【都道府県】 島根県
【市町村】 仁多郡奥出雲町
【面積】 368.01km2
【人口】 11,758人(2020年6月1日)
【人口密度】 32人/km2
【町役場】 島根県仁多郡奥出雲町三成358番地1
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概要
島根県の東部、仁多郡の町。
島根県の東部の山間地域に位置し、中国山地の準平原面にあたる200m~400mの起伏の緩やかな山地が多いものの、横田・馬木・亀嵩・阿井などには広い盆地が発達している。
急峻な山地は県境付近と雲南市との境周辺に限られ、また町全体が豪雪地帯となっている。
一級河川である斐伊川の源流部にあたり、その支流として室原川、亀嵩川、大馬木川、三沢川、八代川、阿井川などがある。
主な山は南部地域に出雲地域の最高峰でもある猿政山(1267m)があり、その他船通山(1142m)、吾妻山(1238m)、鯛ノ巣山(1026m)などがある。
広島・島根県境付近では江の川水系と斐伊川水系の間に顕著な河川争奪地形が見られ、斐伊川水系側に急峻な地形が発達している(典型例:三井野原・平家平、上阿井王貫峠)。
このエリアは、豊かな自然に恵まれていることから比婆道後帝釈国定公園に指定されている。
町域の大部分は中生代白亜紀最末期から新生代第三紀の花崗岩をはじめとする深成岩体からなり、一部に白亜紀後期および第三紀の火山岩があり、わずかに中期中新世の堆積岩、第四紀の玄武岩などが露出する。
深成岩類の多くは深部風化のため真砂化(マサ化)しており、これより産する砂鉄を利用した「たたら製鉄」が盛んに行われた。
2005年(平成17年)3月31日に仁多町・横田町が合併して発足した。
日本で唯一玉鋼を製造する日刀保たたらがある。
2014年、町域全体に分布する製鉄場跡と棚田が「奥出雲たたら製鉄及び棚田の文化的景観」の名称で重要文化的景観として選定されている。
奥出雲の棚田は、製鉄に必要な砂鉄と木炭を確保するため山を切り崩し、その跡地地形を棚田に転用した二次産業(工業)から一次産業(農業)への変遷を物語るものである。
稲原・追谷・山県・小万歳・旭・大谷・雨川・真地・福頼(中丁と蔵屋の一部を含む)の各集落から成る。
2016年、日本遺産の「出雲國たたら風土記 ~鉄づくり千年が生んだ物語~」として安来市・雲南市とともに認定された。
●【名物・特産品】
仁多米、しまね和牛、仁多もち、奥出雲そば、雲州そろばん、椎茸、舞茸、包丁、出雲おろち大根、黒刀 月下の笹
【産業】
仁多米、たたら吹き、亀嵩算盤
【専門学校】
島根リハビリテーション学院、島根デザイン専門学校
【高等学校】
横田高等学校
【中学校】
仁多中学校、横田中学校
【小学校】
布勢小学校、三成小学校、高尾小学校、亀嵩小学校、阿井小学校、三沢小学校、鳥上小学校、横田小学校、八川小学校、馬木小学校
【JR西日本 木次線】
出雲八代駅 – 出雲三成駅 – 亀嵩駅 – 出雲横田駅 – 八川駅 – 出雲坂根駅 – 三井野原駅
【道路】
国道314号、国道432号
【道の駅】
奥出雲おろちループ、酒蔵奥出雲交流館
【名所・旧跡・観光スポット】
可部屋集成館、櫻井家住宅、櫻井氏庭園、亀嵩温泉、玉峰山荘、斐乃上温泉、鬼の舌震、岩屋寺、絲原記念館、日刀保たたら、奥出雲たたらと刀剣館、たたら角炉伝承館、JR亀嵩駅、鏡ヶ池、稲田神社、横田郷土資料館、雲州そろばん伝統産業会館、奥出雲多根自然博物館、志学荒神社、日本基督教団横田相愛教会、奥出雲おろち号
【著名な出身人物】
村上吉五郎(雲州そろばんの祖)、足立明(放送作家)