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【面積】:1,209.59平方キロメートル
【総人口】:68,041人・30,714世帯(2026年7月31日現在)
【特産品】:秋田由利牛、本荘うどん、日本酒、いちじく、わい化りんご、かなかぶ、本荘ごてんまり など
【ご当地グルメ】:本荘ハムフライ、秋田由利牛料理、本荘うどん、きりたんぽ鍋 など
【人気のお土産】:雪の茅舎バウムクーヘン、いちじく・オ・アマンド、ゆりぷりん、虎の子まんじゅう、松皮餅 など
【説明】:鳥海山から日本海まで、秋田の山・川・海・食・伝統文化を一つの市内で体験できる。
■ 概要・詳しい説明・アクセス方法(記入の時点)
鳥海山から日本海まで、山・川・海が一つの旅につながる由利本荘市
秋田県由利本荘市は、県南西部に広がる自然豊かなまちで、雄大な鳥海山を仰ぐ山岳地帯から、子吉川が流れる田園地帯、さらに日本海へと続く海岸部まで、非常に変化に富んだ景観を一つの市域の中で楽しめることが大きな特徴です。市の面積は1,200平方キロメートルを超える広さがあり、秋田県内でも最大規模の自治体となっています。南北にも東西にも広く、同じ由利本荘市でありながら、海沿いを巡る旅と鳥海山麓を訪ねる旅では、まるで別の地域を旅行しているような印象を受けるほど風景が異なります。南には標高2,236メートルの鳥海山、東側には出羽丘陵が連なり、市域中央には一級河川の子吉川が流れ、その水はやがて日本海へ注ぎます。山から生まれた水が川となり、農地や集落を潤しながら海へ向かう地形そのものが、由利本荘市の自然、食文化、農業、酒造り、生活文化を形づくってきました。
現在の由利本荘市は、2005年3月22日に本荘市と矢島町、岩城町、由利町、西目町、鳥海町、東由利町、大内町が合併して誕生しました。そのため、市街地として発展してきた本荘地域だけでなく、城下町の面影を伝える矢島、鳥海山に深く結び付いた鳥海、日本海側の風景が印象的な岩城や西目、里山風景が広がる大内や東由利など、それぞれ異なる歴史と文化を受け継いだ地域が一つの市に集まっています。旅行者にとって面白いのは、まさに「一つの市の中に複数の旅先がある」ような多様性です。中心市街地で歴史散策を楽しんだ翌日に鳥海山麓へ向かい、別の日には日本海沿岸をドライブするといった滞在型旅行にも適しています。
由利本荘市観光の象徴となる霊峰・鳥海山
由利本荘市を語るうえで欠かせない存在が、秋田県と山形県にまたがる名峰・鳥海山です。美しい独立峰のような山容から「出羽富士」と呼ばれることもあり、由利本荘市の風景を象徴する存在となっています。山頂部まで登らなくても、市内の田園地帯や由利高原鉄道の車窓、高原、山麓の道路などさまざまな場所から堂々とした姿を見ることができ、季節によって残雪、新緑、深緑、紅葉、雪景色と表情を大きく変えます。
鳥海山は単に遠くから眺めるだけの山ではありません。雪解け水は豊かな水資源となり、米や野菜を育て、日本酒をはじめとする地域の食文化にも深く関係しています。また、鳥海山から日本海へ続く大地を鳥海山・飛島ジオパークという視点で見れば、滝や渓谷、湧水、田園、河川、海岸がそれぞれ独立した観光地ではなく、一続きの自然環境として見えてきます。「山の水がどのように人々の暮らしや農業へつながっているのか」という視点を持って旅をすると、由利本荘市への理解がさらに深まります。
圧倒的な自然を間近に感じられる法体の滝
鳥海地域を代表する景勝地が「法体の滝」です。鳥海山の火山活動によって生まれた大地を子吉川の流れが長い年月をかけて削り、現在の雄大な滝景観が形成されました。三段からなる滝は総落差約57メートルとされ、大量の水が岩壁を豪快に流れ落ちる姿は迫力があります。周辺には深い森林と清流が広がり、滝そのものだけではなく、鳥海山麓らしい雄大な自然環境をまとめて楽しめる場所です。
春から初夏にかけては雪解け水による力強い流れ、夏には鮮やかな緑、秋には周囲の森を赤や黄色に染める紅葉が見どころとなります。特に紅葉期は由利本荘市を代表する秋景色の一つです。一方で山間部に位置するため、冬から春にかけて道路や周辺施設が利用できない場合があります。訪問時には道路状況や施設の利用情報を事前に確認しておくことが重要です。
ローカル列車そのものが観光体験になる由利高原鉄道
鉄道旅行が好きな人なら、羽後本荘駅から矢島駅までを結ぶ「由利高原鉄道鳥海山ろく線」も外せません。旧国鉄矢島線を引き継いだ第三セクター鉄道で、「おばこ号」の愛称でも親しまれています。列車は子吉川や田園地帯、集落の間をゆっくり進み、天候に恵まれれば車窓の向こうに鳥海山が姿を現します。速さや効率を追求する交通手段とは違い、移動時間そのものに旅情があり、由利本荘市の農村風景を身近に感じられることが魅力です。
羽後本荘駅から矢島方面へ向かうにつれて市街地から田園へと景色が変化し、鳥海山が次第に存在感を増してきます。車を使わない旅行者にとっても矢島・由利方面へ向かう重要な移動手段で、ローカル線と町歩きを組み合わせた旅行にも向いています。
城下町の歴史と暮らしの文化が残るまち
自然の印象が強い由利本荘市ですが、歴史や文化を目的とした町歩きにも魅力があります。本荘地域には本荘城跡を整備した本荘公園があり、現在も市街地の身近な憩いの場として親しまれています。本荘城は大規模な石垣を中心とした城ではなく、土塁や堀を利用して築かれた城でした。現在は史跡公園となり、春の桜やその後のツツジなど季節の花も楽しめます。
さらに由利本荘市には、江戸時代後期から伝えられてきた本荘ごてんまり、本荘刺し子、本荘こけしなどの手仕事文化があります。中でも本荘ごてんまりは、色鮮やかな糸によって幾何学模様などを表現し、三方向に房を付けた華やかな姿が特徴です。毎年行われる全国ごてんまりコンクールも地域文化を象徴する催しで、長い時間をかけて受け継がれてきた手仕事の技術と美しさを感じられます。
季節ごとの祭りやイベントも旅の楽しみ
由利本荘市では年間を通してさまざまな祭りや地域行事が行われます。夏には子吉川周辺で行われる本荘川まつり花火大会が地域を代表する催しの一つとなり、夜空と川面を花火が華やかに彩ります。本荘地域では夏祭り、矢島地域では歴史ある矢島八朔まつりなど、それぞれの地域文化を反映した行事が受け継がれています。
このほかにも旧藩祭、日本海側の花火イベント、寺社の例大祭、郷土芸能など、市域の広さに比例するように地区ごとに特色ある行事があります。旅行の日程が決まったら、観光地だけでなく開催中の祭りやイベントも調べておくと、通常の観光とは異なる地域の表情を見ることができます。
鉄道旅行の基本となるJR羽後本荘駅
公共交通で由利本荘市へ向かう場合、中心的な玄関口となるのがJR羽越本線の羽後本荘駅です。秋田方面や酒田方面からアクセスでき、本荘市街地観光の拠点になるだけでなく、由利高原鉄道鳥海山ろく線への乗換駅としても重要です。
市内には路線バス、コミュニティ交通、タクシーなどもありますが、市域が広大で観光地が各地に分散しているため、公共交通だけで山間部の複数スポットを巡る場合には十分な下調べが必要です。行きの時刻だけではなく帰りの便まで確認しておくと安心です。
車を利用すれば観光の自由度が大きく広がる
由利本荘市には鳥海山、法体の滝、日本海沿岸、温泉、道の駅など離れた場所に観光スポットが点在しているため、複数地域を巡る旅行では自動車が便利です。日本海沿岸には国道7号、内陸部には国道105号、107号、108号などが通り、日本海東北自動車道もアクセスに利用できます。
ただし、本荘市街地と鳥海山麓では移動距離が大きく、「市内だから近い」と考えると予定が詰まり過ぎます。特に山間部では道路工事、積雪、大雨、倒木などによって状況が変わる場合があるため、登山、滝、キャンプ場などへ向かう際には当日の道路情報を確認しておきましょう。
日帰りだけでなく一泊以上で楽しみたい広域観光地
本荘市街地だけなら比較的コンパクトに巡ることができますが、矢島、鳥海、岩城、大内、東由利などまで範囲を広げると、移動そのものに時間が必要です。しかし、この広さこそが由利本荘市の面白さでもあります。朝は鳥海山を眺め、昼は田園をローカル列車で進み、夕方には日本海へ向かうといった変化の大きな旅行ができます。
初めてなら羽後本荘駅周辺を拠点として歴史や文化に触れ、別の日に由利高原鉄道で矢島方面へ向かったり、車で鳥海山麓や法体の滝を巡ったりする方法がおすすめです。鳥海山という圧倒的な自然、子吉川と日本海、城下町の歴史、地域ごとの祭り、ローカル鉄道の旅情が一つにつながっていることこそ、由利本荘市ならではの魅力です。
■ 魅力・人気スポット・お店(記入の時点)
山岳観光から海辺のドライブまで楽しめる多彩さ
由利本荘市の観光を特徴づけているのは、一つの市内に山岳観光、海辺のドライブ、歴史散策、温泉、鉄道旅行、親子向け体験施設など、性格の異なる楽しみがそろっていることです。市の南側には名峰・鳥海山がそびえ、その裾野には高原、ブナ林、滝、清流などが広がります。一方、西側は日本海に面し、海岸線まで移動すれば山間部とはまったく違った開放的な風景に出会えます。
中心部には本荘城の城下町として歩んできた歴史が残り、矢島や岩城などにも独自の文化が受け継がれています。一カ所の大型観光施設を短時間で楽しむというより、地域ごとに異なる景観や文化を味わいながらドライブや鉄道で巡る旅に適したまちです。
列車に乗る時間そのものを楽しめる由利高原鉄道
羽後本荘駅と矢島駅を結ぶ由利高原鉄道鳥海山ろく線は、由利本荘市を代表する観光コンテンツの一つです。田園地帯や集落の間を進み、鳥海山を望みながら走るローカル線ならではの景色を楽しめます。
また、木をふんだんに使った内装や木製玩具を備えた列車が運行されることもあり、家族旅行にもおすすめです。鳥海山 木のおもちゃ館の最寄りとなる鮎川駅と組み合わせれば、「列車に乗る」「木のおもちゃで遊ぶ」「地域の木材文化を知る」という一連の体験を楽しめます。
大人も楽しめる「鳥海山 木のおもちゃ館」
家族旅行で特に立ち寄りたい施設が「鳥海山 木のおもちゃ館」です。国登録有形文化財でもある旧鮎川小学校の木造校舎を利用し、木のおもちゃや大型遊具を取り入れた木育施設として活用されています。
館内では木の香りや手触りを身近に感じながら遊べるだけでなく、昔ながらの木造校舎が持つ懐かしい雰囲気も楽しめます。雨天でも利用しやすいため、天候に左右されやすい旅行の第二候補としても便利です。親子旅行なら由利高原鉄道とのセットがおすすめです。
城下町の歴史を感じる本荘公園と周辺散策
羽後本荘駅周辺で観光するなら、本荘城跡を整備した本荘公園は外せません。土塁や堀を生かした城の跡地で、現在は緑豊かな史跡公園として利用されています。春の桜、その後のツツジが美しく、歴史散策と花見を一緒に楽しめます。
周辺には地域の歴史を学べる施設や寺院などもあり、自然景勝地だけではない由利本荘市の一面に触れることができます。町並みを歩きながら、かつての城下町を想像してみるのも面白いでしょう。
巨大な観音像が印象的な赤田の大仏
文化的な名所として独特の存在感を持つのが、長谷寺に安置されている「赤田の大仏」です。正式には十一面観世音菩薩像で、高さ約9メートルの大きな立像として知られています。
建物の中で巨大な観音像と向き合う体験には、山や海の観光とは異なる静けさがあります。派手な観光施設ではありませんが、地域の人々によって大切に守られてきた信仰や歴史に触れられる場所です。
亀田藩の歴史と文化を知る天鷺村
岩城地域では「天鷺村」が歴史観光の拠点の一つとなっています。亀田藩の歴史や文化を紹介する施設が集まり、この地域の生活文化や伝統技術にも触れられます。
鳥海山麓とは違い、岩城では日本海側の歴史や旧城下町文化を中心に観光できるのが特徴です。由利本荘市では地区が変わると景観だけでなく歴史的背景まで変化するため、この違いを意識して巡ると旅行の面白さが増します。
日本海を眺めながら休憩できる道の駅「岩城」
海沿いドライブで立ち寄りたいのが、国道7号沿いの道の駅「岩城」です。売店、飲食施設、農産物などを扱う販売スペースに加え、日本海を身近に感じられる立地が魅力です。
温泉施設やキャンプ関連施設もあり、単なる道路休憩施設以上の使い方ができます。夕方には日本海側ならではの夕景に出会えることもあり、鳥海山を中心とする山岳風景とは対照的な「海の由利本荘」を実感できます。
温泉と高原リゾートを楽しむ鳥海山麓
鳥海地域では、自然観光の締めくくりに温泉を組み合わせるのがおすすめです。猿倉周辺には宿泊や温泉を楽しめる施設があり、鳥海山登山、法体の滝、高原ドライブなどの後にゆっくり体を休めることができます。
昼間は森や滝を巡り、夕方から温泉でのんびり過ごすという流れは、鳥海山麓を満喫する代表的な旅行スタイルです。宿泊すれば早朝の山景色も楽しみやすくなります。
南由利原や花立で高原レジャーを満喫
鳥海山を間近に感じながらのんびり過ごしたい人には、南由利原や花立周辺もおすすめです。大谷地池では条件が整うと水面に鳥海山が映り込む「逆さ鳥海」が見られることもあります。
花立周辺では動物との触れ合いを楽しめる施設などもあり、小さな子どものいる家族にも向いています。本格的な登山をしなくても、高原から鳥海山を眺めるだけで十分に山岳リゾートらしい時間を味わえるのが魅力です。
地域別に巡るほど魅力が分かりやすい
由利本荘市の観光は、全域の有名スポットを無理に一日でつなげるより、地域を絞るのがおすすめです。本荘なら歴史散策、由利・矢島なら由利高原鉄道と木のおもちゃ館、鳥海地域なら法体の滝や温泉、岩城なら歴史施設と道の駅というようにまとめると移動に追われません。
そして忘れてはいけないのが、目的地の途中に広がる鳥海山、田園、川、日本海、ローカル線の小駅などの日常的な景観です。「何を見たか」だけではなく、「どんな道を通り、どんな風景に出会ったか」まで思い出になることが由利本荘観光の魅力です。
■ 特産品・食事・お土産について(記入の時点)
鳥海山の水と広大な大地が育てる由利本荘の食文化
由利本荘市を旅行するなら、美しい自然や歴史ある観光地だけでなく、その土地ならではの食文化も楽しみたいところです。山間部、高原、田園、河川流域、日本海沿岸という異なる自然環境を背景として、米、野菜、果物、畜産物、山菜、水産物など多彩な食材に恵まれています。
特に鳥海山から流れ出す豊かな水は地域の農業や酒造りと深く結び付き、広々とした田園で育つ米は由利本荘市を代表する農産物です。また、本荘、矢島、鳥海、西目、由利など各地域に昔から伝わる食品があり、一つの市内でも異なる食文化を楽しめます。
旅のごちそうとして味わいたい「秋田由利牛」
由利本荘市周辺を代表する食材の一つが「秋田由利牛」です。自然豊かな環境で育てられる黒毛和種で、きめ細かな肉質と豊かなうま味を楽しめます。焼肉、ステーキ、すき焼きなど、肉そのものの味が分かる料理で楽しむのがおすすめです。
鳥海山や高原を巡った後に味わえば、昼間に見てきた地域の自然と食材が結び付き、「この土地で育ったものを味わっている」という旅行ならではの満足感も高まります。
昔ながらの麺文化を伝える「本荘うどん」
気軽に購入できる名物として覚えておきたいのが「本荘うどん」です。由利本荘地域で受け継がれてきた乾麺文化の一つで、しっかりした食感とのど越しを楽しめます。
乾麺は保存しやすく持ち帰りにも向いているため、自宅用から贈答用まで選びやすいお土産です。温かいうどんでも、夏に冷たくして食べてもよく、旅から帰った後に由利本荘の味をもう一度楽しめます。
地元で親しまれてきた「本荘ハムフライ」
町歩きやドライブ途中の気軽なグルメとして注目したいのが「本荘ハムフライ」です。ハムに衣を付けて揚げる親しみやすい料理で、地域のソウルフードとして知られています。
外側のサクサクした食感とハムのうま味は幅広い年代が楽しみやすく、豪華な郷土料理とは異なる「地元の日常の味」という魅力があります。旅行中の軽食や昼食の一品として探してみるのもおすすめです。
非常に珍しい郷土菓子「松皮餅」
由利本荘市のお土産の中でも、特に土地の歴史を感じさせるのが「松皮餅」です。鳥海・矢島方面などに伝えられてきた郷土菓子で、アカマツの樹皮の内側を加工して餅へ練り込むという珍しい製法を特徴とします。
独特の赤紫色を帯びた餅は、普通の大福や餅菓子とは見た目から違います。松は縁起の良いものとも考えられ、祝い事でも食べられてきました。厳しい自然環境の中で身近な素材を利用してきた先人たちの知恵を伝える食文化でもあります。
矢島の銘菓「虎の子まんじゅう」
矢島地域のお土産として知られているのが「虎の子まんじゅう」です。表面に虎の毛皮を連想させる模様が現れる個性的な和菓子で、昔ながらの素朴な甘さを楽しめます。
由利高原鉄道で矢島を訪れた際の記念品としても相性がよく、お茶と合わせてゆっくり味わいたい一品です。全国的な大量生産品とは違う、その土地ならではの菓子を探すことも地方旅行の楽しみです。
西目地域に伝わる「なんばこ」と農産物
西目地域には「なんばこ」と呼ばれる昔ながらの菓子があります。米粉を使って作られる素朴な郷土菓子で、噛むほどに穏やかな味わいを楽しめます。
西目地域では果樹栽培も行われ、時期によってはりんごなどの農産物や加工品に出会えることがあります。季節の直売所をのぞきながら、その時期ならではの農産物を探すのもおすすめです。
アスパラガスをはじめとする地域野菜
由利本荘市では米だけでなく、アスパラガスをはじめとした野菜も栽培されています。旬の季節には農産物直売所などで地元産の新鮮な野菜を探す楽しみがあります。
このほか、しいたけ、そば、山菜など地域ごとにさまざまな農産物があります。また、細長い独特の形をしたカナカブを漬物にした「カナカブ漬け」など、昔ながらの保存食文化も残っています。
米どころならではの日本酒も外せない
良質な米と水に恵まれた由利本荘市では、日本酒造りも食文化を語るうえで重要です。市内には酒造りの歴史を持つ蔵があり、それぞれ個性の異なる地酒を楽しめます。
夕食で地域料理と合わせるほか、お土産として持ち帰るのもおすすめです。純米酒、吟醸酒、季節限定酒など種類があるため、好みに合わせて選ぶとよいでしょう。
食べ物以外なら「本荘ごてんまり」
食品以外で由利本荘市らしいお土産を選ぶなら、「本荘ごてんまり」が代表格です。色とりどりの糸を使って精緻な模様を表現し、美しい房を付けた伝統工芸品です。
一つ一つに手仕事ならではの個性があり、長く手元に残る旅行記念品となります。このほか本荘刺し子、本荘こけし、木工品などもあり、地域の伝統技術を感じられる品を探せます。
お土産探しには道の駅や直売所が便利
効率よく特産品を探すなら、市内各地の道の駅や農産物直売施設が便利です。日本海側なら道の駅岩城や道の駅にしめ、内陸方面なら道の駅おおうちや道の駅東由利、鳥海方面なら道の駅清水の里・鳥海郷など、旅行ルートに合わせて立ち寄れます。
地域ごとに扱われる商品が異なるため、休憩場所というより「各地区の食文化を知るスポット」として利用するのがおすすめです。
由利本荘市の食は「生まれた理由」まで知ると面白い
鳥海山の水と田園が米を育て、米と水が酒造りへつながり、広い山麓では畜産が発展してきました。一方で松皮餅や漬物のような食品には、厳しい環境の中で身近な素材を活用してきた生活の知恵が残っています。
昼はハムフライや麺料理、夕食は秋田由利牛と地酒、お土産には本荘うどんや松皮餅、和菓子、工芸品というように組み合わせれば、由利本荘市の食文化を立体的に味わうことができます。
■ 絶景スポット・レジャースポット・名所・桜・紅葉(記入の時点)
由利本荘市を象徴する絶景「鳥海山」
由利本荘市で絶景を楽しむなら、最初に挙げたいのが市南部に雄大な姿を見せる鳥海山です。標高2,236メートルを誇り、美しい山容から「出羽富士」と呼ばれることもあります。山頂を目指す登山だけでなく、田園、高原、道路、鉄道の車窓など、市内のさまざまな場所から眺められることが魅力です。
春は残雪と新緑、夏は青空と深い緑、秋は紅葉、冬は白銀の山となり、訪れる季節ごとに印象が大きく変わります。田植えの時期には水田と残雪の山、秋には黄金色の稲穂と鳥海山という、秋田らしい農村景観にも出会えます。
水と森が生み出す法体の滝の絶景
鳥海山麓を代表する景勝地が法体の滝です。三段になった流れが岩肌を豪快に落ち、周囲の森や河原まで含めた雄大な風景が広がります。
夏には深い緑と水しぶきによる爽快感、秋には赤や黄色の紅葉と白い滝の鮮烈な対比を楽しめます。写真撮影にも人気ですが、山間部のため季節によって道路状況が変化することには注意が必要です。
「逆さ鳥海」を狙いたい南由利原
鳥海山を美しく眺められる場所として、南由利原周辺も魅力的です。広々とした高原に開放感があり、都会の喧騒から離れてゆっくり自然を楽しめます。
大谷地池では、風が弱く水面が静かなときに鳥海山が水面へ映る「逆さ鳥海」が見られることがあります。山と水辺、草原が重なる風景は写真撮影にも適しています。
雨の日も楽しめる鳥海山 木のおもちゃ館
自然景勝地が多い由利本荘市で、天候を気にせず遊べる場所として便利なのが鳥海山 木のおもちゃ館です。木のおもちゃや大型遊具が多数あり、小さな子どものいる家族旅行で特に利用しやすい施設です。
旧小学校の木造校舎自体にも見どころがあり、大人にとっては懐かしい建築を楽しむ場所にもなります。
牧歌的な高原風景を楽しめる花立周辺
矢島地域の花立周辺では、鳥海山を背景にした高原風景を楽しめます。澄んだ空気と大きな空が魅力で、動物との触れ合いを楽しめる場所もあります。
大型テーマパークのような派手さではなく、自然の中でのんびり過ごすことそのものがレジャーになります。家族旅行やドライブ旅行にも向いています。
春の代表的な桜スポット「本荘公園」
由利本荘市で春の花見を楽しむなら本荘公園がおすすめです。本荘城跡という歴史的背景を持つ公園でありながら、市街地から訪れやすく、春には桜が園内を彩ります。
桜の季節が終わるころにはツツジも見頃となり、春から初夏にかけて花の景色を楽しめます。歴史散策と花見を同時に楽しみたい人に向いています。
春は桜と残雪の鳥海山を同時に楽しめる
由利本荘市の春には、平野部で桜が咲いている一方、鳥海山上部にはまだ雪が残っていることがあります。満開の桜、田園、残雪の山という春ならではの景観を見られる可能性があります。
海側へ向かえば日本海、内陸へ進めば雪を残した鳥海山というように、一日の移動だけでも景色が大きく変わります。
秋は鳥海山麓と法体の滝が紅葉の主役
紅葉旅行なら鳥海山麓がおすすめです。標高差があるため、山の高い場所から次第に高原、渓谷、平野へと紅葉が移っていきます。
特に法体の滝周辺では、赤や黄色に染まった森林と白い水流が組み合わさり、迫力のある秋景色となります。山麓の道路を走るだけでも紅葉を楽しめるため、ドライブ旅行との相性も抜群です。
八塩いこいの森で湖と森林の四季を楽しむ
東由利地域の自然スポットとして挙げられるのが八塩いこいの森です。水辺と森林に包まれ、春の花、新緑、秋の紅葉と季節によって異なる表情を楽しめます。
鳥海山や法体の滝のような圧倒的なスケールとは違い、湖畔や森をゆっくり歩いて季節を感じたい人に向いています。
日本海に沈む夕日も由利本荘市の代表的な絶景
山岳絶景とは対照的なのが日本海沿岸の夕景です。岩城や西目方面では、天候に恵まれると日本海の水平線方向へ夕日が沈んでいく光景を見ることができます。
朝は鳥海山、昼は高原や滝、夕方は日本海という旅行を組めることが、山から海まで広がる由利本荘市ならではの魅力です。
キャンプなどアウトドア旅行にも対応
由利本荘市では山、高原、日本海沿岸などでアウトドアを楽しめます。キャンプ場やレジャー施設も点在し、山派と海派のどちらも自分に合った環境を選べます。
一泊すれば日中だけではなく、夕暮れ、星空、早朝の澄んだ空気なども体験できます。自然を中心とした旅行なら、宿泊を含めた計画がおすすめです。
冬は雪国らしい風景とウインターレジャー
冬の鳥海山麓や内陸部は一面の銀世界へ変わります。白く染まった山や森林は夏や秋とは別世界の美しさがあります。
一方で積雪、路面凍結、吹雪などへの対応が必要です。山間部には冬季にアクセスできなくなる場所もあるため、道路状況や施設営業情報を事前に確認しましょう。
時間帯と季節を変えるほど絶景の種類が増える
朝の高原、昼の法体の滝、夕方の日本海というように時間帯に合わせて移動すると、由利本荘市の風景をより多彩に楽しめます。
春は桜と残雪、夏は滝と高原、秋は紅葉、冬は雪景色と季節ごとに主役も変わります。有名施設だけでなく、田園越しの鳥海山、ローカル線、子吉川、海岸など、移動中に偶然出会う景色にも注目したい地域です。
■ 地元の人に人気の場所について(記入の時点)
観光地巡りだけでは分からない「普段使いの由利本荘市」
由利本荘市では、有名観光地だけでなく、地元の人が買い物、食事、温泉、散歩、家族との休日などに利用する場所へ足を運ぶことで、より深く地域を感じられます。直売所で季節の野菜を選んだり、温泉でのんびりしたり、子吉川沿いを歩いたり、昔ながらのお菓子を購入したりする時間も、この土地ならではの体験です。
本荘、岩城、西目、大内、東由利、矢島、由利、鳥海と、それぞれの地域に生活拠点があるため、一つの繁華街だけではなく各地域を巡ることがおすすめです。
市街地の憩いの場所「本荘公園」
本荘城跡を整備した本荘公園は、観光客だけでなく地域住民にも身近な場所です。緑の中を散歩でき、春には桜やツツジが咲き、市街地にいながら季節を感じられます。
有名観光地を急いで巡るのではなく、園内をゆっくり歩き、本荘の町並みや歴史を感じながら過ごすのもおすすめです。
子吉川沿いでゆっくり過ごせるアクアパル周辺
本荘市街地で地元らしい水辺を楽しみたいなら、子吉川沿いもおすすめです。ボートプラザアクアパル周辺には開放感のある河川風景が広がり、散策や軽い運動にも向いています。
夏の花火大会など地域行事の会場になることもあり、市民にとって季節の思い出と結び付いた場所でもあります。
文化交流館カダーレで地域文化に触れる
羽後本荘駅周辺で覚えておきたいのが由利本荘市文化交流館カダーレです。ホールや図書館、交流スペースなどを備え、コンサート、舞台、展示、地域イベントなどに利用されています。
観光客専用施設ではなく、市民の日常的な文化拠点だからこそ、地元の暮らしを身近に感じることができます。天候が悪い日の市街地観光にも利用しやすい場所です。
買い物・食事・温泉を楽しめる道の駅岩城
日本海沿いの道の駅岩城は、地元住民のドライブや買い物、食事にも利用される便利な施設です。農産物や加工品を探せるほか、日本海を目の前にした立地そのものが魅力です。
夕方には海へ沈む夕日を眺められることもあり、買い物や食事に景色を組み合わせて楽しめます。
海を眺めながらくつろげる岩城温泉
道の駅岩城周辺では温泉も楽しめます。由利本荘市では温泉が地域の人々にとって身近なレジャーの一つとなっており、旅行者も観光の最後に利用することで地元らしい休日の過ごし方を体験できます。
山を巡った日は鳥海山麓、日本海沿岸を巡った日は岩城方面というように、旅行エリアに合わせて温泉を選ぶのもおすすめです。
買い物と休憩に便利な道の駅にしめ
西目地域で買い物と観光を組み合わせるなら、道の駅にしめも便利です。農産物、加工品、お菓子、お土産などを探しやすく、地域住民の買い物にも利用される場所です。
旬の時期には地元産の野菜や果物が並び、その季節の由利本荘市の味を知ることができます。
温泉と買い物をまとめて楽しめる東由利
東由利地域では、道の駅東由利周辺が休憩や買い物、温泉利用の拠点となります。内陸ドライブの途中で立ち寄りやすく、地域住民にも利用されています。
観光名所を見るだけではなく、温泉でゆっくり過ごすことで「地域の休日」を体験できるのが魅力です。
鉄道でも利用しやすい道の駅おおうち周辺
大内地域では、JR羽後岩谷駅周辺の道の駅おおうちが交流拠点の一つとなっています。車だけでなく鉄道旅行にも組み込みやすく、食事や休憩、温泉などを組み合わせて利用できます。
由利本荘市の道の駅には温泉、宿泊、直売、飲食など複数の機能を持つ場所があり、地元の人にとっても日常的なレジャー施設として親しまれています。
家族に人気の鳥海山 木のおもちゃ館
小さな子どものいる家庭に人気なのが鳥海山 木のおもちゃ館です。木造校舎の中に木のおもちゃや大型遊具が設けられ、雨や寒さを気にせず楽しみやすい施設です。
由利高原鉄道とセットにすれば、子どもには列車、大人には田園や鳥海山の景色という、それぞれ異なる楽しみを提供してくれます。
地元の飲食店や菓子店にも注目
由利本荘市で食事をするときには、観光向けに大きく紹介される店だけでなく、市街地や各地区にある食堂、そば店、ラーメン店、和菓子店などにも目を向けたいところです。
地元の人が普段利用している店には、長く親しまれてきた料理や味があります。観光施設だけでは分からない地域の日常に触れられることが魅力です。
昔ながらの和菓子や郷土菓子を探す楽しみ
松皮餅、虎の子まんじゅう、なんばこなどは、旅行者にとっては珍しいお土産ですが、地域の人々にとっては昔から親しまれてきた味です。
華やかなスイーツだけでなく、昔ながらの菓子を探してみると、地域の歴史や生活文化まで感じることができます。
休日のドライブなら道の駅巡りもおすすめ
日本海沿いの岩城やにしめ、内陸側のおおうちや東由利、鳥海方面の清水の里・鳥海郷などを旅程に合わせて巡ると、地域ごとの農産物や加工品の違いを楽しめます。
一日ですべてを回る必要はなく、観光エリアに近い道の駅を一つか二つ組み込むだけでも、休憩、食事、買い物を効率よく楽しめます。
「観光」と「地元の日常」を組み合わせる旅がおすすめ
午前中に鳥海山や本荘公園を観光し、昼は地域の飲食店、午後は直売所や道の駅、夕方には温泉というように、有名観光地と地元の生活圏を半分ずつ組み合わせると、由利本荘市の魅力をより深く感じられます。
観光客が行く場所と地元の人が行く場所をあえて分けず、一日の中に両方を取り入れることが、広大な由利本荘市を身近に感じるおすすめの旅行スタイルです。
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■ 旅行する時に知っておくべきこと(記入の時点)
最初に覚えておきたいのは「想像以上に広い市」であること
由利本荘市へ旅行する際に最も重要なのが、市域の広さを理解しておくことです。地図ではすべて由利本荘市と表示されていても、本荘市街地、日本海沿岸、矢島、東由利、鳥海山麓などでは移動距離が大きく異なります。
「同じ市内だから近い」と考えて観光地を詰め込み過ぎると、旅行時間の多くを移動に使うことになります。本荘市街地、矢島・由利、鳥海山麓、岩城・西目、大内・東由利など地域別に一日の目的地をまとめるのがおすすめです。
公共交通か自動車かで旅のスタイルが大きく変わる
本荘市街地や由利高原鉄道を中心に楽しむなら、JRとローカル鉄道を利用した旅行も可能です。羽後本荘駅を起点に、本荘市街地と矢島方面を結ぶ旅は鉄道旅行ならではの魅力があります。
一方、鳥海山麓、法体の滝、高原、温泉、複数の道の駅まで幅広く回りたい場合には自動車が便利です。公共交通では本数が限られる路線もあるため、利用するときは往路だけでなく帰りの時刻まで確認しておきましょう。
山間部へ入る前に燃料・飲料・食料を確認
鳥海山麓などへ車で向かう場合には、燃料を十分に確保しておきたいところです。市街地から離れるほどガソリンスタンド、コンビニ、飲食店などが少なくなる場所があります。
飲料水や軽食も含め、本荘や矢島などで必要なものを用意してから山間部へ向かうと安心です。
鳥海山観光では山の天候を基準に考える
市街地が晴れていても、鳥海山周辺では雲や霧が出ていることがあります。高原散策や法体の滝へのドライブでも天候を確認しておくことが大切です。
本格的に登山する場合には、防寒着、雨具、登山靴、水、行動食などを準備し、自分の経験と体力に合った計画を立てましょう。標高2,000メートルを超える山であり、麓が暖かくても山頂付近では気温が大きく下がる場合があります。
春は市街地と山間部の季節差に注意
春の本荘市街地で桜が咲いていても、鳥海山麓では雪が残っている場合があります。標高の高い道路や観光施設では冬季閉鎖が続いていることも考えられます。
市街地の気温だけを基準にせず、薄手の上着や重ね着しやすい服を準備しておくと便利です。
夏は暑さ・日差し・虫への対策を
夏は高原、法体の滝、キャンプなどアウトドアを楽しみやすい季節ですが、日差しの強い日は市街地でも山間部でも暑くなります。飲料水、帽子、日焼け対策などを準備しましょう。
森林や水辺では虫も多くなるため、長袖や虫よけ用品があると安心です。
秋は紅葉と早い日没を意識する
秋の鳥海山麓は一年でも特に美しい季節ですが、紅葉期には観光客が増えることがあります。人気スポットには早い時間帯から向かうと余裕を持って楽しめます。
また、秋が深まるほど日没が早くなります。街灯の少ない山道を暗くなってから走らなくて済むよう、午前から昼に山間部を巡り、夕方には市街地や温泉へ戻る予定がおすすめです。
冬は雪道を前提として旅行を考える
冬の由利本荘市では、沿岸、市街地、山間部で積雪状況が大きく異なります。特に鳥海、矢島、東由利などへ向かう場合は、本格的な雪道を走る可能性があります。
冬用タイヤなど十分な装備を整え、悪天候時には無理に山間部へ向かわないことが重要です。法体の滝など冬季に通常の観光が難しくなる場所もあります。
宿泊地は翌日の目的地から逆算して選ぶ
公共交通を利用し、本荘市街地や由利高原鉄道を中心に楽しむなら羽後本荘駅周辺が便利です。鳥海山麓を中心に旅行するなら、山側の温泉宿や宿泊施設を利用する方法があります。
二泊以上できるなら、一泊目を本荘周辺、二泊目を鳥海山麓とするなど宿泊場所を変えると、広い市内を往復する時間を減らせます。
飲食店の営業時間と定休日を確認しておく
本荘市街地では比較的飲食店を探しやすいものの、山間部や郊外では選択肢が少なくなります。地方の飲食店では昼と夜の間に休憩時間があったり、夜の閉店が早かったりすることもあります。
目的の料理や店が決まっている場合には、旅行当日の営業状況を確認しておくのがおすすめです。
地域限定のお土産は見つけたときに購入する
松皮餅や地域の和菓子、農産加工品などは、すべての土産店で販売されているとは限りません。気になる商品を地域の直売所や菓子店で見つけたら、その場で購入を検討するのがおすすめです。
日本酒や乾麺など比較的探しやすい商品は、旅の後半にまとめて購入すると荷物を減らせます。
少額の現金を用意すると安心
キャッシュレス決済が広がっているものの、小規模な店舗や直売所などでは支払い方法が限られる場合があります。スマートフォンやクレジットカードだけに頼らず、少額の現金も用意しておくと安心です。
山間部ではATMをすぐに見つけられない可能性もあるため、事前に準備しておきましょう。
田園風景を撮影するときは農地や私有地へ入らない
由利本荘市には鳥海山と水田が重なる美しい風景が数多くありますが、田んぼや畑の多くは農家の方々が仕事をする場所です。写真撮影のために無断で農地へ入ったり、農道を車でふさいだりしないよう注意が必要です。
道路脇で撮影するときも、交通の妨げにならない安全な場所を利用しましょう。
一泊二日なら「市街地+鳥海山麓」が組みやすい
初めて由利本荘市へ行くなら、一日目を本荘市街地と由利高原鉄道、二日目を鳥海山麓とする旅程が分かりやすいでしょう。一日目は本荘公園や市街地を歩き、由利高原鉄道で矢島方面へ向かいます。
二日目は車で高原や法体の滝を巡り、道の駅や温泉へ立ち寄ります。海の景色を優先する場合は、鳥海山麓の代わりに西目・岩城方面へ向かうのもおすすめです。
二泊三日なら「本荘・矢島」「鳥海山麓」「日本海沿岸」という三つのテーマへ分けることができ、由利本荘市の山・里・海をバランスよく楽しめます。
雨の日の第二候補を準備しておく
自然景勝地が多い由利本荘市では、天候によって予定変更が必要になる場合があります。晴天なら鳥海山、法体の滝、高原、日本海沿岸を優先し、雨天なら鳥海山 木のおもちゃ館、文化施設、歴史施設、温泉、道の駅などへ切り替えると旅行を無駄にしません。
予定を固定し過ぎず、その日の空模様を見ながら柔軟に動くことが自然の多い地域を楽しむコツです。
急がず地域を一つずつ味わうことが由利本荘旅行の最大のポイント
由利本荘市の旅行では、観光スポットの数だけを追い求めないことが大切です。本荘公園をゆっくり歩く、由利高原鉄道から田園を眺める、矢島の町を散策する、鳥海山麓で深呼吸する、法体の滝の水音を聞く、道の駅で地元野菜を選ぶ、日本海の夕日を眺め、最後に温泉へ入る――こうした一つ一つの時間を丁寧につなげることで、由利本荘市らしい旅行になります。
鳥海山は見る場所によって山容が変わり、田園越し、高原越し、川越しなどさまざまな表情を見せます。同じように、海沿いと山間部、本荘市街地と矢島では、景色だけでなく暮らしや歴史の雰囲気まで異なります。
鳥海山の雄大さ、子吉川が育んだ田園、日本海の夕景、城下町の歴史、ローカル鉄道、昔ながらの郷土料理、各地域の温泉や道の駅。そのすべてを急いで消化するのではなく、季節や天候に合わせて一つずつ味わうことが、由利本荘市を満喫する最もおすすめの方法です。一度の旅行ですべてを見切ろうとせず、春、夏、秋、冬と季節を変えて再訪することで、前回とはまったく違う魅力に出会えるでしょう。
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