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【地方】:北海道地方
【都道府県】:北海道
【市町村】:札幌市中央区
【面積】:46.42km2
【総人口】:245,848人(2025年2月28日)

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●概要(掲載時)

◆ 都市の中心にして「札幌らしさ」の凝縮地
札幌市中央区は、北海道札幌市の10行政区のうちのひとつであり、**道内経済・文化の中枢機能を担う「首都的エリア」**として圧倒的な存在感を放っています。人口は約25万人を数え、政治・ビジネス・教育・観光の核がこのエリアに集中しています。
札幌市役所、北海道庁、主要企業の本社ビル、銀行の支店、大型百貨店、名門高校や大学、各国の領事館までがこの区域に立地し、名実ともに「札幌の頭脳」と言える区です。
市電(路面電車)が区内をぐるりと一周し、地下鉄南北線・東西線・東豊線も集約される交通の要衝でもあります。まさに、行政、経済、観光、交通、すべてが収束する都市のエンジンルームと言えるでしょう。

◆ 大通公園と時計台:札幌の象徴が並ぶ風景
札幌市中央区には、北海道を代表する観光名所が数多く集まっています。その象徴的存在が「大通公園」。全長約1.5kmにも及ぶこの緑豊かな公園は、札幌雪まつりやライラックまつり、YOSAKOIソーラン祭りなどの季節イベントの舞台としても知られ、地元民と観光客が交差する「都市のオアシス」です。
もうひとつの名所は「札幌時計台」。1878年に建てられたこの木造建築は、札幌農学校(現・北海道大学)の演武場として使用されていたもので、現在は札幌の歴史を物語るシンボルとなっています。「がっかり名所」などと呼ばれた時代もありましたが、近年ではレトロな佇まいと市街地とのコントラストがSNS映えするとして再評価が進んでいます。

◆ 地理的条件と都市構造:山と川に囲まれた都会
中央区の地形は、平坦で開けた市街地と、南部の山林地帯が共存しているのが特徴です。北側には石狩平野が広がり、南側には円山や藻岩山などの山々が控えています。区内を豊平川が流れ、自然と都市が絶妙なバランスで共存する地形を形づくっています。
このような地理条件により、高層ビルと自然風景が共存する都市美を生み出しており、「都会にいながら山や川を感じられる」稀有な環境を提供しています。都市型生活を送りながら、数分で登山口や森林浴スポットにアクセスできるという贅沢が叶うのです。

◆ 明治開拓からの成長:西洋都市設計の理念が息づく
札幌市中央区の歴史は、明治初期の開拓事業にその源流を持ちます。札幌が「北海道開拓の拠点」として選ばれたのは、豊かな水資源と広大な平地に加え、西洋型都市設計の導入に適していたからです。
明治政府の命を受けたお雇い外国人クラーク博士とホーレス・ケプロンが札幌の都市設計に関与し、碁盤の目のように整備された道路や、幅広の大通り、公園の配置はその名残です。特に中央区は、開拓使庁舎や官公庁街が集中していたため、北海道の近代化の最前線として発展を遂げてきました。

◆ 地名の謎と区画の変遷
現在の「中央区」が設置されたのは1972年、札幌市の政令指定都市移行にともなうもので、それ以前は単に「札幌市中心部」として括られていました。
なお「中央区」という名称は、全国の政令指定都市でほぼ共通に見られますが、札幌の場合は地理的にも機能的にも「真の中心」であるという意味で名づけられており、名実ともに中枢機能を担う区です。
円山、宮の森、旭ヶ丘など高級住宅街も含み、教育環境も良好で、地価は札幌市内でもトップクラス。いわば、札幌の「顔」と「心臓」が同居する都市空間が広がっています。

◆ 観光・文化のクロスポイント
中央区は、観光のハイライトが凝縮されているエリアでもあります。
円山動物園:市街地からわずかの距離にある都市型動物園。希少動物の繁殖にも成功しており、道民に愛される存在。
北海道神宮:開拓三神を祀る、道内随一の神社。初詣の人出は毎年20万人を超えます。
すすきの:日本有数の歓楽街。夜の街として有名ですが、近年はグルメタウンとしても発展し、ジンギスカンや海鮮丼を求める観光客も多いです。
札幌市資料館・札幌芸術の森:アートの香り漂う文化施設が点在しており、市民の創造活動も活発です。
このように、伝統とモダン、自然と都市、昼と夜の表情が豊かに重なり合うのが中央区の魅力なのです。

◆ 都市生活と自然回帰のバランス
札幌市中央区の大きな特徴は、「自然との共生」が非常に巧みに図られている点です。円山公園や中島公園、藻岩山などの自然地帯が市街地に隣接しており、都市に暮らしながら四季の変化を肌で感じられる生活が可能です。
特に藻岩山からの夜景は「日本三大夜景」にも数えられ、観光客だけでなく市民のデートスポットやリフレッシュ場所としても親しまれています。
加えて、札幌市電や地下鉄の整備により、車を持たずとも快適に暮らせる公共交通インフラの整備もポイントです。高齢者や学生、単身世帯にも優しい設計がされており、「住みたいまちランキング」で常に上位に食い込むのもうなずけます。

◆ 新しい文化の発信地:カフェ、アート、ファッション
中央区はまた、若者やアーティストによる「新しい札幌文化」の発信地でもあります。狸小路周辺や円山裏通りには、個性的なカフェ、セレクトショップ、ギャラリーが密集し、独自のライフスタイルを提案する街としても注目を浴びています。
札幌コレクションやサッポロショートフェストといったイベントも開催され、若者の感性が街の表情を彩っているのです。

◆ 中央区の未来と都市開発
近年、中央区では再開発が進んでおり、再開発ビルやタワーマンションの建設が相次いでいます。特にJR札幌駅周辺は、新幹線延伸を見越したインフラ整備が急ピッチで進められており、2030年代には「北海道新幹線の起点駅」としての機能を本格的に果たす予定です。
また、古いビルのリノベーションや歴史建築の保存活用にも積極的で、「古き良き札幌」と「未来都市札幌」が共存する風景を目指す動きが加速しています。

◆ おわりに:北海道の鼓動が聞こえる場所
札幌市中央区は、単なる行政区分のひとつではなく、北海道の歴史・文化・経済・未来が凝縮された「象徴的空間」です。観光地としての顔、ビジネスの拠点としての顔、生活の場としての顔、それぞれが独自の魅力を持ちながら重なり合い、訪れる者すべてを魅了します。
ここには、都市としての躍動感と、自然との調和という、北海道らしい二面性が見事に融合しています。札幌を知るなら、まずは中央区から。その存在感は、札幌の現在と未来を体現しているのです。

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●地域(掲載時)

◆ 大通西・大通東:都市の鼓動が響く心臓地帯
札幌の中心とも言える「大通」エリアは、街のシンボルである大通公園を軸に、西側と東側に分かれています。大通西側には商業ビルや官公庁が立ち並び、札幌のビジネスと行政の中枢を担います。一方、大通東はやや落ち着いた雰囲気があり、レトロなビルと新しい商業施設が入り混じるエリアです。
雪まつりをはじめとする祭典が繰り広げられる大通公園を中心に、日々多くの人が行き交い、札幌という都市が息づく拍動を感じる空間です。通勤・観光・買い物、どの目的にも応える「万能型ゾーン」といえるでしょう。

◆ すすきの:眠らない歓楽街、光と影が交差する夜の王国
日本でも屈指の歓楽街として知られる「すすきの」は、ネオンがまばゆい飲食と遊興の一大拠点。ジンギスカン、海鮮、ラーメンなど北海道の名物を味わえる店がひしめき、深夜まで賑わいが絶えません。
一方、近年ではスタイリッシュなバーやモダンカフェも登場し、かつての“昭和の夜”から、現代的で洗練された街へと進化を遂げています。観光客だけでなく地元の若者にも愛される、「札幌の夜の顔」です。

◆ 円山・宮の森:上質な暮らしが息づく丘の街
中央区の南西部に広がる円山(まるやま)・宮の森エリアは、洗練された住宅街として知られ、ハイセンスなカフェや雑貨店が点在する「大人の札幌」と称される地域です。
円山公園や北海道神宮が近くにあり、四季折々の自然に包まれながらゆったりとした暮らしが叶います。高台からの眺望も美しく、特に円山動物園と併設された自然散策路では、都市生活の中に静かな癒しが広がっています。

◆ 中島公園・幌平橋:文化と自然が重なる知的空間
中島公園周辺は、中央区の中でも独特の知性と文化が漂う地域です。園内には「北海道文学館」「キタラ札幌コンサートホール」などが立地し、文学・音楽・芸術といったクリエイティブな感性が息づく場となっています。
豊平川が近くを流れ、河川敷ではランナーや犬の散歩を楽しむ市民の姿も多く、静けさと賑わいが共存する稀有なゾーンです。

◆ 山鼻地区(南◯条西):生活と歴史が調和する下町風情
中央区南部の山鼻(やまはな)地域は、通称「南◯条西×丁目」といった町名で表され、碁盤の目のように規則正しい街並みが広がっています。この地域は古くからの住宅地であり、かつて屯田兵の入植地だったという歴史も抱えています。
いまでは小規模な飲食店、昔ながらの商店、地域密着の病院などが点在し、札幌における「人の暮らし」をじかに感じられるエリアです。街の近代化のなかでも、ほっとする時間が流れる場所として根強い人気を保っています。

◆ 伏見・旭ヶ丘:自然との一体感が心を包む住宅街
伏見・旭ヶ丘エリアは、円山のさらに南側、藻岩山の麓にあたる一帯で、緑の多い閑静な住宅街が広がります。坂道が多く、冬は雪に悩まされることもありますが、その分、抜群の景観と澄んだ空気、鳥のさえずりに包まれる生活が得られるという魅力があります。
藻岩山ロープウェイの麓にも近く、休日にはトレッキングや夜景を楽しむ家族連れやカップルでにぎわいます。まさに「自然とともに暮らす札幌」が具現化された地域です。

◆ 北一条西・南一条西:歴史建築とモダン都市の接点
北一条通や南一条通は、中央区の中心に位置しながら、歴史的建築物と新しいビル群が織り交ざる風景が広がる場所です。札幌市資料館や旧永山邸など、明治・大正の香りを残す建物が並ぶ一方、現代的なオフィスビルも建ち並び、「札幌の過去と未来が交差する通り」として多くの人の関心を集めています。
ここには文化庁の有形文化財も多く指定されており、都市散策や歴史探訪の舞台としても最適なエリアです。

◆ 二条市場・狸小路:市民と観光客が交わる商人の通り
狸小路商店街は全長約900mに及ぶアーケード型の商店街で、北海道随一の「観光×地元利用」のハイブリッド商圏となっています。老舗の乾物屋からトレンドのスイーツ店までが立ち並び、レトロと最新が混在するエネルギッシュなショッピング街です。
そのすぐ近くには、札幌の台所「二条市場」があり、早朝から新鮮な魚介を求める人々でにぎわいます。カニやウニを目当てにした観光客と、いつもの刺身を買いに来た地元民が同じ店に並ぶ光景は、札幌らしい暮らしと観光の共存の象徴でもあります。

◆ 桑園・北五条:再開発が進む未来志向の都市拠点
札幌駅から西に広がる「桑園(そうえん)」や「北五条」エリアは、かつては物流や工場地帯として知られていましたが、近年では大型マンション、大学キャンパス、ショッピングモールなどが進出し、新しい暮らしの拠点として急成長しています。
札幌市立大学、JR桑園駅、イオン桑園などが集まり、ファミリー層を中心に**「便利で暮らしやすい都市型居住地」**として注目を集めています。未来の中央区を牽引するエリアのひとつです。

◆ 札幌駅前・北三条:都市機能の集積地、札幌の玄関口
JR札幌駅に直結する駅前エリアは、言わずと知れた札幌の顔。高層ビルが林立し、再開発も盛んで、新幹線延伸に備えた工事も進行中です。
地下歩行空間(チ・カ・ホ)は市民と観光客の移動を支える通路でありながら、ギャラリーやイベントスペースとしても機能しています。百貨店、ホテル、行政施設、文化施設がこのエリアに集中し、「札幌で何かを始めたい」と思ったら、まずこのエリアが選ばれるほどの影響力を持つ拠点です。

◆ 南十四条・南二十二条西など:街と山の中間にひっそり息づく生活空間
中央区の最南端に近いこれらのエリアは、観光やビジネスの喧騒から一歩離れた、落ち着いた暮らしの場。坂の多い地形ながら、緑と人情が残る住宅エリアであり、長年暮らす地元住民のつながりも深いのが特徴です。
昭和の香りを残す木造家屋や、個人経営のパン屋、古書店などがひっそりと存在し、中央区のなかでも「時間がゆっくり流れる」空気を感じさせてくれます。

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●代表的な観光スポット(掲載時)

★札幌市時計台(さっぽろしとけいだい)
概要:​明治時代に建てられた木造の洋風建築で、札幌のシンボル的存在。内部は資料館として公開されています。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄大通駅から徒歩約5分​
必要な費用:​大人200円、小中学生無料​

★大通公園(おおどおりこうえん)
概要:​市街地の中心を東西に貫く全長約1.5kmの公園。四季折々の花々やイベントが楽しめます。​
おすすめの観光時期:​春から秋(花壇が美しい)、冬(イルミネーション)​
フォートラベル

アクセス方法:​地下鉄大通駅直結​
必要な費用:​無料​

★さっぽろテレビ塔
概要:​地上約90mの展望台から市街地を一望できるランドマーク。夜景もおすすめです。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄大通駅から徒歩約1分​
必要な費用:​大人1,000円、小中学生500円​

★中島公園(なかじまこうえん)
概要:​自然豊かな広大な公園で、池や日本庭園、文学館などがあります。​
おすすめの観光時期:​春(桜)、秋(紅葉)​
アクセス方法:​地下鉄中島公園駅からすぐ​
必要な費用:​無料​

★円山動物園(まるやまどうぶつえん)
概要:​多様な動物が飼育されており、家族連れに人気のスポットです。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄円山公園駅から徒歩約15分​
必要な費用:​大人800円、中学生以下無料​

★北海道神宮(ほっかいどうじんぐう)
概要:​北海道の総鎮守として、多くの参拝者が訪れる神社です。​
おすすめの観光時期:​春(桜)、初詣​
アクセス方法:​地下鉄円山公園駅から徒歩約15分​
必要な費用:​無料​

★二条市場(にじょういちば)
概要:​新鮮な海産物や北海道の特産品が並ぶ市場。食事処も充実しています。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄大通駅から徒歩約10分​
必要な費用:​入場無料(飲食・購入は別途)​

★サッポロファクトリー
概要:​ショッピングモールやレストラン、映画館が集まる複合施設。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄バスセンター前駅から徒歩約5分​
必要な費用:​入場無料(各施設利用は別途)​

★札幌市役所展望回廊
概要:​市役所の高層階にある無料の展望スペース。市街地を一望できます。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄大通駅から徒歩約5分​
必要な費用:​無料​

★狸小路商店街(たぬきこうじしょうてんがい)
概要:​全長約1kmのアーケード商店街。土産物店や飲食店が並び、雨天でも快適に買い物が楽しめます。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄すすきの駅から徒歩約5分​
必要な費用:​入場無料(買い物・飲食は別途)​

★北海道庁旧本庁舎(赤れんが庁舎)
概要:​明治時代に建てられたアメリカ風ネオバロック様式の建物で、赤レンガの外観が特徴的です。​内部は資料館として公開されており、北海道の歴史を学ぶことができます。​
おすすめの観光時期:春から秋(庭園の花々が美しい)​
アクセス方法:JR札幌駅から徒歩約10分​
必要な費用:​無料​

★札幌芸術の森
概要:​自然と芸術が融合した広大なアートパークで、彫刻作品が点在しています。​美術館や工房もあり、芸術体験が楽しめます。​
おすすめの観光時期:​春から秋(屋外展示が快適に楽しめる)​
アクセス方法:​地下鉄南北線真駒内駅からバスで約15分​
必要な費用:​施設により異なる(美術館は大人700円程度)​

★札幌市資料館
概要:​大正時代に建てられた旧札幌控訴院を利用した建物で、札幌の歴史や文化に関する展示が行われています。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄西11丁目駅から徒歩約5分​
必要な費用:​無料​

★札幌市天文台
概要:​市民向けの天文施設で、望遠鏡を使った観察会や展示が行われています。​星空観察に最適なスポットです。​
おすすめの観光時期:​冬(空気が澄んで星が見えやすい)​
アクセス方法:​地下鉄円山公園駅からバスで約10分​
必要な費用:​無料​

★札幌市民交流プラザ
概要:​コンサートホールや図書館、ギャラリーなどが入る複合施設で、市民の文化活動の拠点となっています。​
おすすめの観光時期:​通年​
アクセス方法:​地下鉄大通駅から徒歩約5分​
必要な費用:​施設により異なる(図書館は無料)​

★札幌市中央図書館
概要:​豊富な蔵書を誇る市立図書館で、静かな環境で読書や調べ物ができます。​
おすすめの観光時期:​通年(特に雨天時の観光に最適)​
アクセス方法:​地下鉄西11丁目駅から徒歩約10分​
必要な費用:​無料​

★札幌市水道記念館
概要:​札幌の水道の歴史や仕組みを学べる施設で、子ども向けの体験コーナーも充実しています。​
おすすめの観光時期:​夏(涼しい館内で学習ができる)​
アクセス方法:​地下鉄円山公園駅からバスで約15分​
必要な費用:​無料​

★札幌市豊平館
概要:​明治時代に建てられた洋風建築で、国の重要文化財に指定されています。​内部は当時の雰囲気を再現した展示が行われています。​
おすすめの観光時期:​春から秋(庭園の花々が美しい)​
アクセス方法:​地下鉄中島公園駅から徒歩約5分​
必要な費用:​大人300円、高校生以下無料​

★札幌市中央卸売市場
概要:​新鮮な海産物や野菜が集まる市場で、場外市場では一般客も買い物や食事を楽しめます。​
おすすめの観光時期:​通年(特に朝の時間帯がおすすめ)​
アクセス方法:​地下鉄二十四軒駅から徒歩約10分​
必要な費用:​入場無料(飲食・購入は別途)​

★札幌市中央区役所展望ロビー
概要:高層階にある展望ロビーからは、札幌市街地を一望できます。

★北大植物園(北海道大学植物園)
概要:札幌の都心にありながら、四季折々の自然が息づく貴重な緑のオアシス。植物園としては日本でも指折りの歴史を持ち、明治期の面影を残す建築物も見どころ。散策路のそばにはエゾリスが姿を見せることも。
おすすめの観光時期:5月~10月(草花や高山植物が見頃)
アクセス:地下鉄さっぽろ駅またはJR札幌駅から徒歩10分ほど
必要な費用:大人420円、高校生以下は無料

★札幌駅前通地下歩行空間(チ・カ・ホ)
概要:大通から札幌駅までを地下でつなぐ通路。アート展示やイベントスペースもあり、通勤・通学の足であると同時に、観光客にとっても天候に左右されない快適な散策ルートとして重宝されている。
おすすめの観光時期:冬期(積雪時でも移動が楽)
アクセス:札幌駅または大通駅直結
必要な費用:無料

★札幌市こども人形劇場こぐま座
概要:日本初の常設人形劇場として1976年に開館。ファミリー層に人気で、道内外の人形劇団の公演が定期的に行われる。
おすすめの観光時期:通年(特に休日や長期休暇シーズン)
アクセス:地下鉄中島公園駅から徒歩3分
必要な費用:公演により異なる(500円~1,000円程度)

★すすきのラーメン横丁
概要:札幌ラーメンの聖地とも称されるラーメン専門店街。味噌ラーメンはもちろん、塩や醤油、創作系まで多彩な味が並び、深夜でもにぎわいを見せる。
おすすめの観光時期:通年(特に冬の夜、体が温まる)
アクセス:地下鉄すすきの駅から徒歩2分
必要な費用:ラーメン一杯900円~1,200円程度

★創成川公園
概要:市の中心を流れる創成川沿いに整備された親水公園。ベンチや芝生が整備され、春の桜や秋の紅葉が美しく、散歩にぴったりなロケーション。
おすすめの観光時期:春(桜並木)、秋(紅葉)
アクセス:地下鉄バスセンター前駅から徒歩3分
必要な費用:無料

★札幌グランドホテル(創業記念ギャラリー)
概要:北海道初の本格的洋式ホテル。ロビー内には開業当時の資料や写真が展示された小さなギャラリースペースもあり、歴史好きに人気。
おすすめの観光時期:通年(ホテル見学にも)
アクセス:地下鉄大通駅または札幌駅から徒歩5分
必要な費用:見学無料(宿泊・喫茶利用は別途)

★大倉山展望台(中央区山鼻西)
概要:実際のジャンプ台を利用した展望施設で、札幌市内と石狩湾を一望。冬季にはジャンプ大会の開催もあり臨場感抜群。
おすすめの観光時期:晴天時(特に夜景は圧巻)
アクセス:地下鉄円山公園駅からバスで約20分+リフト5分
必要な費用:展望台リフト往復1,000円前後

★札幌もいわ山ロープウェイ
概要:標高531mの藻岩山へ向かう空中の旅。展望台からは「日本新三大夜景」にも選ばれた息を呑む絶景が広がる。
おすすめの観光時期:春~秋の夕暮れ、冬の澄んだ夜空
アクセス:地下鉄ロープウェイ入口駅から無料シャトルバス+ロープウェイ
必要な費用:ロープウェイ往復1,800円(中学生以上)

★北海道立近代美術館
概要:北海道ゆかりの芸術家の作品から現代アートまで幅広く展示。館内は静かで落ち着いた雰囲気が漂う。
おすすめの観光時期:通年(特に企画展開催時)
アクセス:地下鉄西18丁目駅から徒歩5分
必要な費用:常設展は大人510円、高校生250円

★札幌プリンスホテル展望レストラン
概要:地上28階の回転式展望レストラン。360度回転しながら食事ができ、札幌市内を見渡せる贅沢な空間。
おすすめの観光時期:夜景がきれいな冬や初夏の晴れた日
アクセス:地下鉄西11丁目駅から徒歩10分
必要な費用:ランチ2,000円~、ディナー5,000円~

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●主な交通手段(掲載時)

◆地下鉄
札幌市営地下鉄は、南北線、東西線、東豊線の3路線が運行しており、市内の主要エリアを網羅しています。特に中央区内では、大通駅が全路線の交差点となっており、観光スポットへのアクセスが非常に便利です。​
運行時間: 6時台から0時台まで​
運賃: 大人210円から380円、子供110円から190円​
お得な乗車券:
地下鉄専用1日乗車券: 大人830円、子供420円​
ドニチカキップ(土日祝日限定): 大人520円、子供260円​
これらの乗車券を利用することで、1日中地下鉄を自由に乗り降りでき、観光に非常に便利です。 ​

◆市電(路面電車)
札幌市電は、中央区内を環状運転しており、観光名所へのアクセスに適しています。​特に、すすきの、狸小路、西4丁目などの停留場は観光客にとって便利な位置にあります。​
運行時間: 6時台から23時台まで​
運賃: 大人200円、子供100円(均一料金)​
お得な乗車券:
どサンこパス: 1日乗り放題で大人500円、子供250円​
市電を利用すれば、街並みを楽しみながら移動できるため、観光気分を一層高めてくれます。 ​

◆路線バス
中央区内には多数の路線バスが運行しており、地下鉄や市電がカバーしきれないエリアへのアクセスに便利です。​主要なバスターミナルは札幌駅前や大通周辺に集中しており、観光スポットへの直行便も多数あります。​
運賃: 距離に応じて変動(初乗り210円程度)​
お得な乗車券:
バス専用1日乗車券: 大人750円、子供380円​
地下鉄・バス共通1日乗車券: 大人1,000円、子供500円​
これらの乗車券を活用することで、経済的かつ効率的に観光地を巡ることができます。 ​

◆定期観光バス
観光名所を効率的に巡りたい場合、定期観光バスの利用がおすすめです。​北海道中央バスが運行する定期観光バスは、季節に応じた多彩なコースを提供しており、ガイド付きで観光地を巡ることができます。​
主なコース:
さっぽろ午前観光コース: 白い恋人パーク、大倉山ジャンプ競技場、場外市場などを巡る半日コース​
北海道中央バス 定期観光バス
北海道中央バス 定期観光バス
さっぽろ午後観光コース: 大倉山ジャンプ競技場、羊ヶ丘展望台などを巡る半日コース​
料金: コースにより異なりますが、4,000円前後が一般的です。​
事前予約が必要な場合が多いため、公式サイトで詳細を確認し、予約を行うことをおすすめします。 ​

◆タクシー・ハイヤー
プライベートな移動を希望する場合、タクシーやハイヤーの利用が便利です。​中央区内には多数のタクシー会社があり、主要な駅やホテル、観光スポット周辺で容易に利用できます。​
料金: 初乗り運賃は約670円(1.5kmまで)で、その後は距離に応じて加算されます。​
観光タクシーとして、時間貸し切りのサービスを提供している会社もあり、効率的に観光地を巡ることが可能です。 ​

◆レンタカー
自由な移動を求める場合、レンタカーの利用も一つの選択肢です。​中央区内には多数のレンタカー会社があり、札幌駅周辺や主要ホテル近くで営業しています。​
料金: 車種やレンタル時間によりますが、コンパクトカーで1日あたり5,000円前後が目安です。​
ただし、中央区内は交通量が多く、一方通行や駐車場の確保が課題

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●代表的な名物・名産品・特産品(掲載時)

★白い恋人(石屋製菓)
概要:​サクサクのラングドシャにホワイトチョコレートをサンドした、札幌を代表する銘菓。1976年の発売以来、多くの人々に愛されています。 ​
価格帯:​12枚入りで約800円前後。​

★生ノースマン(千秋庵)
概要:​パイ生地で北海道産の生クリームとあんこを包んだ和洋折衷のスイーツ。​ふんわりとした食感と優しい甘さが特徴です。 ​
価格帯:​1個あたり約200円。​

★北海道開拓おかき(北菓楼)
概要:​北海道産の海産物を使用した風味豊かなおかき。​昆布しょうゆ味など、バリエーションも豊富です。 ​
価格帯:​1袋(170g)で約500円。​

★札幌タイムズスクエア(菓か舎)
概要:​ふわふわのスポンジでカスタードクリームを包んだ洋菓子。​小豆餡入りのバリエーションもあります。 ​
価格帯:​1個あたり約150円。​

★ポテトチップチョコレート(ロイズ)
概要:​塩味の効いたポテトチップスにチョコレートをコーティングした、甘じょっぱい味わいがクセになるスナック。​
価格帯:​1箱(190g)で約800円。​

★じゃがポックル(カルビーポテトファーム)
概要:​北海道産じゃがいもを使用したスティックタイプのスナック。​サクサクとした食感と素材の旨味が楽しめます。​
価格帯:​1箱(180g)で約800円。​

★マルセイバターサンド(六花亭)
概要:​レーズンとホワイトチョコレートをバタークリームでまとめ、ビスケットでサンドした濃厚な味わいのスイーツ。​
価格帯:​5個入りで約700円。​

★スープカレー
概要:​札幌発祥のスパイシーなスープ状のカレー。​野菜やチキンなど具材が豊富で、専門店も多数存在します。​
価格帯:​店舗での飲食は1,200円~1,800円程度。​レトルト商品は約500円~。​

★札幌ラーメン
概要:​濃厚な味噌スープと中太ちぢれ麺が特徴の札幌ラーメン。​多くの老舗や人気店が集まっています。​
価格帯:​店舗での飲食は800円~1,200円程度。​お土産用は約600円~。​

★サッポロクラシック(サッポロビール)
概要:​北海道限定販売の生ビール。​麦芽100%のコクとキレのある味わいが特徴です。​
価格帯:​350ml缶で約250円。​

★鮭ルイベ漬け(佐藤水産)
概要:​新鮮な鮭を特製のタレに漬け込んだ逸品。​ご飯のお供や酒の肴に最適です。​
価格帯:​1瓶(200g)で約1,500円。​

★松前漬け(佐藤水産)
概要:​数の子、昆布、するめを特製のタレで漬け込んだ北海道の伝統的な珍味。​
価格帯:​1パック(200g)で約1,200円。​

★北海道熊もなか(佐藤堂)
概要:​熊の形をした最中の中に、ピスタチオ餡とこし餡を詰めたユニークな和菓子。​季節限定のフレーバーも登場します。​
トリップドットコム 公式サイト|航空券・ホテル・列車予約ならTrip.com
価格帯:​1個あたり約300円。​

★Ribbonナポリン(サッポロ飲料)
概要:北海道限定の炭酸飲料。オレンジ風味の甘さと爽やかさが特徴です。

★札幌農学校クッキー(きのとや)
概要:北海道大学の旧称「札幌農学校」の名を冠した、サクサクした食感と素朴な甘さが特徴のミルククッキー。北海道産小麦とバターを使い、自然な風味が広がります。お土産としての定番人気。
必要な費用:12枚入りでおよそ700円~1,000円前後。

★雪印パーラー スノーロイヤルバニラアイスクリーム
概要:かつて昭和天皇のために特別開発された、極めて濃厚でクリーミーなバニラアイス。札幌駅近くの本店で食べられ、冷凍宅配も可能。北海道の乳製品文化の粋が詰まった一品。
必要な費用:1カップ(120ml程度)で約450円、本店のパフェは1,000円前後。

★さっぽろチーズタルト(きのとや)
概要:焼き立てにこだわったクリーミーなチーズタルト。中はとろとろ、外はさっくり。店舗によっては工房一体型で焼きたてが味わえるのも魅力。
必要な費用:1個200~250円、6個セットで約1,300円。

★北海道産ジンギスカン(松尾ジンギスカンなど)
概要:柔らかなラム肉に甘辛の特製タレが染み込んだ、北海道のソウルフード。中央区の飲食店では新鮮な炭火焼スタイルで楽しめます。
必要な費用:1人前1,500円~2,000円程度。テイクアウト用パックは1袋1,200円前後。

★札幌かにめし弁当(札幌駅構内・駅弁店)
概要:カニの身をたっぷり敷き詰めた豪華な駅弁。タラバやズワイ、毛ガニなどバリエーションもあり、旅行客に人気。
必要な費用:1個あたり1,100円~1,800円(内容により変動)

★北海道限定 ハスカップジュエリー(もりもと)
概要:北海道に自生するハスカップの酸味を、クッキー生地とホワイトチョコで包み込んだ贅沢な焼き菓子。おしゃれな個包装で女性に人気。
必要な費用:6個入りで1,300円~1,500円前後。

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●人気のお土産(掲載時)

★白い恋人(石屋製菓)
概要:​サクサクのラングドシャクッキーにホワイトチョコレートをサンドした、北海道を代表する銘菓。​
価格帯:​12枚入りで約800円前後。​

★マルセイバターサンド(六花亭)
概要:​レーズンとホワイトチョコレートをバタークリームでまとめ、ビスケットでサンドした濃厚な味わいのスイーツ。​
価格帯:​5個入りで約700円。​

★じゃがポックル(カルビー)
概要:​北海道産じゃがいもを使用したスティックタイプのスナック。サクサクとした食感と素材の旨味が楽しめます。​
価格帯:​1箱(180g)で約800円。​

★生キャラメル(花畑牧場)
概要:​口の中でとろけるような食感のキャラメル。濃厚なミルクの風味が特徴です。​
価格帯:​12粒入りで約850円。​

★ポテトチップチョコレート(ロイズ)
概要:​塩味の効いたポテトチップスにチョコレートをコーティングした、甘じょっぱい味わいがクセになるスナック。​
価格帯:​1箱(190g)で約800円。​

★ノースマン(千秋庵)
概要:​パイ生地で北海道産の小豆あんを包んだ和洋折衷のスイーツ。​
価格帯:​1個あたり約200円。​

★札幌農学校クッキー(きのとや)
概要:​北海道産小麦とバターを使用した、サクサクとした食感のミルククッキー。​
価格帯:​12枚入りで約700円。​

★おもっちーず(わらく堂)
概要:​もちもちとした食感のチーズケーキ。和と洋の融合が楽しめます。​
価格帯:​1個あたり約300円。​

★白いバウムTSUMUGI(石屋製菓)
概要:​ホワイトチョコレートを練り込んだ、しっとりとした食感のバウムクーヘン。​
価格帯:​1個あたり約1,500円。​

★月寒あんぱん(月寒あんぱん本舗)
概要:​薄い生地でこしあんを包んだ、素朴な味わいの和菓子。​
価格帯:​1個あたり約150円。​

★札幌カタラーナ(みれい菓)
概要:​濃厚なカスタードプリンを冷凍したスイーツ。表面のカラメルが香ばしい。​
価格帯:​1個あたり約1,200円。​

★チーズオムレット(スナッフルス)
概要:​ふんわりとした食感のチーズケーキ。口の中でとろけるような味わい。​
価格帯:​8個入りで約1,300円。​

★バトンクッキー(ロイズ)
概要:​薄く焼き上げたクッキーにチョコレートをコーティングした、軽い食感のスイーツ。​
価格帯:​25枚入りで約800円。​

★とうきびチョコ(ホリ)
概要:​フリーズドライのとうもろこしにチョコレートをコーティングした、サクサクとした食感のお菓子。​
価格帯:​1箱(10本入り)で約500円。​

★札幌スープカレーラーメン(さっぽろ純連)
概要:​スープカレーの風味を再現したインスタントラーメン。ピリッとした辛さが特徴。​
価格帯:​1食あたり約300円。​

★鮭ルイベ漬け(佐藤水産)
概要:​新鮮な鮭を特製のタレに漬け込んだ逸品。ご飯のお供や酒の肴に最適。​
価格帯:​1瓶(200g)で約1,500円。​

★松前漬け(佐藤水産)
概要:数の子・スルメ・昆布などを甘辛の特製だれで漬け込み、時間をかけて熟成させた北海道の伝統珍味。コリコリとした食感と海の旨味が凝縮された味わいは、ご飯のお供にも酒の肴にも最適で、長く愛される逸品。
必要な費用:200g前後で1,200円~1,600円。

★札幌おかき Oh!焼とうきび(YOSHIMI)
概要:札幌大通公園の夏の名物「焼とうきび(焼きトウモロコシ)」の香ばしさを、カリカリのおかきで再現。焦がし醤油の香りととうもろこしの甘みが絶妙に合わさり、お茶請けにもビールのおつまみにもぴったり。
必要な費用:1袋(180g前後)で約700~800円。

★札幌カリーせんべい カリカリまだある?(YOSHIMI)
概要:「スープカレーの風味をせんべいに」がコンセプトの個性派スナック。スパイシーでクセになるカレー風味の薄焼きせんべいで、一度食べ始めると手が止まらなくなるとの声多数。ネーミングのユーモアも人気の理由。
必要な費用:1袋(20枚前後)で約650円。

★北海道ワイン札幌オリジナルボトル(北海道ワイン株式会社)
概要:札幌市内限定で販売される「さっぽろオリジナル」ラベルのワイン。道産葡萄を使ったフルーティーな味わいが特徴で、赤・白・ロゼとバリエーションも豊富。観光記念にふさわしい洗練されたデザイン。
必要な費用:1本(720ml)で1,200円~2,000円程度。

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●代表的な食文化・ご当地グルメ(掲載時)

◆海の幸が主役「札幌海鮮丼文化」
札幌中央区では、新鮮な魚介類を贅沢に盛りつけた海鮮丼が観光客にも地元民にも高い人気を誇っています。特に二条市場やさっぽろテレビ塔周辺では、朝獲れのウニ・イクラ・ホタテ・カニが並ぶ丼ぶりが並び、目にも舌にも贅沢な体験を提供してくれます。漁港から直送される素材は、鮮度・甘み・旨みが段違い。シャリの上に宝石のように輝く魚介が乗る姿は、まさに「北の味覚のモザイク画」といえるでしょう。

◆香ばしさとコクが絶品「札幌味噌ラーメン」
全国的にも名高い「札幌味噌ラーメン」は、中央区の食文化を象徴する一品。濃厚な味噌ベースのスープにバターやコーン、チャーシューが溶け合い、深みのある味わいを生み出します。狸小路やすすきのには、老舗から新進気鋭のラーメン店が軒を連ね、寒い冬に身も心も温めてくれる味覚として親しまれています。また、季節限定でスパイスを加えた「辛味噌」などのアレンジも登場し、ラーメンの進化系も楽しめるのが札幌スタイル。

◆庶民派グルメの代表格「ジンギスカン」
羊肉を鉄板で焼いて食べる「ジンギスカン」は、北海道全体で親しまれている郷土料理ですが、中央区にもその名店が多数存在します。特に中島公園周辺や狸小路では、七輪でじっくり焼くスタイルの老舗も人気。ラム肉の脂がじゅわっと炭火に滴り、立ち上る香ばしさが食欲をかき立てます。クセがなくヘルシーでありながら、食べ応えのあるジンギスカンは、観光客のリピート率も非常に高いグルメです。

◆都会の真ん中で味わう「札幌スープカレー」
今や全国区の人気を誇る「スープカレー」は、1990年代後半から札幌でブームとなった新しい食文化。その発祥の地である中央区には、数多くのスープカレー専門店が点在しています。鶏や豚の旨味をベースに、クミンやターメリックなど数十種類のスパイスを使ったスープは、滋味深く体を内側から温めてくれます。ごろごろと大きくカットされた野菜も特徴で、ヘルシー志向の女性や海外からの観光客にも愛されています。

◆甘くてふわふわ「札幌のパンケーキ文化」
意外かもしれませんが、札幌中央区は“パンケーキの街”としても知られています。特に大通・円山エリアには、おしゃれなカフェが集まり、芸術的なビジュアルのパンケーキを楽しめます。地元産のミルクや小麦を使い、厚みのあるふわふわの生地にベリーやクリームをたっぷりトッピング。味はもちろん、写真映えするビジュアルからSNS世代の若者にも絶大な支持を受けています。

◆市場直結の味「札幌寿司文化」
札幌の寿司といえば「回らない」だけではありません。中央区には、地元民に支持される立ち食い寿司やお得なランチ握りが揃っており、特に地元のサラリーマンや観光客でにぎわいます。ネタはもちろん北海道産。マグロやサーモン、ホタテといった王道のほか、日替わりで変わる「地物三昧」のようなラインナップも楽しめ、鮮度と価格のバランスに優れています。

◆大人の夜にぴったり「すすきのの居酒屋文化」
中央区の夜の顔といえば、やはり「すすきの」。夜の歓楽街として全国的にも有名ですが、その一方で食に対するこだわりが強く、美味しい地酒と地元の食材を使った料理を楽しめる居酒屋が揃っています。旬の海鮮を使った炉端焼き、創作料理、北海道産チーズを使ったメニューなど、ただの「飲み屋街」とは一線を画すグルメエリア。飲み歩きツアーのように、何軒もはしごする楽しみ方も一般的です。

◆おやつに最適「札幌スイーツの新定番」
甘党の心をくすぐるスイーツも札幌中央区では豊富です。たとえば、地下街オーロラタウンや百貨店のデパ地下では、ローカルパティスリーの焼き菓子やプリン、シュークリームが手軽に手に入ります。特に、北海道産のミルクや小麦、卵を活かした素材重視のスイーツが多く、旅行客のお土産としても重宝される存在です。カフェ文化が根付いている札幌では、スイーツとコーヒーでほっと一息つく時間が市民の間でも大切にされています。

◆冬こそ食べたい「おでんと鍋文化」
厳しい寒さを乗り越えるために、札幌中央区では冬の鍋料理やおでんも根強い人気を誇っています。具材には北海道ならではのタラやホッケ、ジャガイモ、白菜、さらに札幌名物「ラーメンサラダ」を加える店も。味噌ベースのダシを使った鍋料理は、体の芯から温まり、観光シーズンの冬には外国人観光客の間でも大好評。隠れ家的な割烹や居酒屋では、ひとり鍋も気軽に楽しめます。

◆朝食文化も侮れない「札幌のモーニング事情」
観光客向けのホテルが集中する中央区では、朝食に力を入れているレストランも数多く存在します。和洋折衷のバイキングでは、焼き魚やいくら、味噌汁などの和風から、パンケーキ・ソーセージ・サラダの洋風まで選択肢が広がります。特にホテルブレックファーストでは「朝から海鮮丼」など、贅沢なメニューが話題になっており、“朝活”観光を支える新しい食文化となっています。

まとめ:味わい尽くす、札幌中央区のグルメ旅
札幌市中央区は、海・山・大地の恵みを巧みに活かしたグルメがぎっしり詰まった地域です。ラーメンやジンギスカンといった名物に加え、進化するスープカレーやカフェ文化、地元密着の市場グルメまで、旅人の五感を満たしてくれる味覚のワンダーランド。グルメを目的に旅する価値がある、それが札幌中央区の食の魅力です。

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●代表的な祭・イベント(掲載時)

★さっぽろ雪まつり
概要:​1950年から続く冬の祭典で、大通公園を中心に巨大な雪像や氷像が展示されます。​国内外から多くの観光客が訪れる国際的なイベントです。​
観光時期:​毎年2月上旬(例年2月5日~11日)​
维基百科,自由的百科全书

アクセス:​地下鉄南北線・東西線「大通駅」下車すぐ​
費用:​入場無料(飲食やグッズ購入は別途)​

★さっぽろライラックまつり
概要:​札幌の花「ライラック」の開花に合わせて開催される祭りで、大通公園ではライラックの展示や音楽イベントが行われます。​
観光時期:​毎年5月中旬​
アクセス:​地下鉄南北線・東西線「大通駅」下車すぐ​
費用:​入場無料(飲食や物販は別途)​

★YOSAKOIソーラン祭り
概要:​全国から集まった踊り子たちが、鳴子を手にエネルギッシュな踊りを披露する祭りです。​市内各所でパレードやステージ演舞が行われます。​
観光時期:​毎年6月上旬(例年6月上旬の5日間)​
アクセス:​地下鉄南北線・東西線「大通駅」下車すぐ​
費用:​観覧無料(一部有料席あり)​

★北海道神宮例祭(札幌まつり)
概要:​北海道神宮の例祭で、神輿行列や山車が市内を練り歩きます。​中島公園では多くの屋台が並び、賑わいを見せます。​
観光時期:​毎年6月14日~16日​
アクセス:​地下鉄東西線「円山公園駅」下車、徒歩15分​
費用:​入場無料(飲食や物販は別途)​

★さっぽろ夏まつり
概要:​大通公園で開催される夏の祭りで、ビアガーデンや盆踊り、狸まつりなど多彩なイベントが行われます。​
観光時期:​毎年7月中旬~8月中旬​
アクセス:​地下鉄南北線・東西線「大通駅」下車すぐ​
費用:​入場無料(飲食や物販は別途)​

★すすきの祭り
概要:​札幌の歓楽街・すすきので開催される祭りで、露店やステージイベントが楽しめます。​
観光時期:​毎年8月上旬​
アクセス:​地下鉄南北線「すすきの駅」下車すぐ​
費用:​入場無料(飲食や物販は別途)​

★狸まつり
概要:​狸小路商店街で開催される祭りで、パレードやステージイベント、屋台などが楽しめます。​
観光時期:​毎年7月下旬​
アクセス:​地下鉄南北線・東西線「大通駅」下車、徒歩5分​
費用:​入場無料(飲食や物販は別途)​

★北海盆踊り
概要:​大通公園で開催される盆踊り大会で、地元の人々や観光客が一緒に踊りを楽しみます。​
観光時期:​毎年8月中旬​
アクセス:​地下鉄南北線・東西線「大通駅」下車すぐ​
費用:​入場無料(飲食や物販は別途)​

★札幌オータムフェスト
概要:​北海道各地の食材や料理が集まるグルメイベントで、大通公園で開催されます。​
観光時期:​毎年9月中旬~10月上旬​
アクセス:​地下鉄南北線・東西線「大通駅」下車すぐ​
費用:入場無料

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●特性(掲載時)

◆北海道の「顔」としての存在感:中央区の地政学的強み
札幌市中央区は、北海道庁・札幌市役所・各種官公庁の庁舎が集積する政治的な核であると同時に、金融機関・メディア本社・商業施設・観光名所が集まり、北海道の“頭脳”とも“心臓”とも言える場所です。
中心業務地区(CBD)としての機能
大通公園を中心に、企業の本社機能や経済交流の舞台が展開されており、北海道の経済活動の司令塔とも言える存在。地下歩行空間(チカホ)などの都市基盤の整備により、冬でも快適な移動が可能で、多くのビジネスマンと観光客が行き交います。
観光と経済の融合
大通、すすきの、円山といった観光地と商業地が密集しており、「働く・遊ぶ・暮らす」が一体化した都市空間を形成。これは地方都市では極めて珍しく、中央区ならではのスケール感と密度を生んでいます。

◆歴史が刻まれた街並みと、新しさの共存
中央区には、北海道開拓期からの歴史が濃く刻まれています。時計台や旧道庁赤れんが庁舎に象徴されるような明治・大正時代の建築と、再開発で生まれた高層ビルが肩を並べる、過去と未来が調和する風景が魅力です。
札幌の“始まり”を担った街
開拓使が設置され、街の基礎が作られたのがまさにこの中央区。「碁盤の目状」に区画された道路、計画的に整備された街路樹や水路など、北海道全体の都市設計のモデルとなったのがここでした。
円山エリアの文教的な風土
円山地区には高級住宅街と文化施設(北海道神宮・円山動物園など)が融合しており、教育水準の高さや文化的成熟度を反映しています。街を歩けば、学びと自然が共鳴する空気が漂います。

◆「道産子言葉」と札幌らしい方言の柔らかさ
札幌市中央区で日常的に耳にする言葉には、北海道らしい柔らかい響きと、独特の語彙が存在します。共通語に近い印象を持たれがちですが、実際には細やかな方言文化が残っています。
代表的な方言例
「なまら」=とても、非常に(例:「なまら寒いね」)
「したっけ」=それじゃ、またね(別れの挨拶)
「押ささる」=無意識にボタンが押される(自発的でない動作)
「わや」=めちゃくちゃ、混乱(例:「会議がわやだった」)
方言の特徴
札幌の方言は、東北地方(特に南部・津軽弁)の影響を強く受けつつも、道内他地域に比べて“標準語寄り”であるため、聞き取りやすく、柔らかさがあると評されます。

◆自然との距離が近い都市:都市と山と川のコントラスト
中央区の驚くべき特徴のひとつが、「都市でありながら自然と隣り合う」という都市設計。円山原始林や藻岩山、創成川などが、日常生活のすぐそばに存在しています。
藻岩山から見下ろす夜景
ロープウェイで登る藻岩山からは、札幌市街が一望できます。眼下に広がる碁盤の目の街並みと、遠くに光る石狩湾は、まさに“自然と都市の共演”です。
円山原始林で感じる季節の移ろい
市街地のすぐ隣にありながら、国の天然記念物にも指定される豊かな森が広がり、市民の散歩道や小学生の遠足コースとして親しまれています。

◆近隣エリアとの関係性:都市機能と生活圏の接続
札幌市中央区は、南区・西区・東区・北区などに囲まれ、各エリアとの役割分担が明確に形成されています。中央区が「頭脳」であるなら、周辺地域は「手足」として機能し、それぞれが相互に支え合っています。
南区(定山渓方面)との関係
温泉地帯として知られる定山渓は、中央区民の“週末の癒し処”として親しまれています。中央区から車で約1時間とアクセスも良好で、温泉観光と都市生活がリンクする好例です。
北区・東区との連携
学術・行政・工業拠点が集まる北・東エリアとは通勤・通学圏としての関係が強く、地下鉄南北線・東西線などで日々人々が行き来しています。
西区(琴似方面)との都市連携
発展著しい西区の琴似地区とは、商業施設や住宅地を通じて“もう一つの中心街”として接続され、互いに人流・物流を補完する関係にあります。

◆中央区が担う“北海道の窓口”としての役割
道外からの旅行者・移住者が最初に接する北海道、それが中央区です。空港からのアクセス、観光インフォメーション、宿泊施設の充実度は、北海道観光全体を支える基盤でもあります。
空港連携の拠点性
新千歳空港からのアクセスの利便性により、札幌駅—大通—すすきの間のトライアングルゾーンは、旅行の起点・終点として最適なロケーションとなっています。
国際対応の先進性
英語・中国語・韓国語など多言語表記の案内板やメニュー、免税店の充実など、海外からの観光客にも優しいインフラが整っており、「北海道の顔」としての自負が感じられます。

◆札幌の未来を形作る“生活者のまなざし”
ビジネスや観光にとどまらず、「住む場所」としても注目されている中央区。教育・医療・交通・文化施設が高度に集積しながらも、自然や人情が失われていない点が、多くの人々を引き寄せています。
若い世代やファミリー層の流入
子育て支援施設や私立校・インターナショナルスクールが充実しており、子育て環境としても評価が高い。近年はファミリー層の移住も増加しています。
シニア層にもやさしい都市環境
バリアフリー化された公共空間や、医療機関の集中が高齢者の安心感を支えています。雪国ならではの生活支援サービスも拡充され、老後を快適に過ごせる街としても注目されています。

◆終わりに:中央区は“北海道の縮図”であり続ける
札幌市中央区は、北海道全体の風土・文化・発展をギュッと凝縮したような空間です。都市と自然、過去と未来、道産子の言葉と世界への玄関口——このすべてが共存し、響き合うことで、唯一無二の魅力を放っています。
中央区は、単なる「中心地」ではありません。「北海道らしさとは何か」を、日々私たちに語りかけてくる街なのです。

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●過去に人気だった店(掲載時)

★五番館(ごばんかん)百貨店:戦後の夢と憧れが詰まった「モダンの象徴」
かつての札幌駅前にそびえ立っていた百貨店「五番館」。1950年開業という、戦後復興の象徴ともいえる存在で、札幌における“デパート文化”の幕開けを担った存在です。
ガラス張りの外観に憧れた若者たち
地下の食品売場は「食の冒険空間」だった
北海道初のエスカレーター導入も話題に
2009年に営業を終了し、跡地は現在の「札幌エスタ」や新駅ビル構想へと引き継がれていきました。市民の記憶には、“あの頃のデパート”として懐かしさと共に残り続けています。

★ピヴォ(PIVOT):すすきのの入口に灯る若者文化の発信地
大通駅直結のファッションビル「ピヴォ」は、2000年代の札幌の“ストリートカルチャー”の中心地として一時代を築きました。スケートボード、アート、ストリートブランドの黎明期を支えた存在です。
原宿カルチャーのローカル展開地
地元アーティストの展示・イベントも開催
喫茶店「タリーズ」が「ピヴォの顔」として長年定着
ファッションや音楽の流行がこのビルから波及していった時代は、札幌カルチャーの“青春期”を象徴する風景といえるでしょう。

★西武札幌店:道産子の「憧れ」が詰まった百貨店の巨星
現在のノルベサ付近にかつて存在していた「西武札幌店」は、関東資本による洗練された高級デパートとして、1980年代〜90年代にわたり札幌市民の“憧れの象徴”でした。
ハイブランドが一堂に会する「札幌モードの殿堂」
クリスマスシーズンのイルミネーションは風物詩
グルメ街には東京有名店も出店し、話題を呼んだ
2009年に閉店。その後も“西武ロス”を感じる市民は少なくありません。今も語られるのは、「あの階段を上る高揚感」そのものでした。

★サンデパート:円山の地元密着型ショッピングの象徴
地下鉄円山公園駅前にあった「サンデパート」は、ローカル色が強く、生活者の目線で親しまれたショッピングビル。大型チェーンとは違った温かみのある施設でした。
八百屋や洋品店が並ぶ昭和レトロな雰囲気
地元民が「ちょっと寄っていく」感覚で通った場所
近隣の高齢者にとっては交流と買い物の場でもあった
惜しまれつつ閉館したのちも、円山の街角に残るノスタルジックな風景の一部として語り継がれています。

★オーロラタウン・ポールタウン:地下に息づく札幌のもう一つの顔
地下鉄大通駅周辺に広がる「地下街オーロラタウン」「ポールタウン」は、悪天候の多い札幌において、地上と並ぶ都市活動の中枢です。
札幌らしい地下都市文化の確立
ローカルグルメや手芸店、古書店などが混在
“地下歩行空間(チカホ)”の開業とともに再注目
一度は老朽化や再開発の波にのまれかけましたが、リニューアルと新世代テナントの導入により、“令和の地下街”として再評価されています。

★ススキノ会館:娯楽と映画の香り漂う、かつての夜の社交場
現在の「MEGAドン・キホーテすすきの店」の前身にあたる「ススキノ会館」は、映画館・パチンコ・ボウリング場・喫茶店などが集まった“昭和の大人の遊園地”的複合施設でした。
洋画を楽しんだ後、最上階でナポリタン
夜のネオンが道内一煌びやかだった
地下のカラオケバーはサラリーマンの憩いの場
バブル期を頂点にその役割を終えた後も、札幌市民にとって「大人になったら行ってみたかった場所」として記憶に残る存在です。

★ジャスマックプラザ:癒しと贅沢を融合させた“街中の温泉”
現在も営業中ながら、誕生当初から独自の存在感を放ち続けているのが「ジャスマックプラザ」。すすきののど真ん中にありながら、天然温泉・ホテル・レストラン・宴会場を備えた都市型リゾートです。
ビジネスマンが「出張のご褒美」に利用
冬の観光客には「極寒後の楽園」として人気
高級料亭や和装イベントなど、非日常の演出
温泉旅館と都市ホテルを合体させたような発想は、札幌の新しい観光・宿泊スタイルの先駆けでした。

★よし乃本店(味噌ラーメン):札幌ラーメン文化の“影の立役者”
札幌駅南口近くにかつてあった「よし乃本店」は、こってり濃厚な味噌ラーメンで知られ、老若男女に愛された存在でした。道東・旭川発祥の支店ではあるが、札幌の味として定着していました。
ニンニクとラード香るスープがクセになる
スーツ姿のサラリーマンがランチに集結
味噌+もやし山盛りの王道スタイル
惜しまれながら閉店した今も、「最後の一杯」を語るファンは多く、札幌味噌ラーメンの名店史に名を刻んでいます。

★アカシヤ:昭和から続く喫茶店文化の重鎮
大通公園の裏通りにひっそりと佇んでいた「喫茶アカシヤ」は、札幌の純喫茶文化を語るうえで欠かせない老舗。分厚いトーストとブレンドコーヒー、重厚な木製インテリアが“時代の残り香”を演出していました。
朝から常連が新聞片手にコーヒータイム
クリームソーダが大人気
ジャズが静かに流れる空間で、時間がゆっくりと流れる
現在は惜しくも閉店していますが、文筆家や演劇関係者の交流の場でもあった同店の記憶は、今も札幌の文化人の語り草となっています。

終章:変わりゆく街と、消えない“記憶の商店街”
札幌市中央区は、時代の変化とともに店舗や施設が姿を変え、栄枯盛衰を繰り返してきました。しかしそれらの一つ一つは、確かに誰かの人生の1ページに存在し、記憶のなかで生き続けています。
街が変わっても、そこに刻まれた思い出は消えることはありません。「あのお店、懐かしいね」という一言が、街のアイデンティティを今もそっと支えているのです。

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●過去の出来事(掲載時)

◆時計台が鳴らなかった日:札幌市民が見た「沈黙の象徴」
札幌の象徴ともいえる「札幌時計台」。しかし、1996年、定期的に鳴り響いていた鐘の音が突然止まるという事件が起こりました。原因は内部の機械の経年劣化。
長年“当たり前”だった鐘の音が消えた
修復までの1週間、札幌はまるで心臓が止まったかのよう
市民から「音のない時計台は寂しい」という声が殺到
わずか数日間の沈黙でありながら、市民の心理に大きな影響を与えた出来事でした。改修後、再び鐘が鳴り始めた瞬間、多くの人が涙をこぼしたといいます。

◆雪まつりの中止と復活:白いキャンバスに描かれた希望
毎年2月に開催される「さっぽろ雪まつり」は、中央区・大通公園を主会場に世界的に知られるイベント。しかし2021年、新型コロナウイルスの影響により、戦後初の“雪像なし”開催に。
通常は200万人を超える来場者がゼロに
市民制作の小型雪像も中止となり、街が静まり返った
翌年、縮小ながらも再開されたことに希望の声が多数
“ただの観光イベントではない”と再認識された雪まつり。市民の誇りと連帯感を象徴する存在であることが、失われたときにこそ浮かび上がりました。

◆オリンピックの風、再び:1972年冬季五輪とその記憶
1972年に開催された札幌冬季オリンピック。中央区内には関係施設や祝賀会場が多く置かれ、札幌市民にとっても“夢のような日々”が訪れました。
市内が五輪カラー一色になり、テレビは特別編成に
大通公園ではスケート選手のパレードが行われた
北海道の「雪と氷」が世界中に認知された瞬間
この大会は、札幌を「北の地方都市」から「世界に開かれた都市」へと格上げした象徴的出来事でした。のちに2030年冬季五輪招致の動きにつながっていくほど、その余韻は大きかったのです。

◆札幌市役所屋上火災(1988年):高層庁舎に走った緊張
1988年のある晩、札幌市役所(中央区北1条)で屋上火災が発生。職員がまだ多く残っていた時間帯で、地域に一時的な混乱をもたらしました。
屋上の看板設置工事に伴う漏電が原因と判明
消火活動は深夜に及び、市庁舎の避難マニュアルが初めて本格運用された
「公務員が逃げ遅れたら洒落にならない」と当時話題に
被害は最小限に抑えられたものの、札幌市の防災意識を高めるきっかけとなり、その後の公共施設の火災訓練強化にもつながりました。

◆地下街チカホ開通(2011年):札幌の「新しい動脈」
大通と札幌駅を結ぶ全長約520メートルの地下歩行空間「チカホ(札幌駅前通地下歩行空間)」が2011年に開業。冬の寒さを避けて快適に歩ける空間として、一気に市民の生活に溶け込みました。
冬の外出=苦痛、という常識が大きく変化
地下イベントやストリートライブの場としても活用
地下街オーロラタウン・ポールタウンとの接続で新たな都市動線が完成
当初は「使う人いるの?」という懐疑の声もあったものの、今や“札幌生活の不可欠な動脈”として定着。時代の変化に応じたインフラの進化例といえます。

◆札幌駅前通の大規模再開発とサツエキ変貌
近年、札幌駅南口を中心にした再開発が一気に進行。JRタワーや大丸札幌店に加え、新たな複合高層ビル「北5西1・西2地区」整備計画がスタートしました。
高層タワーと文化複合施設が一体化する都市空間へ
駅直結の劇場・ホールが誕生予定
駅周辺が「滞在型の観光拠点」へと進化中
この再開発の動きは、中央区の未来像を大きく塗り替えるものであり、「通過点」だった札幌駅が「集まる場所」へと変わろうとしています。

◆1982年の大通公園爆破未遂事件:平和の象徴に影を落とした衝撃
1982年の夏、大通公園に置かれていた不審物から爆発物が発見され、大事件として報道されました。幸い大事には至らなかったものの、当時の市民に衝撃を与えた事件でした。
札幌夏祭り開催期間中で人出が多かったタイミング
公園整備中の工事機材にまぎれて設置されていた
犯人は特定されず“未解決事件”として記録に残る
大通=安心安全というイメージを覆した象徴的な事件であり、防犯カメラ設置・巡回強化の流れにつながる契機にもなりました。

◆札幌で初のLGBTパレード開催(2014年):多様性の第一歩
2014年、中央区大通公園にて札幌で初めてのLGBTプライドパレードが開催され、約1000人以上の参加者が集まりました。北海道におけるジェンダー多様性啓発の先駆けとなる出来事でした。
レインボーフラッグが大通に鮮やかに舞った日
「偏見なき街へ」市民・議員・学生が一丸に
翌年以降、札幌市は全国初の同性パートナーシップ制度導入へ
中央区は単なる“都市の中心”にとどまらず、“価値観の中心”にもなっていることを証明した象徴的なイベントでした。

◆1997年の北海道拓殖銀行破綻と大通の混乱
札幌市中央区に本店を構えていた「北海道拓殖銀行(拓銀)」が、1997年11月に経営破綻。当時の日本国内では戦後最大の銀行破綻となり、道内経済にも深刻な影響を与えました。
大通周辺の経済機能が一時的に麻痺
預金者の列が延々と続いた異様な風景
拓銀ビルの前に報道陣が集結し、全国ニュースの常連に
現在も中央区に残る“拓銀ビル”の存在は、札幌経済の浮き沈みを語るシンボルとなっています。

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