設置して冬の津軽を走り抜ける独特の運行スタイルで知られています。このユニークな列車は、寒さを逆手にとった地域活性の象徴として、多くのメディアに取り上げられ、国内外からの観光客を魅了しました。

■ 「津軽弁の日」の制定と方言復権運動
1988年、方言の魅力を再発見しようという動きの中で、「津軽弁の日」が制定されました。この運動の発起人であり方言詩人としても知られる高木恭造の活動は、五所川原市から始まりました。「方言は恥ずかしいもの」から「方言は誇りある文化」へという意識改革をもたらしたこの出来事は、五所川原を中心に青森県全域に波及。毎年10月23日には詩の朗読や方言劇が催され、津軽の言葉が文化資産として息づいています。

■ 木造高校の甲子園出場と地元の熱狂
1990年代後半、五所川原市内にある青森県立木造高等学校が、夏の全国高等学校野球選手権大会(甲子園)に出場を果たした際、市全体が沸き立つような応援ムードに包まれました。五所川原駅には横断幕が掲げられ、商店街には応援ポスターが並び、当時の新聞には地元の誇りとして木造ナインの姿が大きく掲載されました。この出来事は、地元スポーツの力が地域の絆を深める原動力となることを証明しました。

■ イオンモール開業による商圏の再編
2000年代初頭、郊外型ショッピングセンターである「ELM(エルム)」が開業したことにより、五所川原市の商業構造は大きく転換しました。従来の中心市街地に集中していた買い物客の流れが変わり、新しい商業エリアが形成されるとともに、地元の若者文化やライフスタイルにも変化が生まれました。この施設は単なる買い物スポットにとどまらず、ライブイベントや展示会などの催事も展開することで、地域にとっての「文化の交差点」となっています。

■ 農産物ブランド「金木スイカ」の台頭
五所川原市の農業における明るいニュースとして、近年注目を浴びているのが「金木スイカ」のブランド化です。糖度が高くシャリ感に富んだこのスイカは、地元農家の長年の技術研鑽と選別努力により高品質化が実現し、首都圏の高級スーパーでも取り扱われるようになりました。この成功は、地場産品の可能性とブランド戦略の重要性を地域にもたらし、若手農業従事者の意欲向上にもつながっています。

■ 奥津軽いまべつ駅開業と新たな連携
2016年に北海道新幹線の新駅「奥津軽いまべつ駅」が開業したことにより、五所川原市は隣接する今別町とのアクセス強化と観光連携に着手しました。この新幹線開業は五所川原に直接ホームはなかったものの、「津軽エリア全体のゲートウェイ」としての役割が生まれ、外国人観光客の周遊ルートにも取り込まれました。五所川原がもつ太宰治・立佞武多といった観光資源のPRが活発化するきっかけにもなった重要な出来事です。

■ 津軽平野を襲った1965年の冷害
昭和40年(1965年)、五所川原市を含む津軽地方は未曾有の冷害に見舞われました。夏でも気温が上がらず、稲作や野菜栽培が大打撃を受け、地域経済が揺らぐ中で住民の生活にも深刻な影響を及ぼしました。この出来事を契機に、農業の多角化と気象予測の導入が進められ、現在の「寒冷地でも安定生産できる農業」への道筋が模索されるようになりました。

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