【都道府県】 宮城県
【市町村】 塩竈市
【面積】 17.37km2
【人口】 52,530人（2020年1月1日）
【人口密度】 3,024人/km2
【市役所】 宮城県塩竈市旭町1番1号
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概要
宮城県のほぼ中央に位置する市である。
太平洋の仙台湾に面し、塩釜港を中心とする港町および志波彦神社・鹽竈神社の鳥居前町としての性格がある。
「しおがま」という地名は「塩竈」「塩釜」「鹽竈」「鹽釜」と様々に表記されてきた。
市は1941年の市制施行より表記を「塩竈」に統一しているが、「竈」に代えて「釜」を用いた「塩釜」の使用も認められている。
市が作成する公文書では「塩竈」の表記が専ら用いられ、市民が「塩釜」と表記した場合などは「塩竈」と解釈したうえで受理している。
組織や団体の名称にも「塩竈」と「塩釜」の表記が混在しており、市はどの表記を用いるかを各団体に一任している。
市内の施設では塩釜駅や塩釜郵便局、宮城県塩釜高等学校などに「塩釜」の表記が見られ、県や国の機関もほとんどが「塩釜」の表記を使用している。
ただ、「塩」と「鹽」は新字体と旧字体の関係であるため字義が同じである一方、「釜」はナベカマの「かま」を意味し、「竈」は釜を乗せる「かまど」を意味するため、この両者は字義が異なる。
市名が鹽竈神社の社号に由来することから、市は「竈」を使い、「鹽」を常用漢字の字体に置き換えた「塩竈」を市名の表記に採用した。
画数が多く複雑な「竈」の字は、市の公式サイトでも筆順つきで紹介されている。
宮城県のほぼ中央、仙台市と松島の中間に位置し、仙塩地区の中心の1つとなっている。
松島湾と松島丘陵に囲まれており、平地のほとんどは埋立地である。
市街地は、埋立地が6割、丘陵地が4割という比率である。
太平洋戦争開戦直前の1941年（昭和16年）11月23日に市制施行し、塩竈は日本国内で187番目、宮城県内で3番目の市となった。
水産業が盛んで、生マグロの水揚げ、蒲鉾など魚肉練り製品の生産は日本一である。
また、1平方キロメートルあたりの寿司屋店舗数、人口あたりの寿司屋店舗数も日本一多い。
経済状況は厳しく、市のアーケード街ではシャッターを閉めて閉鎖した店舗が目立つ（シャッター商店街）。
観光による経済発展の為に設けられた旅客船ターミナル「マリンゲート塩釜」も、テナントが次々と撤退し赤字経営が続いている。
狭い可住地に密集して人が住んでいるため、ロードサイド店出店に適した土地がない。
そのため、減反政策で土地に余裕があった利府町や多賀城市にロードサイド店が多く進出するようになり、仙塩地区の商業の中心としての地位が奪われ、塩竈市中心部のみならず郊外部の商業も低迷している。
一方、2007年（平成19年）には本塩釜駅周辺の環境が一斉に整備され、同年5月、旧国鉄貨物ヤード跡地に「マックスバリュ」を核としたイオンタウン塩釜ショッピングセンターがオープンした（同年2月に閉店したジャスコ塩釜店の事実上の後継店。）。
また、食品スーパーのヤマザワが2010年（平成22年）4月3日に中の島地区に出店している。
●【高等学校】
塩釜高等学校
【中学校】
第一中学校、第二中学校、玉川中学校、浦戸中学校、第三中学校
【小学校】
第一小学校、第二小学校、第三小学校、月見ヶ丘小学校、杉の入小学校、玉川小学校、浦戸第二小学校
【JR東日本 東北本線、仙石東北ライン】
塩釜駅
【JR東日本 仙石線】
下馬駅 – 西塩釜駅 – 本塩釜駅 – 東塩釜駅
【道路】
国道45号、宮城県道3号塩釜吉岡線、宮城県道10号塩釜亘理線、宮城県道11号塩釜港線、宮城県道23号仙台塩釜線、宮城県道35号泉塩釜線、宮城県道58号塩釜七ヶ浜多賀城線
【名所・旧跡・観光スポット】
志波彦神社、鹽竈神社、鹽竈神社博物館、御釜神社、籬神社、浦戸諸島、塩釜漁港、塩釜仲卸市場、亀井邸、塩釜曲水、野田の玉川、母子石、長井勝一漫画美術館、塩竈市水産資料室、鹽竈神社博物館、タイムシップ塩竈歴史展示室、塩竈市杉村惇美術館、マリンゲート塩釜
【祭事・催事・イベント】
鹽竈神社帆手まつり、塩釜市民まつり、塩竈みなと祭
【名産】
マグロ、笹かまぼこ、板かまぼこ、ちくわ、はんぺん、さつまあげ、五目揚げ、お菓子（志ほがま、生どら）、日本酒（浦霞、於茂多加 男山）
【著名な出身人物】
大友康平（ミュージシャン（HOUND DOG））、佐藤正（漫画家）、島﨑信長（声優）、須藤賢一（キーボーディスト）、高橋瞳（歌手）、中原誠（将棋棋士）、西脇久夫（歌手（ボニージャックス））、藤公之介（作詞家）、平間至（写真家）、藤本信行（脚本家）、丸山正雄（アニメプロデューサー）、山寺宏一（声優）、YUKA（歌手）、若合春侑（作家）、相澤理子（パイロット）
